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AMA 450SX
450SX アンダーソンがトリプルクラウン2戦目のウィナー(2/1/4)に!
第3戦、第9戦、第14戦のみで実施されるレース形式「トリプルクラウン」に則ったスーパークロスが、シリーズの折り返し地点であるアトランタで開催された。450SX×3レース、250SX×3レースの総合結果によって、各クラスのウィナーが決まるフォーマットだが、今回は第3戦からのフィードバックによって、レース1の設定時間が2分延長された。
昨年まで使用されてきたたジョージアドームに代わり、今回からはオープン間もないメルセデスベンツ・スタジアムが熱戦の舞台となる。ダイヤフラム式の開閉ルーフを持つ最新鋭のドーム内には、ジョージア名物「レッドクレイ」としておなじみの赤土で造成されたコース。路面は食い付きの良さとワダチの発生が特徴だが、今回は例年よりも小石の混入が多めで、崩れやすい部分がところどころにあった。
日中に行われたクォリファイセッションでは、450SX=マービン・ムスキャン(KTM)51秒711、250SX=ディラン・フェランディス(ヤマハ)53秒384と、両クラスのポールポジションをフレンチライダーが占めた。
450SXのメインレース1(10分+1周)では、コール・シーリー(ホンダ)の代打に起用されたクリスチャン・クレイグ(ホンダ)が、ホールショットを獲得した。その背後には、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)、ブレイク・バゲット(KTM)、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)らが続く。僅差のトップグループによるバトルが繰り広げられた結果、8周目にはブレイトンがトップに浮上。レース後半になると、アンダーソン、バゲットを交えたトップ争いになったが、ブレイトンが逃げ切った。
メインレース2(12分+1周)では、アンダーソンがホールショットを取り、クーパー・ウェブ(ヤマハ)、イーライ・トマック(カワサキ)、バゲット、ブレイトンが続いた。ポイントリーダーのアンダーソンは、徐々にウェブを引き離しトップの座を固めてフィニッシュ。この段階でアンダーソン(2/1)は、総合優勝に王手をかけた。
メインレース3(15分+1周)では、クレイグ、バゲット、ムスキャン、アンダーソンが序盤のトップランナーとなった。この中からバゲットが3周目に転倒して脱落。2位に浮上したムスキャンが、5周目からレースリーダーとなった。追っ手はアンダーソン、トマックと入れ替わったが、セーフティリードを保ったムスキャンが、トップでゴールした。
この結果、総合順位は1位アンダーソン(2/1/4)、2位ムスキャン(4/5/1)、3位トマック(5/3/2)となり、アンダーソンがトリプルクラウンのウィナーに輝いた。
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AMA 450SXResult
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 2/1/4 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 4/5/1 | |
3 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 5/3/2 | |
4 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 1/6/6 | |
5 | 32 | C・クレイグ | Team Honda HRC | Honda | 6/7/5 | |
6 | 2 | C・ウェブ | Monster Energy Yamaha | Yamaha | 14/2/3 |
AMA 450SXPoint
順位 | ゼッケン | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1 | 21 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 207 | |
2 | 25 | M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | 165 | |
3 | 4 | B・バゲット | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | 150 | |
4 | 10 | J・ブレイトン | Smartop Motoconcepts | Honda | 144 | |
5 | 3 | E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 137 | |
6 | 34 | W・パイク | Autotrader JGR Yoshimura | Suzuki | 136 |
※AMAスーパークロス第9戦/450SX第9戦/250SXイースト第3戦