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450SX

450SX ウェブがシーズン4勝目をゲット!

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COVID-19パンデミックに対応した無観客レース7連戦は、順調に消化してきた今、最終章に差しかかっている。当初はNBCテレビのライブ放送枠に合わせるため、炎天下のレースがあったかと思えばメインレース終了が23時というケースもあったが、このところは17時にヒートレースが始まるイブニングプログラムが定着している。今回のソルトレイクシティ6も同様だが、フリープラクティスがキャンセルされたことが相違点だ。
前戦ソルトレイクシティ5が行われた日曜からこの水曜まで、コース造成にかけられる時間は正味2日半しかなかったが、今回は火曜の夜に強い雨が降ったこともあって、コースの大半は前戦のレイアウトを踏襲したものとなった。そのため450SXクラスではテクニカルなセクションに対するライダーの習熟度が高く、タイムアタックは僅差でしのぎを削る接戦だった。
クオリファイング(10分×2回)で最速だったのは、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)450SX=43秒246、チェイス・セクストン(ホンダ)250SX=43秒673。当初は路面がウェットだったが、2回目のセッションが行われる前にコース整備が行われたことと、徐々にラインがきれいなバンクになってきたことで、ベストラップタイムはほとんど終盤に記録された。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)がホールショットを取った。続くトップグループには、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)、ジャスティン・ヒル(ホンダ)、クーパー・ウェブ(KTM)、ケン・ロクスン(ホンダ)。ポイントリーダーのイーライ・トマック(カワサキ)は、1コーナー最後尾と出遅れた。
トマックはロクスンに対し24点、ウェブに対し25点差をつけて今大会に臨んでいたが、ここでリードを26点に広げることができれば、最終戦を待たずにチャンピオン決定というシチュエーション。しかし、オープニングラップ12位からの挽回は大きなハンディとなった。9周目には5位まで這い上がったトマックは、中盤にアンダーソンとロクスンをかわして3位に浮上。終盤はオズボーンを先頭にウェブ、トマック、ロクスンも含めたバトルが激しくなったが、23周目の攻防でウェブがトップに立ち優勝。トマックは2位に食い込んだが、タイトルは最終戦に持ち越しとなった。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 1 C・ウェブ Red Bull KTM KTM 21:11.148 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +02.214 Dunlop ユーザー
3位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +05.291 Dunlop ユーザー
4位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +05.888 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +07.744 Dunlop ユーザー
6位 10 J・ブレイトン Team Honda HRC Honda +21.078 Dunlop ユーザー


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250SX

250SX セクストンが連勝でタイトルに王手!

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ソルトレイクシティ4~5では250SXウエストが開催されていたが、今大会は再びイーストにシフトする。第8戦は4日後に行われるイースト/ウエスト交流戦、ショーダウンに向けた重要なイベントとなった。250SXのメインレース(15分+1周)では、ホールショットのダリアン・サナイー(カワサキ)をかわし、シェイン・マケラス(ヤマハ)、セクストン、ピアース・ブラウン(KTM)が先頭集団を形成。5周目にはセクストンがマケラスを攻略し、トップに躍り出た。
セクストンはマケラスを徐々に引き離し、レースをほぼ掌握した。両者は250SXイーストのチャンピオン争い中だが、このままセクストンが勝てば6点差、マケラスが逆転すれば同点首位という戦況。赤ゼッケン1Eをつけるセクストンは、プレッシャーに負けることなくリードを6秒まで広げた。途中、周遅れの転倒にペースが乱れる場面もあったが、難なく逃げ切り優勝。今シーズン4勝目を挙げたセクストンが、タイトル防衛に王手をかけた。
下田丈(ホンダ)は、スタート7位から7周目に5位浮上。前を行くコルト・ニコルス(ヤマハ)を追いかけた。中盤以降はポジションを下げてきたブラウンがターゲットとなったが、6.5秒差を1.5秒まで追い詰めたところでチェッカー。下田は第3戦アトランタでつかんだベストリザルトに並んで、今季2度目の5位をゲットした。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXイースト 第8戦Result

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 1E C・セクストン Geico Honda Honda 6:18.667 Dunlop ユーザー
2位 12 S・マケラス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +03.427 Dunlop ユーザー
3位 13 C・ニコルス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +15.594 Dunlop ユーザー
4位 163 P・ブラウン Troy Lee Designs Red Bull KTM +20.071 Dunlop ユーザー
5位 84 下田 丈 Geico Honda Honda +21.560 Dunlop ユーザー
6位 38 K・ピータース Phoenix Racing Honda -1 lap