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AMA 450SX
450SX トマック連勝! 今季4勝目を挙げる!
フロリダ半島西岸の都市、タンパでスーパークロスが開催されるのは、1999年以来19年ぶりのこと。以前はハリケーンの影響でマディレースになったこともあったが、今回は温暖で穏やかな天気に恵まれた。
会場のレイモンド・ジェイムズ・スタジアムは、NFLタンパベイ・バッカニアーズが本拠地としている、オープンエアのフットボール用施設。強い日差しを受けた路面は、コース設営の段階から硬化が始まり、概ねハードパックとなった。
今回のコースレイアウトは、古き良きフロリダらしさがテーマとなっており、立体交差やサンドセクションが導入されたり、コース脇に鉢植えを並べる演出がなされていた。特にサンドセクションは、100メートル近くある長いストレートに砂浜から運ばれたホワイトサンドを盛ったもので、形が崩れやすいうねりが連なる難所となっていた。
ここで思い出されるのが1989年のマイアミSXで、オレンジボウルに作られた当時のコースは全周がホワイトサンドだった。かつてはデイトナでも「砂地獄」として恐れられていたものだが、近年は粘土質の多用が目立ち、没個性と指摘されることもあった。それだけに今回のホワイトサンドの採用は、フロリダらしさへの回帰として好意的に受け止められていた。
今回のコースにはリズムセクションの飛び方にオプションがあり、ジャンプを4個まとめてクリアするクワドの成否が明暗を分けることになった。プラクティスから予選ヒートにかけて、トップライダーが試みたクワドだが、ヒート2ではコール・シーリー(ホンダ)が飛距離不足で転倒リタイアを喫した。
450SXのメインレース(20分+1周)では、クーパー・ウェブ(ヤマハ)がホールショットを取った。イーライ・トマック(カワサキ)、マービン・ムスキャン(KTM)、ジャスティン・ヒル(スズキ)が続く。この中で際立っていたのは、ウエスト250SXに参戦していたヒルで、予選ヒート1でも1位となり注目されていた。
リーダーは2周目にトマック、4周目にムスキャンと入れ替わったが、その背後はトマックがピッタリとマーク。後半16周目に逆転を成功させたトマックが、スパートして今季4勝目を挙げた。2位ムスキャン、3位にはポイントリーダーのジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が入賞した。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 21:09.479 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +04.536 | |
3 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +12.065 | |
4 | 2 | C・ウェブ | Monster Energy Yamaha | Yamaha | +17.845 | |
5 | 20 | B・ティックル | Red Bull KTM | KTM | +21.854 | |
6 | 46 | J・ヒル | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | +26.994 |
AMA 450SXPoint
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | POINTS | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 181 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 142 | |
3 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | 134 | |
4 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 125 | |
5 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 125 | |
6 | 14 | C・シーリー | Team Honda HRC | Honda | 124 |
※AMAスーパークロス第8戦/450SX第8戦/250SXイースト第2戦