• 天気:晴れ
  • 気温:23度
  • 観客:不明人

450クラス

450クラス ジェット・ローレンスがステップアップ初戦で完全優勝(1位/1位)!

  • 天気:晴れ
  • 気温:23度
  • 観客:不明人

今季のアウトドア開幕戦は、例年と少し趣が異なっている。AMAスーパークロスとAMAプロモトクロスに、ポストシーズン3戦(9月9日/シャーロット、9月16日/ジョリエット、9月23日/ロサンジェルス)を加え、スーパーモトクロス(SMX)ワールドチャンピオンシップとして統合されることになったからだ。パラにあるFOXレースウェイでは、これまでに消化してきたスーパークロス17戦を含めて「スーパーモトクロス第18戦」という表現も耳にした。ひとことで言えば、インドア17戦+アウトドア11戦+ポストシーズン3戦=スーパーモトクロス31戦という改革が、ドラスティックに進行中なのである。
 改革の一端としては、今大会からスタート地点にメタルグリッドが導入されたことが挙げられる。これまでAMAプロモトクロスでは、スタートゲートの手前が土かコンクリートだったが、世界選手権モトクロスやAMAスーパークロスに続いて、メタルグリッドの標準化が実現した。スーパークロスで用いられる金網とは形状が異なるため、ライダーはスタート時の感触を確認する作業に余念がなかった。
 タイムクオリファイでポールポジションを獲得したのは、450=ジェット・ローレンス(ホンダ)2分20秒539、250=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)2分21秒308。ローレンスは250から450にステップアップ早々、予選時から存在感を示していた。
 450クラスのヒート1は、そのローレンスのホールショットで始まった。すぐ後ろにはディラン・フェランディス(ヤマハ)、チェイス・セクストン(ホンダ)、クーパー・ウェブ(KTM)、アーロン・プレシンガー(KTM)が控えていた。トップのローレンスは、スタートから5分で5秒のリードを蓄えて独走。後続の接戦を尻目に、早々とレースの主導権を握った。
 セカンドグループ内のバトルは、2位争いと4位争いに分かれて激化していった。ちょうどハーフウェイポイントに差しかかる頃、セクストンがフェランディスをかわしたが、レースリーダーのローレンスからは10秒以上のビハインドで、後半の追撃も及ばなかった。ローレンス、セクストン、フェランディスの順でチェッカーフラッグが振られる。終始ホットだった4位争いは、プレシンガーが喫した2度のクラッシュにより、ウェブが物にした。
 450クラスのヒート2でも、ホールショットのローレンスを先頭に、セクストン、フェランディス、ウェブ、プレシンガーが追いかける形となった。このヒートではローレンスが独走態勢に持ち込めず、セクストンとの差は1秒前後で推移した。3位のフェランディス以下は徐々に引き離され、優勝の行方はローレンスとセクストンの一騎打ちに委ねられた。
 後半に入って緊迫感を増したトップ争いは、ラスト2周でローレンスのミスによって0.7秒差まで接近したが、セクストンの逆転には至らないままチェッカーとなる。ローレンスは450クラスでの初戦を見事なパーフェクト(1位/1位)で飾った。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda 36:51.755 Dunlop ユーザー
2位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +10.082 Dunlop ユーザー
3位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +17.150 Dunlop ユーザー
4位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +21.203 Dunlop ユーザー
5位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +29.788 Dunlop ユーザー
6位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +1:05.273 Dunlop ユーザー

450 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda 36:31.195 Dunlop ユーザー
2位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +01.008 Dunlop ユーザー
3位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +44.969 Dunlop ユーザー
4位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +49.353 Dunlop ユーザー
5位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +1:45.747 Dunlop ユーザー
6位 65 G・ハーラン Manluk Rock River Yamaha +1:50.199 Dunlop ユーザー


  • 天気:晴れ
  • 気温:23度
  • 観客:不明人

250クラス

ハンター・ローレンスが総合優勝(3位/1位)を飾る!

  • 天気:晴れ
  • 気温:23度
  • 観客:不明人

250クラスのヒート1では、ホールショットのジャリク・スウォール(ハスクバーナ)をかわした下田丈(カワサキ)が、オープニングラップからトップに躍り出た。背後にはRJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、マックス・ボーランド(KTM)、トム・ビアル(KTM)。3周目にはハンプシャーに先行を許した下田が、その後の転倒によって5位まで後退。レースは、ハンプシャーの独走状態となった。
 下田は再スタート後、9周目には3位まで挽回したが、背後にはスタート10位から這い上がってきたハンター・ローレンス(ホンダ)が迫っていた。昨年最終戦以来となる因縁の対決が再燃したが、ファイナルラップでかわされた下田は4位でゴール。トップスリーはハンプシャー、ボーランド、ローレンスの順でチェッカーを受けた。
 250クラスのヒート2では、ローレンスがホールショットを決め、ビアル、ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)、ギレム・ファレス(ヤマハ)をリードした。下田はオープニングラップ15位と出遅れながらも、前半のうちにトップ10まで挽回。さらにポジションアップを図った。
 独走態勢を築いたローレンスの後方では、ビアル対ディーガンのバトルがヒートアップ。中盤9周目にはディーガンが2位に浮上したが、12秒先行していたローレンスには届かない。ローレンスは独走優勝によって、オーバーオールウィナー(3位/1位)となった。下田は6位まで挽回してフィニッシュした。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 36:52.523 Dunlop ユーザー
2位 34 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +06.126 Dunlop ユーザー
3位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +07.287 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +10.234 Dunlop ユーザー
5位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +17.409 Dunlop ユーザー
6位 238 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +18.617 Dunlop ユーザー

250 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda 36:59.798 Dunlop ユーザー
2位 238 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +08.446 Dunlop ユーザー
3位 128 T・ビアル Red Bull KTM KTM +13.549 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +27.122 Dunlop ユーザー
5位 88 G・ファレス Monster Energy Star Racing Yamaha +30.178 Dunlop ユーザー
6位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +33.993 Dunlop ユーザー