• 天気:晴れ
  • 気温:27度

450クラス

ジェット・ローレンスが今季2度目のパーフェクト(1位/1位)!

  • 天気:晴れ
  • 気温:27度

ロッキー山脈の麓、レイクウッドにあるサンダーバレー・モトクロスパークは、シリーズ開催地の中でも真っ先に難所として挙げられるコースだ。デンバーSXも同じような条件下だが、海抜1,700mにある当地では、気圧の低さに起因するマシントラブルやライダーの高山病など、多くのエピソードが生まれてきた。2008~09年には、ガソリンの泡立ちを防ぐために、投光機を配備してナイター開催が試みられたこともあった。

 山に挟まれた地形にあるコースは、概ね緩やかな斜面を生かしたレイアウトだが、パワーが要求されるスタートから1コーナーまでの登り坂など、排気量差が出るセクションが多々ある。今回はコース前半の緩斜面のレイアウトを見直し、180度ターンが追加されたことでパッシングポイントが増えた。また、フィニッシュからスタートストレートへの接続がショートカットされたが、トータル的なラップタイムにはあまり変わりがない。
 計時予選でポールポジションを獲得したのは、450=2分10秒829=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、250=2分15秒861=チャンス・ハイマス(ホンダ)。450の優位が表れるクオリファイとなったが、450→250の順で行われた変則的タイムスケジュールの影響もあっただろう。

 450クラスのモト1(30分+2周)は、ハンター・ローレンス(ホンダ)のホールショットで始まった。1周目にはジェット・ローレンス(ホンダ)、アーロン・プレシンガー(KTM)が先行し、H・ローレンスの後ろにはイーライ・トマック(ヤマハ)、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)がつけた。トップのJ・ローレンスはプレシンガーを突き放すことができず、マージンは1~2秒程度だった。
 ハーフウェイに差しかかると、H・ローレンスが2位に浮上。残り5分の大詰めでは、プレシンガーがローレンス兄弟を抜いてトップに立ったが、反撃に転じたJ・ローレンスがリーダーに返り咲く。ラスト2周にはH・ローレンスが転倒して4位に。フィニッシュはJ・ローレンス、プレシンガー、トマックの順となった。

 450クラスのモト2では、コーティ・ショック(ヤマハ)がホールショットを奪った。リーダーは2周目にH・ローレンス、3周目にクーパーと入れ替わったが、8周目にはスタート6位から追い上げたJ・ローレンスがトップに躍り出た。レース後半は、J・ローレンスと地元コロラド出身のトマックによる接近戦が過熱した。しかし、ラスト4周にトマックが転倒し、J・ローレンスが大差でチェッカーを受けることになった。
 オーバーオールでは、J・ローレンスが完全優勝(1位/1位)、2位トマック(3位/2位)、3位プレシンガー(2位/5位)。ポディアムのセンターポジションは、3戦連続でJ・ローレンスが独占している。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Moto1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 18 J・ローレンス Honda HRC Progressive Honda 35:13.430 Dunlop ユーザー
2位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +03.304 Dunlop ユーザー
3位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +11.523 Dunlop ユーザー
4位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda +34.360 Dunlop ユーザー
5位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +45.845 Dunlop ユーザー
6位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +52.991 Dunlop ユーザー

450 Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 18 J・ローレンス Honda HRC Progressive Honda 35:54.636 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +11.196 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +21.718 Dunlop ユーザー
4位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda +23.320 Dunlop ユーザー
5位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +36.004 Dunlop ユーザー
6位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha +1:07.223 Dunlop ユーザー

450Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 18 J・ローレンス Honda HRC Progressive Honda 145 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha 120 Dunlop ユーザー
3位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM 118 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 113 Dunlop ユーザー
5位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda 109 Dunlop ユーザー
6位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 87 Dunlop ユーザー


  • 天気:晴れ
  • 気温:27度

250クラス

250クラス ハイマスが初の完全優勝(1位/1位)を遂げる!

  • 天気:晴れ
  • 気温:27度

250クラスのモト1は、ハイマスのホールショットで始まった。ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)、トム・ビアル(KTM)、ミッケル・ハーロップ(トライアンフ)が追いかけたが、ハイマスが徐々にリードを広げる。ハーフウェイポイントを折り返すと、ディーガンがスパートを開始した。
 一時は6秒あったマージンが1秒以下にまで減少し、トップ争いがテールトゥノーズになったが、ラスト5周でディーガンのマシンがエンジントラブルでスローダウン。最終的にはハイマスが独走勝利を収め、ディーガンは45秒差の2位でフィニッシュした。注目の下田丈(ホンダ)は、スタート15位から追い上げ、9位でチェッカーを受けた。

 250クラスのモト2では、またしてもハイマスがホールショットを決めた。ディーガン、ビアルを挟んで、下田が4位につける。ハイマスは序盤2~3秒のリードを保っていたが、終盤10周目にディーガンが転倒を喫したことで独走状態に。3位まで浮上していた下田は、ラスト2周でリーバイ・キッチン(カワサキ)に逆転され、4位でフィニッシュした。

 総合リザルトでは、ハイマスが初のパーフェクトウィン(1位/1位)を達成ディーガンが2位(2位/2位)、キッチンが3位(8位/3位)で表彰台に登壇した。ハイマスはポールポジション、ホールショット×2回も含め、正に完璧だった。下田は総合5位(9位/4位)だったが、シリーズポイントランキングは、25点ビハインドで2位をキープしている。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Moto1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 36:14.711 Dunlop ユーザー
2位 1 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +45.677 Dunlop ユーザー
3位 36 G・マーチバンクス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +47.819 Dunlop ユーザー
4位 26 T・マスタプール Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +51.817 Dunlop ユーザー
5位 98 D・アダムス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +58.452 Dunlop ユーザー
6位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +1:00.662 Dunlop ユーザー

250 Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 35:51.453 Dunlop ユーザー
2位 1 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +11.184 Dunlop ユーザー
3位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +54.588 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda +56.491 Dunlop ユーザー
5位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +1:23.147 Dunlop ユーザー
6位 40 C・コクラン Rockstar Energy Gasgas GASGAS +1:26.001 Dunlop ユーザー

250Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 144 Dunlop ユーザー
2位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda 119 Dunlop ユーザー
3位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 95 Dunlop ユーザー
4位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 86 Dunlop ユーザー
5位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM 85 Dunlop ユーザー
6位 36 G・マーチバンクス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 85 Dunlop ユーザー