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250SX

250SX フェランディスが今シーズン3勝目を挙げる!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、オースティン・フォークナー(カワサキ)がホールショットを取ったが、立ち上がり加速でマイケル・モズマン(ハスクバーナ)が前に出た。3位には今大会からレッドナンバーを取り戻したフェランディス、そしてジャスティン・クーパー(ヤマハ)、ルーク・クラウト(ホンダ)、キャメロン・マカドゥー(カワサキ)が続いた。
5周目にフォークナーがリーダーとなり、逆襲を試みるモズマンをフェランディスが捉えて2位に躍進。7周目にはモズマンをかわしたクーパーが3位に浮上する。8周目にはマカドゥーがマシントラブルでリタイアを喫した。
後半のハイライトは、フォークナーvsフェランディスのトップ争い。終始1秒以内のマージンをやり取りしていた両者だったが、フェランディスがスパートすると16周目に逆転。残り周回で独走態勢になったフェランディスが、今シーズン3勝目を獲得し、ポイントリードを7点に広げた。
250SXは次週タンパからイーストシリーズに移るため、ウエストシリーズは3月28日にシアトルで再開されるまで一時中断となる。多くのウエスト参戦ライダーには1ヶ月半の休養期間になるが、イーストの450SXにスポット出場するオプションもある。なおイースト第1戦タンパでは、下田丈(ホンダ)のSXデビューが予定されている。所属チームは、チェイス・セクストン('19年AMASX250イーストチャンピオン)、ジェレミー・マーティン('14年'15年AMAMX250チャンピオン)を擁するガイコホンダだ。


250SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 1W D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha 16:22.458 Dunlop ユーザー
2位 52 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +06.123 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +13.063 Dunlop ユーザー
4位 28 M・モズマン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +21.864 Dunlop ユーザー
5位 30 B・ハートランフト Troy Lee Designs Red Bull KTM +37.758 Dunlop ユーザー
6位 101 L・クラウト Penrite Honda Honda +41.165

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450SX

450SX ディフェンディングチャンプのウェブが今季初優勝!

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サンディエゴにはいくつかの顔がある。温暖なリゾート地、メキシコ国境に近い町、そして軍港の町…。こういう土地柄にちなんだ演出がミリタリーアプリシエーションで、近年はサンディエゴ大会の約束事となっている。ライディングウエアやレースマシンのグラフィックに、星条旗やカモフラージュ柄、ステンシルゼッケンなどをあしらい、アメリカ軍に対する感謝を表す行事だ。昨年は大雨の影響でせっかくのデザインが台無しになったが、今年はドライコンディションのミリタリー感謝デーとなった。
ダウンタウンに位置するペトコ・パークには、非常にテクニカルなコースが待ち受けていた。特に折り返して配置された2セットのフープスは、今シーズン最も深くエッジが利いた設定だった。ちなみにフリープラクティス中に古賀太基(カワサキ)がフープスで転倒したことがきっかけで、レース本番までに安全性を考慮した形状に手直しされたので、その後は大きな問題は発生していない。
クオリファイ(10分×2回)におけるトップは、450SX=アダム・シアンサルーロ(カワサキ)49秒024、250SX=ディラン・フェランディス(ヤマハ)48秒991。今シーズンは開幕から6戦連続で、この2人がポールポジションを獲得している。
450SXのメインレース(20分+1周)では、スタート直後からシアンサルーロとクーパー・ウェブ(KTM)による先陣争いが繰り広げられた。2台の後ろにはアーロン・プレシンガー(ヤマハ)、マルコム・スチュワート(ホンダ)、ジャスティン・ヒル(ホンダ)が控えていた。ショートストレートと直角1コーナーの産物として、接触やコースアウトの多いスタートだった。
7周目にプレシンガーが転倒により脱落すると、シアンサルーロ、ウェブに続く単独3位にブレイク・バゲット(KTM)が浮上。やや置いて、4位を争うジャスティン・バーシア(ヤマハ)、ケン・ロクスン(ホンダ)、イーライ・トマック(カワサキ)が、緊迫感を発散する走行を続けていた。
終盤になると一層激しくなったトップ争いが熱を帯び、シアンサルーロとウェブが随所でサイドバイサイド状態に突入。21周目にトップに躍り出たウェブが逃げ切り、25周目にトップチェッカーを受ける。ディフェンディングチャンピオンのウェブは、今季6戦目にして初優勝を飾った。セカンドグループでも激しいバトルが繰り広げられたが、3位バゲット以下、トマック、バーシア、ロクスンの順でフィニッシュした。


450SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 1 C・ウェブ Red Bull KTM KTM 21:20.445 Dunlop ユーザー
2位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +02.751 Dunlop ユーザー
3位 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM +05.554 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +09.123 Dunlop ユーザー
5位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +11.597 Dunlop ユーザー
6位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +17.676 Dunlop ユーザー