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AMA 450 SX
450SX ロクスンがダンジーとの接戦を制し2連勝!
会場をダウンタウンのペトコ・パークに移して、3年目となるサンディエゴ戦。昨年はダブル日程(第2戦/第6戦)だったが、'17カレンダーにシアトル、ソルトレイクシティ、ミネアポリス(メトロドームからUSバンク・スタジアムに変更)が復帰したこともあり、サンディエゴは通常のシングルイベントに戻った。
軍港がある当地で恒例となったテーマ「ミリタリー感謝」は、ファクトリーチームからプライベーターまで行き渡り、今年も多くのマシンやウエアが、カモフラージュ柄や星条旗をアレンジしたデザインでカスタマイズされた。
開幕戦アナハイムに続き、今大会もコース設営時に雨の影響を受けた。サンディエゴでは月曜、水曜、木曜に相当量の降雨があり、ダートワークスによるコース作りの仕上げは、レース前日の金曜から本格化した。天候が回復してもグラウンドの低い部分にはぬかるみが残ったが、コース上のコンディションは決して悪くなかった。サンディエゴにはマディレースになった前例が多々あるが、それらと比べればコンディションの悪化は最小限に抑えられていた。
日中のタイムスケジュールは、アナハイムと同様にショートバージョンに変更。フリープラクティスがキャンセルされ、タイムドプラクティス(1本目=13時開始/2本目=15時15分開始/各10分間)のみとなった。ファーストセッションとセカンドセッションの間には、2時間以上の開きがあるので、路面状況の変化も激しく、ライダーの対応能力が問われるタイムアタックとなった。1本目は54~55秒台、2本目は52~53秒台が上位を占めていた。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ライアン・ダンジー(KTM)がホールショットを取った。2コーナー先でマービン・ムスキャン(KTM)がコースアウトする間に、ケン・ロクスン(ホンダ)が2位に浮上。ムスキャンは転倒を免れてコースに復帰したが、トップ2台からは徐々に離され、単独3位のポジションに落ち着く。
序盤から始まったダンジーvsロクスンのトップ争いだが、8周目にロクスンが逆転に成功したことで決着がついたように見えた。しかし両者の間隔は、1秒前後を保ったまま終盤に突入。20分を経過し、ラスト1周を示すホワイトフラッグが振られると、ダンジーがスパートして逆転を匂わせたが、ミスでロクスンの逃げきりを許してしまう。ロクスンは開幕2連勝で、ポイントリードを6点に広げた。
レース中盤は、ムスキャンの後方で激しい4位争いが繰り広げられた。ポジションはコール・シーリー(ホンダ)、イーライ・トマック(カワサキ)、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)と入れ替わったが、13周目以降はアンダーソンが4位をキープした。
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AMA 450 SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 21:28.796 | |
2 | 1 | R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | +02.589 | |
3 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +21.680 | |
4 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +28.977 | |
5 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | +40.918 | |
6 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +43.672 |
AMA 450 SXPOINT
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 50 | |
2 | 1 | R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | 44 | |
3 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 40 | |
4 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 36 | |
5 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 31 | |
6 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 31 |
※AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦