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ANA 450SX

450SX 波に乗ったトマックが連勝を飾る!

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当地でのスーパークロスは、これまでサンデビル・スタジアム、チェイス・フィールドと会場を移してきたが、一昨年からはユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムで開催されている。このアメリカンフットボール場は、フロアの長辺が他の競技場よりも長いので、毎年ロングストレートを生かしたコースレイアウトが特徴となっている。

全体的にハイスピードな設定ではあるが、ジャンプが連なるリズムセクションのこなし方などにオプションがあり、開幕戦や第3戦アナハイム辺りと比べると、難易度は確実に上がっている。テクニックの差が出やすく、劇的なレースを期待できるコース作りだと言えるだろう。正午にタイムドプラクティスが始まった頃は、路面にはしっとりと湿り気があって食い付きがよかったが、リトラクタブルルーフの開口部から直射日光が当たる部分は、徐々に乾いて硬化していった。

第3戦アナハイムではトリプルクラウン方式が実施されたが、今回からは普段のレースフォーマットに則って行われる。ナイトレースに進む40台を決めるタイムアタックでは、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が、55秒709で450SX首位。250SXではジョーイ・サバッチー(カワサキ)が、55秒872でポールポジションを得た。

450SXのメインレース(20分+1周)では、イーライ・トマック(カワサキ)がホールショットを取った。オープニングラップの2位以下には、ウェストン・パイク(スズキ)、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)、アンダーソン、ケン・ロクスン(ホンダ)が控えていた。

ポイントリーダーであり、ポールシッターでもあるアンダーソンは、序盤4位につけていながらフープスで失速を繰り返し、やがて8位まで後退。パイクもミスでポジションを下げ、トップスリーはトマック、バーシア、ロクスンに絞られる形となった。先頭を行くトマックは早々と独走態勢を築き、6~7秒の貯金を蓄えた。

レース後半になると、クルージングに入ったトマックに対し、バーシアとロクスンが接近。ラストは各々2秒を切る差となったが、順位に変動はないままトマックが逃げきり、2連勝を飾った。バーシア、ロクスンに続く4位には、後半になって持ち直したアンダーソンが入賞。ランキング首位の座は、アンダーソンがキープしている。

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ANA 450SXResult

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 21:48.476 Dunlop ユーザー
2 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +02.127 Dunlop ユーザー
3 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +03.623 Dunlop ユーザー
4 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +15.355 Dunlop ユーザー
5 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +17.822 Dunlop ユーザー
6 34 W・パイク Autotrader JGR Yoshimura Suzuki +23.822 Dunlop ユーザー

ANA 450SXPoint

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント
1 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 89 Dunlop ユーザー
2 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha 80 Dunlop ユーザー
3 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda 77 Dunlop ユーザー
4 34 W・パイク Autotrader JGR Yoshimura Suzuki 71 Dunlop ユーザー
5 14 C・シーリー Team Honda HRC Honda 70 Dunlop ユーザー
6 10 J・ブレイトン Smartop Motoconcepts Honda 68 Dunlop ユーザー

※AMAスーパークロス第4戦/450SX第4戦/250SXウエスト第4戦


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AMA 250SX

250SX 2勝目を挙げたプレシンガーがランキング首位に浮上!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、サバッチーがホールショットを決めた。サバッチーは予選ヒートで転倒を喫し、ラストチャンスから復活してきたのだが、グリッド順が悪いため、大外から長いストレートを斜行して1コーナーで前に出た。2周目にはシェイン・マケラス(KTM)に先行されたが、この2人は同点首位で今大会に臨んでいるため、赤いゼッケンプレートを付けるマケラスとサバッチーが、1-2を占める形となった。

3周目にはアーロン・プレシンガー(ヤマハ)が、サバッチーをかわして2位。7周目にはマケラスをも攻略し、プレシンガーがトップに躍り出た。レース後半ななると、セーフティリードを築いたプレシンガーが主導権を握り、マケラス、サバッチーにアダム・シアンサルーロ(カワサキ)を加えた、2~4位争いがヒートアップする。14周目にはサバッチーが転倒し、シアンサルーロにポジションを明け渡した。

こうして17周でチェッカーが振られたレースは、プレシンガーの今シーズン2勝目で幕を閉じた。2位マケラス、4位サバッチーも1勝ずつをマークしており、ポイントランキング上ではこの3人が上位を占めている。接戦のタイトル争いに加わるのは、シアンサルーロか? ディフェンディングチャンピオンのジャスティン・ヒル(スズキ)は、いつスランプから抜け出すのか? ちなみに次戦オークランドでは、昨年ヒルが勝利を挙げている。

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AMA 250SX WESTResult

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 23 A・プレシンガー Monster Energy Yamalube Star Yamaha 16:17.826 Dunlop ユーザー
2 28 S・マケラス Troy Lee Designs Red Bull KTM +03.772 Dunlop ユーザー
3 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +07.733 Dunlop ユーザー
4 17 J・サバッチー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +13.505 Dunlop ユーザー
5 40 C・セクストン Geico Honda Honda Honda +18.005 Dunlop ユーザー
6 53 B・タフト Cycle Trader Rock River Yamaha +29.316 Dunlop ユーザー

AMA 250SX WESTPoint

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント
1 23 A・プレシンガー Monster Energy Yamalube Star Yamaha 92 Dunlop ユーザー
2 28 S・マケラス Troy Lee Designs Red Bull KTM 91 Dunlop ユーザー
3 17 J・サバッチー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 87 Dunlop ユーザー
4 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 77 Dunlop ユーザー
5 32 C・クレイグ Geico Honda Honda 70 Dunlop ユーザー
6 40 C・セクストン Geico Honda Honda 69 Dunlop ユーザー

※AMAスーパークロス第4戦/450SX第4戦/250SXウエスト第4戦