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AMA 450SX
450SX アンダーソンが今季初勝利! 負傷ムスキャンと入れ替わり首位へ!
ヒューストンのNRGスタジアムには、当地ならではのコースレイアウトが用意されていた。フットボールサイズのフィールドに長辺を3往復する直線を設け、それらを短辺方向に横断するショートスタートを配した基本レイアウト。概してハイスピードでありながら、角度が急なトリプルジャンプやサンドセクションがアクセントになっていた。インディアナポリスなどでもおなじみのショートスタートは、距離の短さに加えて1コーナーがほぼ直角になることから、クラッシュが多発しやすいのが難点だ。
コース造成に用いられた土は、一昨年の開催時に新しく導入されたもので、きめが細かく食い付きが良いため、ライダーからも概ね高評価を得ている。だが食い付きの良さは、裏を返せば走行ラインが削られやすいことを意味しており、時間の経過とともに路面にはワダチが増えた。特にフープスなどでは、荒れたエッジが目立っていた。公式予選におけるタイムアタックでは、450SX、250SXともにトップが53秒台で、排気量差が出ないコースだった。
開幕早々から負傷者が増えているが、今回はマービン・ムスキャン(KTM)が予選ヒートで転倒。肩を負傷したため、ラストチャンスへの出走を断念した。ムスキャンはこの日のタイムドプラクティスで3位と乗れていただけに、悔やまれるクラッシュだった。また前戦で肩を痛めたイーライ・トマック(カワサキ)は、プラクティスでトップスピードを出せないままパドックに戻り、ナイトプログラムへの出走を見合わせた。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)がホールショットを取った。1コーナーでは、クーパー・ウェブ(ヤマハ)、ジェレミー・マーティン(ホンダ)らが転倒。2周目にはケン・ロクスン(ホンダ)がトップに立ったが、背後にはバーシア、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、コール・シーリー(ホンダ)らが控えていて、僅差のまま序盤を消化した。
レース中盤になるとバーシアのペースが乱れ、アンダーソンが2位、シーリーが3位に躍進。勢いに乗るアンダーソンは、15周目にロクスンを攻略してトップに浮上。ロクスンはその後ワンミスをきっかけにペースを落とし、アンダーソンに3~4秒のリードを許した。3位にはシーリーを逆転したバーシアが再浮上。アンダーソンはタイムアタック、ヒートレース、メインレースのすべてで1位となり、ポイントリーダーの座についた。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 21:02.261 | |
2 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +03.244 | |
3 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | +16.530 | |
4 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | +20.539 | |
5 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | +23.622 | |
6 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | +26.024 |
AMA 450SXPoint
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 49 | |
2 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 42 | |
3 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | 42 | |
4 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 36 | |
5 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 36 | |
6 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 33 |
※AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦