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450クラス

セクストンがパーフェクト! ジェット・ローレンスは負傷離脱!

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シリーズのハーフウェイマークに差しかかったAMAモトクロス界に、ジェット・ローレンス(ホンダ)の負傷というニュースが駆け巡った。J・ローレンスは、第5戦サウスウィックと第6戦レッドバッドの間の火曜日、プライベート練習コースのドッグパウンドで転倒し、左手親指の靱帯を傷めてしまったのだ。J・ローレンスはフロリダからコロラドに飛び、数年前にケン・ロクスン(当時ホンダ)を救ったスポーツ整形外科の権威、ステッドマン・クリニックで手術を受けた。AMAプロモトクロスからは離脱するJ・ローレンスだが、9月のSMXプレイオフにはカムバックする予定だ。
 450クラスで展開中だった三つ巴のタイトル争いは、これでハンター・ローレンス(ホンダ)対チェイス・セクストン(KTM)の一騎打ちに変わったが、戦場となるレッドバッドは例年通り、The 4th of July(アメリカ独立記念日)を祝う高揚感に満ちていた。コース創立50周年という節目だった昨年は、スタートから1コーナーまでに昔のレイアウトがリバイバル企画として採用されていたが、今回は2018年のモトクロス・オブ・ネイションズ以降のスタート位置に戻された。
 タイムクオリファイでポールポジションを獲得したのは、450=セクストン=2分04秒902、250=トム・ビアル(KTM)=2分09秒229。両者の間には4秒強の差があるが、これは主に難所の登り3連ジャンプ「ラロッコズ・リープ」を飛び越せるか否かなど、排気量格差によるライン取りの違いに起因するものだった。
 450クラスのヒート1(30分+2周)は、H・ローレンスのホールショットで始まった。背後にはアーロン・プレシンガー(KTM)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)がつけていたが、スタート5位だったセクストンが、10分すぎには2位までポジションを上げた。レース中盤以降は、H・ローレンスとセクストンのトップ争いが、3位以下に大差をつけるほど白熱。テールトゥノーズのバトルが延々と繰り広げられたが、ラスト2周の大詰めでH・ローレンスが単独転倒。このハプニングでリーダーが入れ替わり、セクストン、H・ローレンスの順でフィニッシュした。
 450クラスのヒート2では、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)がホールショットを決め、オーストラリアからスポット参戦しているカイル・ウェブスター(ホンダ)が続いた。3周目からはセクストンがリーダーとなり、6周目にはプレシンガーが2位に浮上。レッドプレートのH・ローレンスは、オープニング7位から挽回し、ハーウェイポイントでは4位までアップした。
 レース後半には各々が単独走行となり、セクストン、プレシンガー、アンダーソン、H・ローレンスというオーダーに変動がないままゴール。地元イリノイ州から一番近いホームラウンドでの初勝利をパーフェクト(1位/1位)で飾ったセクストンが、H・ローレンスに替わってポイントリーダーになった。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 34:27.750 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +15.509 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +17.842 Dunlop ユーザー
4位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +19.637 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +59.860 Dunlop ユーザー
6位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +1:15.244 Dunlop ユーザー

450 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 34:39.692 Dunlop ユーザー
2位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +21.179 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +27.606 Dunlop ユーザー
4位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +28.954 Dunlop ユーザー
5位 14 D・フェランディス Phoenix Racing Honda +40.832 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +42.085 Dunlop ユーザー


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250クラス

ハイマスが初優勝(4位/1位)! 下田丈はオーバーオール3位(5位/2位)!

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250クラスのヒート1では、タイ・マスタプール(カワサキ)がホールショットを取ったが、オープニングラップの競り合いでチャンス・ハイマス(ホンダ)とビアルに先行を許した。4周目の転倒でビアルが脱落すると、ハイマス、マスタプールにヘイドン・ディーガン(ヤマハ)が加わり、トップグループを形成した。
 一時はハイマスが5秒以上のリードを築いたが、ハーフウェイポイントを過ぎるとペースが衰え、10周目にはマスタプールがトップに躍り出た。終盤はディーガンのスパートにより、デッドヒートに発展したトップ争い。最終ラップにはフィニッシュ目前で並んだが、マスタプールが0.3秒差で逃げ切った。下田丈(ホンダ)は、1周目8位から追い上げて5位でチェッカーを受けた。
 250クラスのヒート2では、オープニングラップからハイマスと下田が1-2態勢で飛び出した。3位以下には、ライダー・ディフランセスコ(ガスガス)、リーバイ・キッチン(カワサキ)、ジャリク・スウォール(トライアンフ)が控えていたが、4周目にはスタート7位だったマスタプールが3位に浮上した。ポイントリーダーのディーガンは、1周目10位と出遅れた。
 ハイマスは下田を8秒以上も突き放したが、終盤になるとチームメイトの追撃を受ける。残り3周となったところで逆転の可能性も見えたが、ハイマスが下田を振り切って初優勝(4位/1位)を遂げた。なお、ヒート1でレッドクロスフラッグに気付かなかったハイマスに対し、5ポイントのペナルティが科されたが、シリーズポイントからの減点になるので、ハイマスの賞典には影響なかった。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 29 T・マスタプール Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 34:33.079 Dunlop ユーザー
2位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +00.369 Dunlop ユーザー
3位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +21.053 Dunlop ユーザー
4位 48 C・ハイマス Team Honda HRC Honda +24.844 Dunlop ユーザー
5位 30 下田 丈 Team Honda HRC Honda +32.169 Dunlop ユーザー
6位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +32.716 Dunlop ユーザー

250 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 48 C・ハイマス Team Honda HRC Honda 34:44.691 Dunlop ユーザー
2位 30 下田 丈 Team Honda HRC Honda +03.023 Dunlop ユーザー
3位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +21.884 Dunlop ユーザー
4位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +31.577 Dunlop ユーザー
5位 29 T・マスタプール Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +38.749 Dunlop ユーザー
6位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +51.035 Dunlop ユーザー