- 天気:晴れ
- 気温:日中28度~深夜23度
- 観客:不明人
450SX
450SX ウェブが2連勝で首位固め!
COVID-19パンデミック対応日程であるトリプルヘッダーの2戦目、アーリントン2が火曜日に開催された。AT&Tスタジアムには、3日前とは様変わりしたコースが出来ていた。基礎となるレーンなど前戦から流用した部分はあるものの、長方形の長辺を最大限に利用したストレートによって、大きく印象が変わった。タイトコーナーの数が増えて、要素がぎっしり詰め込まれたコースの一角には、土を盛った高台にエレベーテッドコーナーが設けられ、演出のアクセントになっていた。
日中に行われたタイムドプラクティスでは、450SX=イーライ・トマック(カワサキ)50秒903、250SX=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)51秒769が、各々のクラスで最速だった。いずれも2本目のセッションで記録されたタイムだが、これは土質が前戦よりも崩れやすく、掘れやすくなったため、ワダチを利用したコーナリングスピードが上がったからである。
450SXのメインレース(20分+1周)は、クーパー・ウェブ(KTM)のホールショットで始まった。ウェブは長いストレートエンドから、ワイドな1コーナーのイン側を抑制を利かせて回り、アウト寄りにはらんだライダーの前に出た。背後にはトマック、ケン・ロクスン(ホンダ)、チェイス・セクストン(ホンダ)、マーティン・ダバロス(KTM)が続く。トップ3のスピードは抜きん出ていて、ウェブ、トマック、ロクスンが4位以下を引き離す展開となった。
レースリーダーのウェブとトマックは、1秒前後の間隔で緊迫した走行を続ける。一方ロクスンは徐々に遅れが目立つようになり、レースのハーフウェイポイントでは、トマックに対して3秒のビハインドとなった。ロクスンの後方で単独走行していたセクストンは、やがてスタート12位から挽回してきたジャスティン・バーシア(ガスガス)にかわされた。
ウェブvsトマックのデッドヒートは終盤まで続いたが、トマックのワンミスでウェブを逃がしてしまい。トップ争いに決着がついた。ウェブ、トマック、ロクスンの順でチェッカフラッグを受ける。アーリントンで2連勝を飾ったウェブは、ロクスンに対するポイントリードを12点に広げた。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResult
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 2 C・ウェブ | Red Bull KTM | KTM | 21:40.961 | |
2位 | 1 E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +04.634 | |
3位 | 94 K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +07.782 | |
4位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +19.997 | |
5位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +24.745 | |
6位 | 7 A・プレシンガー | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +28.851 |