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250SX

250SX フォークナーが地元ラウンドで今季1勝目!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、オースティン・フォークナー(カワサキ)がホールショットを取り、ジェット・ローレンス(ホンダ)、ブランドン・ハートランフト(KTM)、クリスチャン・クレイグ(ホンダ)が続いた。オープニングラップのリズムセクションでは、フェランディスとマイケル・モズマン(ハスクバーナ)が絡んで転倒。両者はピットイン後レースに復帰したが、1周遅れの走行となった。
フォークナーとローレンスは、レース中盤までテールトゥノーズのトップ争いを繰り広げた。しかし12周目、ローレンスのミスに乗じてジャスティン・クーパー(ヤマハ)が2位に浮上。13周目にはクレイグが転倒リタイア。この混乱はハートランフトに3位再浮上の機会を与えた。終盤はフォークナーとクーパーの一騎打ちとなったが、3秒の貯金を上手く使ったフォークナーが優勝。地元ミズーリ州のファンが見守る前で、今シーズン1勝目を挙げた。
注目の古賀太基(カワサキ)は、タイムクォリファイ27位でナイトプログラムに進出。予選ヒート2では好スタートを決め、フォークナー、ミッチェル・オールデンバーグ(ホンダ)、アレックス・マーティン(スズキ)に次ぐ4位を走行していたが、3周目にローレンスと接触転倒。マシン損傷が激しかったこともあり、古賀はラストチャンスへの出走を断念した。


250SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 52 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 16:34.941 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +01.639 Dunlop ユーザー
3位 30 B・ハートランフト Troy Lee Designs Red Bull KTM +17.560 Dunlop ユーザー
4位 26 A・マーティン JGRMX Yoshimura Suzuki +17.805
5位 83 J・ローレンス Geico Honda Honda +27.987 Dunlop ユーザー
6位 45 J・ヘイズ Gas Monkey Energy AJE Motorsports Husqvarna +36.969 Dunlop ユーザー

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450SX

450SX ロクスンが3年ぶり悲願の優勝!

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AMAスーパークロスシリーズの中でアトランタに次ぐ観客動員数を誇るセントルイスは、これまで3月~4月に開催されることが多かったが、今年は開幕直後の1月第2週に組み込まれている。2016年にNFLチームのラムズがロサンゼルスへ移転したことで、ドームのスケジュールに自由度が増えたためだ。週末は北米内陸部がウィンターストームに襲われ、セントルイスの気温は氷点下まで冷え込んだが、ドームからパドックとして使用されるアメリカズ・センターまで、館内は汗ばむほど暖かかった。
この会場ではフロアに合板を敷き詰めず、アストロターフ(人工芝)を巻き取ったコンクリートの上に土を直に盛る方法でコースが作られる。したがって路面はリジッドな感触だが、粒子の細かい粘土のグリップが良好で、ライダーからも高い評価を得ている。今年のコースレイアウトは、長いストレートと大きな半径の1コーナーに始まり、リズムセクション、フープス、立体交差などを備えた、典型的なフットボールスタジアムタイプだった。
ヒートレースのグリッドが競われるタイムクオリファイのトップは、450SX=アダム・シアンサルーロ(カワサキ)50秒275、250SX=ディラン・フェランディス(ヤマハ)51秒002。開幕戦で最速タイムを記録した2人が、2戦連続でポールポジションを獲得した。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)がホールショットを取った。その背後にはケン・ロクスン(ホンダ)、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)、シアンサルーロ、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が続き、トップ争いに名乗りを上げた。2周目にはロクスンがオズボーンをかわしてリーダーに。3周目にはバーシアが2位に浮上した。
レース前半は上位2台のマージンが3秒前後で推移していたが、終始安定して52秒台のラップタイムを刻むロクスンに対し、バーシアは後半になるとペースを乱して離された。やがて3位にアンダーソン、4位にシアンサルーロが上がってくる頃には、ロクスンとバーシアの差は8秒以上となり、レースの大勢が固まる。こうして優勢を保ったロクスンがトップでチェッカーを受け、バーシア、アンダーソンが続いてフィニッシュ。4位には最終ラップで転倒を喫したシアンサルーロに替わって、イーライ・トマック(カワサキ)が入った。
ロクスンの優勝は、2017シーズン第2戦サンディエゴ以来3年ぶり。このブランクの間には、負傷、手術、カムバックを繰り返してきたロクスンだが、今回の勝利によって長いトンネルを抜けて完全復活を果たしたと言えるだろう。


450SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda 21:41.091 Dunlop ユーザー
2位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +04.794 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +08.742 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +12.713 Dunlop ユーザー
5位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +15.059 Dunlop ユーザー
6位 27 M・スチュワート Smartop Motoconcepts Honda +19.864 Dunlop ユーザー