• 天気:雨のち晴れ
  • 気温:日中21度
  • 観客:不明人

250SX

250SX 大躍進スラッシャーが初優勝!

  • 天気:雨のち晴れ
  • 気温:日中21度
  • 観客:不明人

250SXのメインレース(13分+1周)では、マカドゥーがホールショットを取ったが、ネイト・スラッシャー(ヤマハ)がオープニングラップのリーダーとなった。1コーナーではマルチクラッシュが発生し、ハンター・ローレンス(ホンダ)が巻き込まれた。2周目にマカドゥーが転倒し、上位はスラッシャーを先頭にギャレット・マーチバンクス(ヤマハ)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、ミッチェル・ハリソン(ホンダ)、セス・ハメイカー(カワサキ)というオーダーに変わる。
 コースコンディションは回復したものの、一部に滑りやすい路面もありコースアウトや転倒が相次ぐ中、トップのスラッシャーは安定した4~5秒のリードを保っていた。7周目にはマーチバンクスが転倒し、2位クーパー、3位マカドゥー、4位ハメイカーとなる。この時すでにスラッシャーは12秒ものリードを蓄えていて、独走状態のままチェッカー。スラッシャーはこれまでの自己ベスト9位から大躍進を果たし、初優勝をゲットした。
 タイトル争いに絡んでいたローレンスは、1コーナーの転倒から7位まで追い上げた。この結果、250SXウエストのシリーズランキングは、クーパー=131、マカドゥー=127(-4)、ローレンス=118(-13)と点差が開いている。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 91 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 16:17.171 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +11.677 Dunlop ユーザー
3位
31 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +28.108 Dunlop ユーザー
4位 150 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +29.961 Dunlop ユーザー
5位 56 K・ピータース Phoenix Racing Honda +43.883
6位 35 M・ハリソン Mac-Off Honda Honda +48.518


  • 天気:雨のち晴れ
  • 気温:日中21度
  • 観客:不明人

450SX

450SX スピードウェイに強いトマックが逆転優勝!

  • 天気:雨のち晴れ
  • 気温:日中21度
  • 観客:不明人

第13~15戦の会場は、アトランタ・モータースピードウェイ。スーパークロスが球技用スタジアム以外で開催される例としては、デイトナ、タラデガ、シャーロット、ジョリエット、オクラホマシティなどがあるが、今回はそのリストに当地が加わることになった。COVID-19パンデミック対策として、変則的なトリプルヘッダー(土/火/土)が組まれてきたが、このアトランタ1~3は今季最後の3連戦になる。
 スピードウェイという共通点から、誰もがデイトナをイメージしていたが、今回のアトランタは規模が違った。グランドスタンド前に造られたコースは、1周に1分40秒を要す長さがあった。しかもデイトナの土質は概してサンディで崩れやすく、アウトドア的なコンディションになりがちだったのに対し、こちらはジョージア名物「レッドクレイ」と呼ばれる赤土で、しっかりと固められた障害物は文字通りライダーの行く手に立ちはだかっていた。
 参考までに搬入された土の量をトラックの台数で比較すると、前戦アーリントンは500台分、今回のアトランタは1,200台分。平均的なスタジアムに対し、ざっと2.4倍の土がアトランタ・モータースピードウェイに運び込まれたことになる。全体的にハイスピードなコースレイアウトだが、コーナーよりも連続ジャンプセクションの独創性がパッシングポイントになりそうだった。
 レース当日は午前中から雨が降り出したため、フリープラクティスが中止。タイムドプラクティスも2本目がキャンセルされた。ベストラップを記録したのは、450SX=ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)1分37秒726、250SX=キャメロン・マカドゥー(カワサキ)1分39秒185。なお決勝はテレビ番組の尺に収めるため、2分ずつ短縮された。
 450SXのメインレース(18分+1周)では、アーロン・プレシンガー(ヤマハ)がホールショットを取り、クーパー・ウェブ(KTM)、チェイス・セクストン(ホンダ)、イーライ・トマック(カワサキ)が後に続く。ケン・ロクスン(ホンダ)はスタート19位と出遅れた。先頭を走るプレシンガーは、他者を凌ぐ好ペースで周回を重ね、序盤にして5秒強のリードを築いた。
 レース中盤になると、トップグループの中でシャッフルが起きた。6周目にセクストンがウェブを抜いて2位に浮上。その翌周にはプレシンガー転倒。ウェブはトマックにも抜かれて後退。これでオーダーはセクストン、トマック、ウェブと入れ替わった。セクストンには4秒ほどのリードがあったが、トマックのラストスパートで両者は急接近。そしてラスト1周を告げるホワイトフラッグ目前で、セクストンが周遅れの処理を誤り減速する隙に、トマックがトップに躍り出た。
 チェッカーはトマック、セクストン、ウェブの順に振られた。ロクスンが9位と低迷したことで、首位ウェブのポイントリードは22点に拡大した。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 20:45.725 Dunlop ユーザー
2位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +06.669 Dunlop ユーザー
3位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +16.864 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +22.043 Dunlop ユーザー
5位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +23.883 Dunlop ユーザー
6位 7 A・プレシンガー Monster Energy Star Racing Yamaha +24.868 Dunlop ユーザー