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450クラス

セクストンが総合優勝(2位/1位)により首位固め!

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ロレッタ・リン(AMAアマチュアモトクロス全米大会)の開催に合わせて中断していた、AMAプロモトクロスが3週間ぶりに再開。ほぼ毎週のように31戦が組まれているAMAでは異例のサマーブレイクを経て、シリーズは終盤のクライマックスを迎えた。今大会の明るいニュースとしては、負傷欠場していたクーパー・ウェブ(ヤマハ)、ケン・ロクスン(スズキ)らのカムバックがあり、今季アウトドアデビューが注目された。さらにパドックで話題となっていたのは、ハンター・ローレンス(ホンダ)が2025年型マシンに乗り換えたことだった。

 開業55周年を祝うユナディラは、アメリカ最古のモトクロスコースの一つで、古典的ヨーロピアンタイプの高速レイアウトで知られている。長い年月は路面を草地から石の多いハードパックへと変えたが、近年は土質が改善されてトラクションが向上した。今年は前日に降雨の影響を受けたが、ウェットからドライに向かう路面はレース当日までにベストコンディションとなった。
 クオリファイングセッションの結果は、450=チェイス・セクストン(KTM)2分11秒943、250=チャンス・ハイマス(ホンダ)2分13秒773が最速だった。

 450クラスのヒート1(30分+2周)は、アーロン・プレシンガー(KTM)のホールショットで始まった。オープニングラップの競り合いを制し、H・ローレンスがトップに立つ。注目のウェブは5位、ロクスンは7位につけた。2周目には、プレシンガーをかわしたセクストンが2位に浮上。序盤は三つ巴の様相を呈していた。
 ハーフウェイポイントに差しかかる頃には、トップ争いが2台に絞られる。7周目にはセクストンが前に出る場面もあったが、H・ローレンスが抜き返してリーダーの座を維持。レース終盤になっても1秒前後のマージンでバトルが続いたが、H・ローレンスが逃げ切り、2025年モデルによる初戦初勝利を達成した。

 450クラスのヒート2では、セクストンがホールショットを決めたが、H・ローレンスはスタート10位と出遅れた。セクストンの背後には、ウェブ、ディラン・フェランディス(ホンダ)、ロクスン、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)が続く。2周目にはロクスンが2位に浮上したが、セクストンはすでに10秒以上の独走態勢を築いていた。

 レース後半になると、ペースの衰えたロクスンと入れ替わり、フェランディス、アンダーソン、H・ローレンスによる三つ巴の2位争いが過熱する。ラスト3周で2人を攻略したH・ローレンスが2位に上がったが、その7秒先にチェッカーを受けたセクストンが、オーバーオールウィナー(2位/1位)となった。首位セクストンは、28ポイントリードを維持して残り2戦4ヒートに臨む。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda 34:48.026 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM +02.370 Dunlop ユーザー
3位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +29.696 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +32.876 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +46.011 Dunlop ユーザー
6位 14 D・フェランディス Phoenix Racing Honda +54.306 Dunlop ユーザー

450 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 35:24.156 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +07.107 Dunlop ユーザー
3位 14 D・フェランディス Phoenix Racing Honda +08.184 Dunlop ユーザー
4位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +11.902 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +27.868 Dunlop ユーザー
6位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki +33.939 Dunlop ユーザー


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250クラス

キッチン(2位/1位)が表彰台のセンターに! ディーガンがタイトルに王手!

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250クラスのヒート1では、リーバイ・キッチン(カワサキ)がホールショットをゲットしたが、スタート7位から凄まじいチャージを始めたハイマスが、オープニングラップのリーダーとなった。序盤にしてセーフティリードを蓄えたハイマスの後方では、キッチン、マックス・アンスティ(ヤマハ)、ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)が、僅差のセカンドグループを形成した。

 トップを行くハイマスは終始安定していたが、残り5分という局面で単独クラッシュ。これでリーダーはキッチンに入れ替わり、次の周にはディーガンが先頭に躍り出た。ラスト4周でキッチンのスパートを振り切ったディーガンが、ヒート1のウィナー。3位アンスティを挟んで、1周目16位から挽回した下田丈(ホンダ)が4位に入った。

 250クラスのヒート2では、キッチンが続けてホールショットを決めた。オープニングラップのコントロールラインは、2位下田、3位ディーガンの順で通過。その後には、トム・ビアル(KTM)、ジャリク・スウォール(トライアンフ)が続いた。

 一時はリードを広げたキッチンに対し、レース中盤以降は下田のスピードが上回り、トップ争いはコンマ4秒差までヒートアップした。だがラスト4周で転倒を喫した下田のリタイアによって、キッチンの勝利が確定。大差の2位にディーガン、3位はビアルという着順になった。総合はキッチン(2位/1位)。ランキング首位のディーガンは、70ポイントリードでタイトルに王手をかけた。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heart1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 34:56.647 Dunlop ユーザー
2位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +01.581 Dunlop ユーザー
3位 37 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha +28.535 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Team Honda HRC Honda +36.706 Dunlop ユーザー
5位 26 G・マーチバンクス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +40.377 Dunlop ユーザー
6位 38 J・スウォール Triumph Racing Triumph +45.569 Dunlop ユーザー

250 Heart2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 35:17.537 Dunlop ユーザー
2位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +15.694 Dunlop ユーザー
3位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +33.038 Dunlop ユーザー
4位 38 J・スウォール Triumph Racing Triumph +49.626 Dunlop ユーザー
5位 26 G・マーチバンクス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +56.408 Dunlop ユーザー
6位 31 J・スミス Monster Energy Star Racing Yamaha +1:00.930 Dunlop ユーザー