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AMA 450SX
450SX マディを制したトマックが今季6勝目をゲット!
イースターホリデーのため中断していたシリーズ戦が、2週間ぶりに再開した。シアトルは好天になる確率が低いラウンドだが、今年は大会前から雨の日が続いたため、過去最悪レベルのマディコンディションとなった。シアトルの天候を熟知している主催者とコース造成に携わるダートワークスは、早めにコースを完成させてビニールシートでカバーしていたが、レース日の夕方までシートをめくることができなかった。
昼すぎから行われるはずだったプラクティスは、各組3回から1回に変更され、10分間のタイムアタックのみの一発勝負となった。16時20分から始まった各組のベストラップを出走順に比較してみると…250 B組(プライベート)1分08秒115、250 A組(トップチーム)1分09秒628、450 A組(トップチーム)1分13秒203、450 B組(プライベート)1分27秒629…。短時間でコースコンディションが急激に悪化したため、先にタイムアタックが行われたグループがいかに有利だったかということがよくわかる結果となった。
12分+1周に短縮された、450SXのメインレースでは、マービン・ムスキャン(KTM)がホールショットを決め、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、イーライ・トマック(カワサキ)、ブレイク・バゲット(KTM)、そしてジョシュ・ヒル(ヤマハ)が続いた。
オープニングラップからアンダーソンが前に出て、序盤のリーダーとなる。深い泥とワダチだらけとなったため、ほとんどジャンプを飛べず両輪が接地した走りを強いられる状況で、3周目にはトマックがムスキャンをかわして2位浮上。トップ争いのマージンは、6~9秒の間で移り変わった。
6周目にはアンダーソンが転倒し、リーダーはトマックに交代。再スタートしたアンダーソンは、逆転の可能性を残した距離で追走したが、ミスによってトマックの逃げきりを許した。こうしてマディを最後まで泳ぎきったトマックが、今シーズン6度目の勝利を飾り、2位アンダーソン、3位ムスキャンを従えてポディアムに登壇した。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 14:03.151 | |
2 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +09.337 | |
3 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +39.303 | |
4 | 20 | B・ティックル | Red Bull KTM | KTM | +1:04.541 | |
5 | 2 | C・ウェブ | Monster Energy Yamaha | Yamaha | +1:13.687 | |
6 | 69 | T・バウワーズ | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +1:18.159 |
AMA 450SXPoint
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 288 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 251 | |
3 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 220 | |
4 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 213 | |
5 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | 209 | |
6 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 185 |
※AMAスーパークロス第13戦/450SX第13戦/250SXウエスト第8戦