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450SX

450SX ムスキャンが今シーズン3勝目! アンダーソンがタイトルに王手!

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4月に高緯度の都市を西から東へと転戦してきたのは、春の温暖な気候を想定したスケジュールだった。あいにく先々週のシアトルは雨、先週ミネアポリスでは雪に降られたが、今大会はようやく好天に恵まれた。

ボストン郊外のフォックスボロで、2年ぶりの開催となるスーパークロス。マサチューセッツは州内にAMAナショナルの名コース、サウスウィックがあることで知られているが、今回ジレット・スタジアムのレイアウトに半径の大きなサンドコーナーが加えられたのは、サウスウィックに対するオマージュでもあった。

今大会はFOXでライブ放送されるため、タイムスケジュールが4時間前倒しされ、日中レースとなった。ライダーズミーティングは朝7時、プラクティスは午前中、レースは15時~18時というのが大まかな流れだ。オープンエアスタジアムにおける通常のコース整備は、直射日光による乾燥と日没後の夜露までを計算して行われるものだが、今回はソフトな部分にワダチができたものの、全体としては乾きが早く進行した印象で撒水も頻繁に行われた。

公式練習におけるタイムアタックでは、イーライ・トマック(カワサキ)が52秒536で450SXのトップ。250SXではジェレミー・マーティン(ホンダ)の53秒745が最速だった。

450SXのメインレース(20分+1周)では、クリスチャン・クレイグ(ホンダ)がホールショットを取ったが、オープニングラップの後半で転倒。上位陣はマービン・ムスキャン(KTM)、トマック、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、ビンス・フリージー(ホンダ)と入れ替わった。

序盤はトップスリーが接近していたが、徐々にアンダーソンが置き去りとなり、トップ争いはムスキャンvsトマックの一騎打ちとなった。両者のマージンは1秒前後で推移していたが、終盤になるとトマックがスパートし、ラスト2周でムスキャンからリードを奪った。ところが、ファイナルラップにムスキャンが逆転して優勝。パッシングの際に接触したトマックが転倒したため、場内は騒然となった。

この結果、450SXクラスのタイトル争いは、首位アンダーソンと2位ムスキャンが34ポイント差。次戦ソルトレイクシティでのチャンピオンシップ確定に、アンダーソンが王手をかけた形だ。

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450SXResult

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 21:17.300 Dunlop ユーザー
2 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +25.557 Dunlop ユーザー
3 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +32.480 Dunlop ユーザー
4 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM +37.507 Dunlop ユーザー
5 15 D・ウィルソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +42.959 Dunlop ユーザー
6 34 W・パイク Autotrader JGR Yoshimura Suzuki +52.255 Dunlop ユーザー

450SXPoint

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント
1 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 332 Dunlop ユーザー
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 298 Dunlop ユーザー
3 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 269 Dunlop ユーザー
4 10 J・ブレイトン Smartop Motoconcepts Honda 247 Dunlop ユーザー
5 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM 243 Dunlop ユーザー
6 34 W・パイク Autotrader JGR Yoshimura Suzuki 219 Dunlop ユーザー

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250SX

250SX オズボーンが3勝目を挙げ首位固め!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)がホールショットを決めた。その背後にはジョーダン・スミス(KTM)、ショーン・キャントレル(KTM)、そしてポールポジションのマーティンが続いた。だが、オープニングの先陣争いの中で、マーティンが転倒して最後尾まで脱落。優勝候補の一角が早々と崩れる、波乱含みの幕開けとなった。

序盤から飛ばすオズボーンは、2秒ほどのセーフティリードを蓄えながら、スミスに後塵を浴びせた。オズボーンとスミスは暫定ランキング1~2位で、今大会には12ポイント差で臨んでいる。このバトルが事実上のチャンピオン争いになるため、自ずとジレット・スタジアムに詰めかけた観衆の目が2人に注がれた。

後半になると、オズボーンはスミスを4秒差と突き放してレースをほぼ掌握。大きく離された3位キャントレルに替わって、カイル・ピータース(スズキ)が浮上する。終盤は余裕でペースを落としたオズボーンが、今季3勝目のトップチェッカーを受けた。スミス、ピータースに続き、最後尾から追い上げたマーティンが4位でフィニッシュした。

この結果、オズボーンはスミスに対するポイントリードを15点に広げ、首位固めに成功。次戦ソルトレイクシティは、250SXウエストのレースとなるので、250SXイーストチャンピオンの決定は最終戦ラスベガスに持ち込まれる。

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AMA 250SX EASTResult

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 1 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 16:01.484 Dunlop ユーザー
2 45 J・スミス Troy Lee Designs Red Bull KTM +01.915 Dunlop ユーザー
3 76 K・ピータース Autotrader JGR Yoshimura Suzuki +31.494 Dunlop ユーザー
4 6 J・マーティン Geico Honda Honda +32.713 Dunlop ユーザー
5 43 S・キャントレル Troy Lee Designs Red Bull KTM +40.241 Dunlop ユーザー
6 174 J・オズビー Club MX KTM +42.792 Dunlop ユーザー

AMA 250SX EASTPoint

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント
1 1 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 180 Dunlop ユーザー
2 45 J・スミス Troy Lee Designs Red Bull KTM 165 Dunlop ユーザー
3 6 J・マーティン Geico Honda Honda 157 Dunlop ユーザー
4 35 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 137 Dunlop ユーザー
5 38 L・レンズランド Traders Racing Yamaha 109 Dunlop ユーザー
6 76 K・ピータース Autotrader JGR Yoshimura Suzuki 107 Dunlop ユーザー