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AMA 450SX
450SX トマックが今シーズン3勝目!
スーパークロスが開催される主要都市の中で、アメリカの中央部に位置しているのがテキサス州のダラスとヒューストン。東西シリーズの開催数を均等にするため、どちらかに分類されるのがこの2戦だが、今年はダラスがイースト、ヒューストンがウエストに振り分けられている。前戦サンディエゴでウエストは一時中断し、今大会からはイーストシリーズが始まる。450SXの出場ライダーに変化はないが、東西に分けられている250SXでは総入れ替えとなる。
会場はダラス近郊のアーリントンにある、AT&Tスタジアム。リトラクタブル(開閉式)ルーフ、世界最大のオーロラビジョン、10万人以上の収容能力を誇る巨大な施設で、NFLのダラス・カウボーイズが本拠地としている。イーストではフットボール用スタジアムが多いが、それは長方形や樽型のフィールドをベースにコースが造成されることを意味する。
今大会のコースレイアウトは十分な広さがあるものの、レーンが長くスピードが乗りやすいため、ラップタイムが50秒を下回るものとなった。ポイントになりそうなのは、表情の異なる2本のフープス。そして特に注意が必要なのが、鈍角のドッグレッグ型の1コーナーで、スタート時に多重クラッシュが発生しやすいことが指摘されていた。
ダラスと言えば、以前はコンクリートのようなハードパックが有名だったが、近年は粘土にサンドを混ぜるなどして土質改善が行われた結果、食い付きの良い路面となった。空調の利いたドーム球場になったことも、土質の向上に貢献している。19時からのナイトレースに進む40台を決めるタイムドプラクティスでは、48~49秒台でポールポジションが争われた。
450SXのメインレース(20分+1周)では、イーライ・トマック(カワサキ)がホールショットを取った。2位につけたジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)は、4周目に転倒を喫して7位まで後退。代わってマービン・ムスキャン(KTM)、ブレイク・バゲット(KTM)、コール・シーリー(ホンダ)がセカンドグループを形成した。
先頭を行くトマックは、序盤から6~7秒の貯金を作って独走。シーリーの後方には、クーパー・ウェブ(ヤマハ)、アンダーソンが迫り、緊迫した4位争いを続けた。レース終盤になってもトマックの優位は変わらず、独走のまま今シーズン3勝目をゲット。2位ムスキャン、3位バゲットが続いてチェッカーを受けた。ポイントリーダーのアンダーソンは4位にとどまったが、36点差で首位を守っている。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 21:07.584 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +05.695 | |
3 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | +09.798 | |
4 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +14.457 | |
5 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | +16.469 | |
6 | 2 | C・ウェブ | Monster Energy Yamaha | Yamaha | +16.834 |
AMA 450SXPoint
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 160 | |
2 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 124 | |
3 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | 120 | |
4 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 119 | |
5 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 114 | |
6 | 51 | J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | 113 |
※AMAスーパークロス第7戦/450SX第7戦/250SXイースト第1戦