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450SX

バーシアが新規参入ガスガスを駆りデビューウィン!

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今季のAMAスーパークロスシリーズには、COVID-19パンデミックに対応した変則的スケジュールが採用された。移動を極力減らして短期集中開催を実現するため、下記のようなトリプルヘッダー(土/火/土)を基本日程としている。

●1月16日(土)ヒューストン1/450SX第1戦/250SXイースト第1戦
●1月19日(火)ヒューストン2/450SX第2戦/250SXイースト第2戦
●1月23日(土)ヒューストン3/450SX第3戦/250SXイースト第3戦
●1月30日(土)インディアナポリス1/450SX第4戦/250SXイースト第4戦
●2月2日(火)インディアナポリス2/450SX第5戦/250SXイースト第5戦
●2月6日(土)インディアナポリス3/450SX第6戦/250SXイースト第6戦
●2月13日(土)オーランド1/450SX第7戦/250SXイースト第7戦
●2月20日(土)オーランド2/450SX第8戦/250SXウエスト第1戦
●3月6日(土)デイトナ/450SX第9戦/250SXウエスト第2戦
●3月13日(土)ダラス1/450SX第10戦/250SXウエスト第3戦
●3月16日(火)ダラス2/450SX第11戦/250SXウエスト第4戦
●3月20日(土)ダラス3/450SX第12戦/250SXウエスト第5戦
●4月10日(土)アトランタ1/450SX第13戦/250SXウエスト第6戦
●4月13日(火)アトランタ2/450SX第14戦/250SXウエスト第7戦
●4月17日(土)アトランタ3/450SX第15戦/250SXウエスト第8戦
●4月24日(土)ソルトレイクシティ1/450SX第16戦/250SXイースト第8戦
●5月1日(土)ソルトレイクシティ2/450SX第17戦/250SXイースト第9戦/250SXウエスト第9戦

 250SXクラスは便宜上イーストとウエストに分かれているが、今シーズンに限っては地域性が形骸化し、デイトナがウエストに振り分けられるなど異例の日程となっている。キックオフの舞台はヒューストンに移ったが、テキサス州でAMAスーパークロスの開幕戦が行われるのは史上3度目。カリフォルニア州外という点では、フロリダ州オーランドもシーズンオープナーとして定着していた時期があり、当時125クラスはイーストから先に始まっていた。
 今大会の会場は、ヒューストンのNRGスタジアム。屋内競技場に造成されるコースの特徴の一つとして、轍の多さが挙げられる。これはオープンエアの会場に比べ、湿った土の乾きが遅いことが一因だが、今回の路面はかなりウェットな状態からスタートし、やがてグリップが程良くなる頃には轍が掘れることになった。特にヘアピンコーナーには何本か深いレールができたため、ラインを変更してのアタックなどが敢行しにくい状況だった。
 17時からのイブニングプログラムに進む40台を決めるタイムドプラクティスでは、450SX=チェイス・セクストン(ホンダ)44秒006、250SX=クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)43秒765が最速。比較的ラップタイムが短めに設定されたコースなので、周回数が多くなることが予想された。
 450SXのメインレース(20分+1周)では、ジャスティン・バーシア(ガスガス)がオープニングラップから前に出て、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、ケン・ロクスン(ホンダ)が上位グループを形成した。この中から抜け出したのがロクスンで、4周目には2位まで浮上。バーシアとロクスンが、3位以下を引き離す展開となった。セクストン、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、イーライ・トマック(カワサキ)らは、序盤の混戦で転倒脱落した。
 中盤からは、バーシア対ロクスンの一騎打ちが白熱した。テールトゥノーズの態勢からロクスンがパッシングを試みるが、バーシアが踏ん張る。ほとんどマージンのないバトルが続いたが、終盤残り2周となったところで、2台は2秒差となり、ロクスンは追撃の手を緩めた。こうしてバーシアは、今季からAMAスーパークロスに参戦を開始したガスガスに、初戦デビューウィンをプレゼント。バーシア自身も3年連続開幕優勝を達成している。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 51 J・バーシア Troy Lee Designs Red Bull GASGAS 21:32.741 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +01.015 Dunlop ユーザー
3位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +20.076 Dunlop ユーザー
4位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +22.281 Dunlop ユーザー
5位 27 M・スチュワート Monster Energy Star Racing Yamaha +24.399 Dunlop ユーザー
6位 10 J・ブレイトン Mac-Off Honda Honda +29.005 Dunlop ユーザー


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250SX

クレイグが5年ぶりの優勝をゲット!

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下田丈はベスト更新の4位!

 250SXのメインレース(15分+1周)では、ホールショットのRJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)をかわし、クレイグが1周目からトップに躍り出た。注目の下田丈(カワサキ)はスタート4位だったが、オースティン・フォークナー(カワサキ)、コルト・ニコルス(ヤマハ)、マイケル・モズマン(ガスガス)に先行を許し、序盤は6~7位をキープしていた。
 トップのクレイグは早々とセーフティリードを築き、レースの主導権を握った。2位ハンプシャーの背後にはジェット・ローレンス(ホンダ)がつけていたが、ワンミスでフォークナーと入れ替わる。11周目にはフォークナーが2位に浮上したが、クレイグとの5秒差を縮めることはできなかった。最後まで独走を貫いたクレイグは、2016年以来5年ぶりの優勝。スターレーシングに移籍後、初戦で快挙を成し遂げた。
 下田は終盤まで安定したペースで7位をキープしていたが、モズマン、ローレンス、ハンプシャーの相次ぐクラッシュにより、4位までポジションを挽回してフィニッシュ。自己ベストリザルトを更新した。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 29 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha 15:49.686 Dunlop ユーザー
2位 38 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +05.057 Dunlop ユーザー
3位 64 C・ニコルス Monster Energy Star Racing Yamaha +06.665 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +19.522 Dunlop ユーザー
5位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +20.302 Dunlop ユーザー
6位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +30.110 Dunlop ユーザー