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AMA 450SX
450SX トマックがトリプルクラウン総合優勝(5/1/2)!
今シーズンから新採用された、トリプルクラウン方式(第3戦、第9戦、第14戦限定)による初レースが、アナハイム2で実施された。450SXメイン×3レース、250SXメイン×3レースの総合結果によって、各クラスのウィナーが決まる。
日中に行われたクォリファイの決勝進出枠は、22台(タイムアタック1~18位+ラストチャンスレース1~4位)とあって、各セッションでは熾烈な争いが繰り広げられた。450SXではトップから12位まで50秒台が僅差でひしめき合い、250SXでも50秒台が6位まで占める接戦だった。
コースレイアウトは、長いストレートや大きめのスウィープターンに象徴されるように、比較的シンプルなものだった。ジャンプが連続するリズムセクションやフープスが難しくないため、ライダーのテクニック差が出にくいレイアウトだった。開幕戦に準じた異物の少ない土質により、トラクションは良好だったが、ワンライン化が進むと後方からの追い上げには不利なコースとなった。
450SXのメインレース1(8分+1周)では、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)がホールショットを取ったが、1周目にしてコール・シーリー(ホンダ)がトップに立った。3位以下にはウェストン・パイク(スズキ)、ブレイク・バゲット(KTM)が控えていたが、序盤から飛ばすシーリーが徐々にリードを広げた。11周でチェッカーとなったレース1は、シーリー、ブレイトン、バゲットがトップスリーを占めた。
メインレース2(12分+1周)では、イーライ・トマック(カワサキ)がオープニングラップからリーダーとなった。2周目にはシーリーが2位に浮上し、1秒強差を追いかける状況。終盤になると、両者によるトップ争いがテールトゥノーズにまで発展したが、シーリーのワンミスにより、トマックが逃げきりフィニッシュ。レース2は16周を数えた。この段階での優勝の行方は、シーリー(1/2)、トマック(5/1)が有力と見られていた。
メインレース3(15分+1周)では、トマックが好スタートを切り、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が2位につけた。優勝に王手をかけていたシーリーは、スタートに失敗して13位と出遅れた。僅差で進んだトップ争いは6周で決着がつき、トマックをかわしたアンダーソンがその後リードを広げる。19周をカウントしたレース3は、アンダーソン、トマック、ブレイトンの順でフィニッシュ。シーリーは7位まで追い上げた。
この結果、総合順位は1位トマック(5/1/2)、2位シーリー(1/2/7)、3位アンダーソン(7/3/1)となり、最初のトリプルクラウンではトマックが逆転優勝を収めた。
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AMA 450 SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 5/1/2 | |
2 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 1/2/7 | |
3 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 7/3/1 | |
4 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 2/6/3 | |
5 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 4/9/5 | |
6 | 33 | J・グラント | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 6/4/8 |
AMA 450 SXPOINT
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 70 | |
2 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 59 | |
3 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | 57 | |
4 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 56 | |
5 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 54 | |
6 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 52 |
※AMAスーパークロス第3戦/450SX第3戦/250SXウエスト第3戦