- 天気:晴れ
- 気温:20度
450クラス
ジェット・ローレンスが連勝記録を伸ばす完全優勝(1位/1位)!
昨シーズン同様、南カリフォルニアのパラでAMAプロモトクロスが開幕。2年目のスーパーモトクロス(SMX)ワールドチャンピオンシップ(SX×17戦+MX×11戦+SMX×3戦)は、アウトドアに舞台を移した後半戦に突入した。会場のFOXレースウェイは、コロナとサンディエゴを結ぶ15号フリーウェイから内陸に入った台地にあり、近隣のテメキュラ、メニフィー、エスコンディードなどに住むライダーにとっては、普段から練習場として馴染みのあるコースだ。
比較的平坦な地形にあるハイスピードセクションは、ストレートとビッグジャンプで構成され、一番奥のエリアにはアップ&ダウンヒルとスイッチバックコーナーが待ち構える。プロモトクロスシーズンは30~40度の酷暑に苛まれるラウンドが多いが、5月のカリフォルニアは過ごしやすく、今大会は最高気温も20度止まりだった。
早朝から実施されたクオリファイングセッションの結果は、450=ジェット・ローレンス(ホンダ)=2分18秒467、250=リーバイ・キッチン(カワサキ)=2分22秒285。予選結果には排気量格差というよりも、ディフェンディングチャンピオンの実力が表れていた。
450クラスのヒート1は、J・ローレンスのホールショットで始まった。背後につけたハンター・ローレンス(ホンダ)は、アーロン・プレシンガー(KTM)にかわされたが、2台は僅差のまま序盤の2位争いを演じる。ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、ジャスティン・バーシア(ガスガス)、ディラン・フェランディス(ホンダ)からなる4位以下のグループは、徐々に引き離されていった。
ハーフウェイポイントを過ぎる頃には、J・ローレンスの独走状態が固まる。9周目には、H・ローレンスが2位に浮上。6秒以上のギャップを埋めることはできなかったが、ローレンス兄弟による1-2フィニッシュが達成された。
450クラスのヒート2では、ホールショットのH・ローレンスをかわし、J・ローレンスがオープニングラップからトップに躍り出た。背後に続くのは、チェイス・セクストン(KTM)、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)。いずれもヒート1で不運な転倒を喫していたが、ここでは順調な滑り出しを見せた。序盤の10分間は、セーフティリードを得たJ・ローレンスが支配していたが、やがてH・ローレンスがスパートを開始すると、兄弟によるトップ争いが激化した。
レース後半は、2位に入れ替わったセクストンとの接近戦が繰り広げられたが、J・ローレンスが逃げ切り総合優勝(1位/1位)。H・ローレンスが2位(2位/3位)、セクストンが3位(4位/2位)という表彰台になった。ディフェンディングチャンピオン、J・ローレンスのウィニングストリークは、昨年の開幕戦以来24連勝となった。
Photo: MX Sports Pro Racing
450 Heart1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 1 J・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | 36:10.854 | |
2位 | 96 H・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | +05.058 | |
3位 | 7 A・プレシンガー | Red Bull KTM | KTM | +11.774 | |
4位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | +26.371 | |
5位 | 32 J・クーパー | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +31.656 | |
6位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +1:05.109 |
450 Heart2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 1 J・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | 36:13.282 | |
2位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | +01.349 | |
3位 | 96 H・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | +41.368 | |
4位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +46.576 | |
5位 | 14 D・フェランディス | Phoenix Racing | Honda | +1:01.816 | |
6位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +1:14.753 |