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AMA 450SX
450SX トマックが復活! 今シーズン3勝目を挙げる!
ミネアポリスにスーパークロスが帰って来た。近年はライアン・ダンジー(KTM)、ジェレミー・マーティン(ヤマハ→ホンダ)といったミネソタ出身チャンピオンを輩出していながら、この地がしばらくカレンダーから外されていたのは、スタジアムの建て替えが行われていたからだ。旧メトロドームに替わって、USバンク・スタジアムが昨年夏に開場したことによって、ミネアポリスはシリーズの中で再び重要な役割を担うことになるだろう。
以前のエアドームでは強力な空調が稼働していたため、硬めで乾きが早く砂ぼこりが舞う…というのがミネアポリスらしい土質だった。ところが当地での開催が2013年以来と間隔が空いたことと、USバンク・スタジアムが固定式採光ルーフを備えた作りになったこともあり、従来のイメージが覆されるコンディションになった。搬入時に湿っていた土が、やがて乾くと固まるというのが大まかな変化だが、今回は部分によって土質が異なり、表面がハードになっても内部がソフトだったところではワダチが多くできた。
レイアウト的には、前戦ダラスのようにフラットでコースを横断する形の1コーナーが設けられ、全体的にタイトなものになった。2周目以降はストレートを逆走することになり、深いサンドセクションも合わせて非常にトリッキーなコースデザインだった。午後から開始されたタイムアタックでは、両クラスとも48秒台の争いとなったが、イーライ・トマック(カワサキ)が唯一、47秒072を記録して断トツの予選結果となった。
450SXのメインレース(20分+1周)では、コール・シーリー(ホンダ)がホールショットを取り、デイビー・ミルサップス(KTM)、トマック、ダンジーが続いた。1周目の途中でシーリーが転倒し、ミルサップスがリーダーに浮上。その後3周目からは、トマックとダンジーがトップ争いを繰り広げる展開となった。
序盤は僅差のバトルが続いたが、2個連なるドラゴンズバックの攻略テクニックなどで差が付き始め、トマックが3秒ほどのセーフティリードを確保。中盤になるとダンジーにミスがあり、トマックのリードは6秒まで広がった。その頃ダンジーの後方には、マービン・ムスキャン(KTM)が迫り、2位争いが激化してゆく。
ミネソタ・バイキングスのユニフォームを模したウエアで、地元の期待を集めたダンジーだったが、19周目にはムスキャンの先行を許して3位に定着。トマックが独走で3勝目を挙げ、ムスキャン、ダンジーの順でチェッカーフラッグを受けた。ランキング首位はダンジーのまま変わらず、2位ムスキャン、3位トマックとなっている。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 21:28.116 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +06.701 | |
3 | 1 | R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | +15.047 | |
4 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +40.954 | |
5 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | +44.347 | |
6 | 18 | D・ミルサップス | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | +51.058 |
AMA 450SXPOINT
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 1 | R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | 149 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 133 | |
3 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 125 | |
4 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 123 | |
5 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 103 | |
6 | 18 | D・ミルサップス | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | 98 |
※AMAスーパークロス第7戦/450SX第7戦/250SXイースト第1戦