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450クラス

セクストンが450チャンピオンに決定! ダンロップ15年連続完全制覇!

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GNCC(グランドナショナルクロスカントリー)ATVチャンピオン、ボブ・スローンのニックネームにちなんで命名された、アイアンマン・レースウェイ。GNCCの会場として定着していたアイアンマンだが、2014年にAMAプロモトクロスが招致されると、オールラウンドなオフロードコースとして認知度がさらに高まった。

 近年はレイアウトの見直しが頻繁に行われてきたが、今年の変更点はスタート地点の移設とウッズセクションの追加だ。リニューアルによって、1コーナーが従来の右90度から左180度へと変わったが、これにはスタート直後の多重クラッシュを減らす狙いがある。林の中へ導かれたウッズセクションは、ワシューガルのように日向と日陰の明暗差に対する順応力が問われる難所となった。

 クオリファイングセッションでは、450=チェイス・セクストン(KTM)2分10秒843、250=ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)2分11秒522が最速。レイアウト変更によって、昨年より20秒以上長いラップタイムとなった。
 450クラスのヒート1は、フィル・ニコレッティ(ヤマハ)のホールショットで始まった。リーダーは1周目ハンター・ローレンス(ホンダ)、2周目にアーロン・プレシンガー(KTM)、5周目にはセクストンと入れ替わった。イーライ・トマック(ヤマハ)を含め、上位4台が後続を引き離す展開になったが、周回を重ねるごとにセクストンのリードが広がる。最終的にプレシンガーを振り切って優勝したセクストンが、ヒート2を待たずに450クラス初タイトルを獲得した。

 450クラスのヒート2では、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)がホールショットを決めたが、セクストン、プレシンガーに先行を許した。その後3~4位には、H・ローレンス、トマックが浮上し、ヒート同様の上位陣となった。ハーフウェイポイントに差しかかる頃には、チームメイト同士によるトップ争いに決着が付き、セクストンがプレシンガーを突き放して完全優勝(1位/1位)を収めた。
 両クラスのチャンピオンが確定した結果、ダンロップは15年連続(2010~2024)でAMAスーパークロス&モトクロス選手権を全クラス制覇(SX450/SX250イースト/SX250ウエスト/MX450/MX250)した。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 35:49.787 Dunlop ユーザー
2位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +04.822 Dunlop ユーザー
3位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +07.444 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +11.528 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +1:04.080 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +1:10.653 Dunlop ユーザー

450 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 35:47.027 Dunlop ユーザー
2位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +26.167 Dunlop ユーザー
3位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +33.480 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +53.195 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +1:07.598 Dunlop ユーザー
6位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +1:08.975 Dunlop ユーザー


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250クラス

ビアルが総合優勝(1位/4位)!

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250クラスのヒート1では、トム・ビアル(KTM)がホールショットを決め、チャンス・ハイマス(ホンダ)、ジョーダン・スミス(ヤマハ)、リーバイ・キッチン(カワサキ)が続いた。前戦でチャンピオンになったばかりのディーガンは、転倒により1周目29位と出遅れた。
ビアルがセーフティリードを築く一方で、セカンドグループでは接戦が続き、250に乗り換えたケン・ロクスン(スズキ)が4位に浮上。後半になると、2位争いはスミスvsキッチンの一騎打ちとなったが、ラスト2周で逆転。ビアル、キッチン、スミスの順でチェッカーを受けた。

 250クラスのヒート2、オープニングラップのオーダーは、ビアル、ハイマス、ライダー・ディフランセスコ(ガスガス)、マックス・アンスティ(ヤマハ)。注目のディーガンは、スタート5位から、2周目3位、4周目には2位へと躍進した。ビアル、ディーガン、ハイマスによる三つ巴のバトルが延々と続く。残り9分を切った10周目に、ディーガンとハイマスが前に出た。3位に後退したビアルは、確実にオーバーオールを獲るためにスローダウン。結果的にビアルが総合優勝(1位/4位)を果たし、ディーガンは4位(11位/1位)でポディアムを逃した。

 AMAプロモトクロスの全11戦が終了した今、ポストシーズンが2週間後に控えている。シャーロット(9/7)、フォートワース(9/14)、ラスベガス(9/21)で開催される、スーパーモトクロスファイナル3連戦によって、真のチャンピオンが選ばれる。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM 36:23.461 Dunlop ユーザー
2位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +04.466 Dunlop ユーザー
3位 31 J・スミス Monster Energy Star Racing Yamaha +07.617 Dunlop ユーザー
4位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +12.814 Dunlop ユーザー
5位 29 T・マスタプール Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +15.163 Dunlop ユーザー
6位 48 C・ハイマス Team Honda HRC Honda +16.376 Dunlop ユーザー

250 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 36:20.180 Dunlop ユーザー
2位 48 C・ハイマス Team Honda HRC Honda +06.641 Dunlop ユーザー
3位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +20.449 Dunlop ユーザー
4位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +26.505 Dunlop ユーザー
5位 34 R・ディフランセスコ Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +33.863 Dunlop ユーザー
6位 29 T・マスタプール Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +40.355 Dunlop ユーザー