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250SX

250SX フェランディスが今季初優勝!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、クリスチャン・クレイグ(ホンダ)が飛び出したが、2周目にはジェット・ローレンス(ホンダ)がトップに入れ替わった。ガイコホンダ1-2フォーメーションの後方には、オースティン・フォークナー(カワサキ)、ミッチェル・オールデンバーグ(ホンダ)、ブランドン・ハートランフト(KTM)が控えていた。
3周目にはスタート7位の中団から、ディラン・フェランディス(ヤマハ)が3位に浮上。先頭ではローレンスがルーキーらしからぬ走りを披露し、徐々にリードを広げつつあった。やがてクレイグの後方にフェランディスが迫り、2台はテールトゥノーズのバトルを展開する。そして迎えた9周目、接触した両者がクラッシュ。クレイグはリタイア、再スタートしたフェランディスは2位でレースに復帰した。
ハーフウェイポイントで発生したこのアクシデントにより、ローレンスは10秒以上の独走態勢を享受することになった。その後フォークナーの転倒により、フェランディスの後方にはジャスティン・クーパー(ヤマハ)が浮上したが、1~2位、2~3位の間には各々10秒以上のマージンがあり、大勢は固まったと思われた。
ところが14周目、ローレンスが転倒。ポジションを失わずに再スタートしたが、フェランディスの接近により状況が一変した。2台は抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げた末、サイドバイサイドでフィニッシュ前のフープスへ。ここで痛恨の前転を喫したローレンスは、チェッカーを受けずに9位。逆転に成功したフェランディスが、今シーズン初優勝をゲットした。


250SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 1W D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha 16:23.630 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +21.013 Dunlop ユーザー
3位 30 B・ハートランフト Troy Lee Designs Red Bull KTM +25.987 Dunlop ユーザー
4位 28 M・モズマン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +33.616 Dunlop ユーザー
5位 26 A・マーティン JGRMX Yoshimura Suzuki +38.080
6位 101 L・クラウト Penrite Honda Honda +45.718

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450SX

450SX トマックがシーズン1勝目! ポイントリーダーはバーシアからロクスンへ!

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近年はサンディエゴやアトランタでも2戦開催された例があるが、AMAスーパークロスシリーズの中で複数回開催が定着しているのはアナハイムだけだ。将来のレースカレンダーに変更が生じるかもしれないが、現在この聖地における大会名は、開幕戦=アナハイム1=A1、第3戦=アナハイム2=A2として親しまれている。
エンジェル・スタジアムのグラウンドには、長期にわたり土が敷き詰められている。1月第1週・第3週にスーパークロス、第2週・第4週にはモンスタージャム(トラック)が開催されるので、特にベースとなる土は乾燥と圧縮が進行する。ジャンプなどのセクションは、造り直す際の水分調整により湿った部分もあったが、概して2週間前の開幕戦時よりも硬化した土質となった。
左右でジャンプのリズムが異なるスプリットレーンなどが設けられたコースは、開幕戦よりもテクニカルなレイアウトになっていた。特に折り返して配置された2個のフープスが難しく、勝敗を分けるポイントとなりそうだった。1~2コーナーが比較的タイトな左の連続なので、スターティンググリッドは明らかに左寄りイン側が有利だと思われた。
クオリファイ(10分×2回)におけるトップタイムは、450SX=アダム・シアンサルーロ(カワサキ)51秒865、250SX=ディラン・フェランディス(ヤマハ)52秒801。今シーズンは開幕から3戦連続で、この2人が予選最速ラップを刻んでいる。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ケン・ロクスン(ホンダ)がホールショットをゲット。2位ブレイク・バゲット(KTM)以下、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、アーロン・プレシンガー(ヤマハ)、クーパー・ウェブ(KTM)が、オープニングラップのリーダーボードに名を連ねた。序盤から激しく競り合うトップ2が後続を引き離したが、バゲットの転倒によってロクスンの単独リードが形成された。
5周目にはスタート10位と出遅れていたイーライ・トマック(カワサキ)が、2位まで急上昇してロクスンに狙いを定めた。間隔は5秒以上あったが、トマックが1周につき1秒以上マージンを削る激走で逆転。8周目からはトマックがレースの主導権を握った。後半になるとトマック、ロクスン、ウェブが各々単独走行となり、24周でチェッカーフラッグが振られる。トマックはシーズン初優勝。ポイントリーダーのジャスティン・バーシア(ヤマハ)が9位にとどまったこともあって、ロクスンが首位に浮上している。


450SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 21:37.168 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +01.979 Dunlop ユーザー
3位 1 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +03.186 Dunlop ユーザー
4位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +10.628 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +14.443 Dunlop ユーザー
6位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +20.138 Dunlop ユーザー