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AMA 450SX
450SX アンダーソンがバトルを制し逆転優勝!
対岸のサンフランシスコ、近隣のシリコンバレーなどを巻き込んで、スーパークロス熱が高まっているオークランド。昨年と同様に日中開催となった今大会では、午前9時プラクティス、午後3時半オープニングセレモニー、そしてメインレースの終了は午後7時という、3時間ほど前倒しされたタイムスケジュールが採用された。
オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムは、フットボールと野球を開催できる多目的球場だが、スーパークロスコースは野球用観客席に合わせて造成される。オークランド大会はシリーズ4~5戦目に組まれることが多く、開幕時には簡単だったコースの難易度が一段と高まるラウンドとして知られている。今回もその例に違わず、リズムセクションなどが重要なポイントとなっていた。土質はソフトで特に加速地点が掘られやすく、ジャンプのアプローチやコーナー出口などには、プラクティス時から数本のワダチが刻まれた。
公式練習におけるタイムアタックでは、走行順によるアドバンテージが作用したのか、250SXのアダム・シアンサルーロ(カワサキ)が51秒551、450SXのジャスティン・バーシア(ヤマハ)が51秒798を記録し、各々リーダーボードのトップに名を残した。
450SXのメインレース(20分+1周)では、コール・シーリー(ホンダ)がホールショットを取り、ケン・ロクスン(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)、ブレイク・バゲット(KTM)が後に続いた。序盤からジョシュ・グラント(カワサキ)、イーライ・トマック(カワサキ)らが最後尾まで脱落するなど、荒れ模様のレースとなる。
シーリーとロクスンは僅差のままワンツー走行を続けたが、周遅れが出てきた12周目にシーリーが転倒。ここでリーダーとなったロクスンの背後には、スタート6位から追い上げてきたジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が接近。当初はセーフティリードを保持していたロクスンだが、荒れた路面でペースを乱し、両者はテールトゥノーズとなった。アンダーソンが前に出ると、ロクスンが抜き返す。サイドバイサイドで最終ラップに突入したバトルは、ロクスンのミスに乗じて再逆転に成功したアンダーソンが物にした。
この結果、アンダーソンのポイントリーダーの座は安泰。ランキング2位にはロクスンが浮上し、15点差で首位を捕捉している。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 21:05.313 | |
2 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +00.839 | |
3 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | +08.832 | |
4 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +14.448 | |
5 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | +18.791 | |
6 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | +22.728 |
AMA 450SXPOINT
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 115 | |
2 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 100 | |
3 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | 98 | |
4 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 87 | |
5 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 82 | |
6 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 82 |
※AMAスーパークロス第5戦/450SX第5戦/250SXウエスト第5戦