- 天気:晴れ
- 気温:34度
450クラス
セクストンが3戦連続パーフェクト!

ワシューガル・モトクロスパークは、リゾート地のような美しさが魅力のマウンテンコースだが、誰もが攻略に手こずる難関でもある。針葉樹林の中を巡るレイアウトならではの明暗差、そして滑りやすい黒土の硬質路面がライダーを惑わせる。長年にわたり改良が続けられてきた土質は、おが屑などを元来の黒土に混ぜたものだが、今大会前のコース整備では例年より大量のサンドが追加された。スタートラインが1コーナー寄りに移設され、ストレートが少々短くなったことも今年の変更点の一つだ。
地中海性気候に属するワシューガルの夏は、アメリカ東部とは異なり過ごしやすいものだが、今年は気温が34度に達したため、近年では最も暑い大会となった。午前中に行われたクオリファイでトップだったのは、450=ハンター・ローレンス(ホンダ)2分16秒403、250=トム・ビアル(KTM)2分18秒580。450は0.1秒を争う接戦だったが、250ではビアルが1.6秒の大差でポールポジションを獲得した。
450クラスのヒート1(30分+2周)は、アーロン・プレシンガー(KTM)のホールショットで始まった。ジャスティン・クーパー(ヤマハ)を挟んで、H・ローレンス対ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)の3位争いが、オープニングラップから白熱。一時アンダーソンが前に出たが、6周目にはH・ローレンスが逆転に成功した。
ハーフウェイポイントまで消化する頃には、スタート13位から挽回してきたチェイス・セクストン(KTM)が、上位グループの背後に接近。9周目にH・ローレンスが転倒したことで、トップスリーはプレシンガー、セクストン、クーパーと入れ替わった。終盤はレッドブルKTMのチームメイト同士によるトップ争いとなったが、プレシンガーの失速によってセクストンがラスト3周でリーダーとなり、ヒート1を制した。
450クラスのヒート2では、クーパーがホールショットを決めたが、オープニングラップからアンダーソンとH・ローレンスが先行。クーパーは2周目の転倒で脱落し、セクストンが3位に繰り上がった。5周目にH・ローレンスをかわしたセクストンは、4秒ほどリードしていたアンダーソンを徐々に追い詰めた。残り10分を切ったところで、セクストンがトップに浮上。各々単独走行となったアンダーソン、プレシンガー、H・ローレンスを振り切って、ヒート2も圧勝で締め括った。セクストンの勝利は、7ヒート連続、3戦連続のパーフェクト(1位/1位)で、ポイントリードは28点となった。
Photo: MX Sports Pro Racing
450 Heart1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | 36:57.131 | ![]() |
2位 | 7 A・プレシンガー | Red Bull KTM | KTM | +05.331 | ![]() |
3位 | 32 J・クーパー | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +19.901 | ![]() |
4位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +36.306 | ![]() |
5位 | 96 H・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | +45.098 | ![]() |
6位 | 14 D・フェランディス | Phoenix Racing | Honda | +1:01.904 | ![]() |
450 Heart2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | 37:18.676 | ![]() |
2位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +13.050 | ![]() |
3位 | 7 A・プレシンガー | Red Bull KTM | KTM | +23.139 | ![]() |
4位 | 96 H・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | +33.166 | ![]() |
5位 | 14 D・フェランディス | Phoenix Racing | Honda | +39.848 | ![]() |
6位 | 27 M・スチュワート | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +40.688 | ![]() |