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AMA 450SX
450SX アンダーソンが2連勝! ポイントリードを固める!
サンディエゴは降水量が少なく温暖な気候で知られる町だが、近年はスーパークロス開催時に雨の影響を受けることが多かった。レースがマディコンディションになったり、前日までの降雨によりプラクティスが短縮されたり、何かとイレギュラーな大会もあったが、今年は南カリフォルニアらしい好天に恵まれ、理想的なドライコンディションとなった。
AMAスーパークロスの会場は、フットボール用スタジアムが大半を占めているが、今回のペトコ・パークはシリーズ中最後の野球専用施設である。コースレイアウトは、アナハイム、オークランドと徐々に難易度を増してきたが、サンディエゴでは長いフープスやリズムセクションが、テクニックの差が出るポイントとして注目された。
まぶしい陽光の下で行われたタイムドプラクティスでは、イーライ・トマック(カワサキ)が50秒632で450SXのトップ。51秒台が連なる2位以下に大きく差を付けた。250SXではジャスティン・ヒル(スズキ)が51秒131を記録し、開幕戦以来のポールポジションを獲得した。
450SXのメインレース(20分+1周)では、1コーナーでマルチクラッシュが発生。ポールシッターのトマック、ケン・ロクスン(ホンダ)、ジョシュ・グラント(カワサキ)、ウェストン・パイク(スズキ)、マルコム・スチュワート(スズキ)らが転倒した。トマックはマシンのダメージによってリタイア。波乱の幕開けとなった。
ハプニングの連鎖は治まることなく、1周目途中での転倒から再スタートしたクーパー・ウェブ(ヤマハ)とロクスンが、追い上げ中のバトルで3周目にクラッシュ。倒れたウェブ車の後輪に右手を巻き込まれたロクスンは、負傷によってリタイアした。
レースはホールショットを取ったコール・シーリー(ホンダ)の後に、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、マービン・ムスキャン(KTM)、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)らが続く展開。この上位グループはやがて二分され、トップ争いはシーリーvsアンダーソンの一騎打ちとなった。
レース中盤12周目までリーダーを務めたシーリーだったが、翌周にアンダーソンがトップに躍り出る。アンダーソンはその後独走を保って優勝。前半12周がシーリー、後半12周がアンダーソンという対照的なレースとなった。ペースが乱れたシーリーと入れ替わり、2位ムスキャン、3位ブレイク・バゲット(KTM)がポディアムに上がった。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 20:56.687 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +03.944 | |
3 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | +10.170 | |
4 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | +12.920 | |
5 | 20 | B・ティックル | Red Bull KTM | KTM | +25.528 | |
6 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | +29.009 |
AMA 450SXPoint
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 141 | |
2 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | 113 | |
3 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 106 | |
4 | 94 | K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 102 | |
5 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | 99 | |
6 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 99 |
※AMAスーパークロス第5戦/450SX第5戦/250SXウエスト第5戦