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450SX
450SX ウェブが2年ぶり2度目のチャンピオン! ダンロップ12連覇達成!
ヒューストン、インディアナポリス、アーリントン、アトランタで変則的なトリプルヘッダーを実施しつつ、着実に日程を消化してきたAMAスーパークロスが、ついに最終戦を迎えた。舞台は1週間前に第16戦が行われた、ソルトレイクシティのライスエクルズ・スタジアム。450SX、250SXイースト、250SXウエストのタイトル争いがかかっており、フィナーレに相応しい大会となった。
コースレイアウトは前戦とは異なり、スタートストレートを長く配したもの。1コーナーは半径の大きいスウィープターンで、進入時のブレーキングからイン側をキープするのがベストラインと思われた。また前戦ソルトレイクシティ1よりもリズムセクションが長く、平均速度が上がっている。路面はハードパックだが、コーナーのクリッピングポイント付近など、削れた土がパウダー状に積もる個所があった。
予選における最速ラップタイムは、450SX=41秒706=チェイス・セクストン(ホンダ)、250SXイースト=42秒464=ジェット・ローレンス(ホンダ)、250SXウエスト=41秒864=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)。前戦よりも5秒ほど短くなったコースでは、レース周回数が増えることが予想された。
450SXのメインレース(20分+1周)、オープニングのオーダーは、ケン・ロクスン(ホンダ)、クーパー・ウェブ(KTM)、マービン・ムスキャン(KTM)、そしてセクストン。早々とチャンピオンを争う一騎打ちの構図となったが、ロクスンに22点差をつけている首位ウェブにとって、このレースで19位に入ればタイトルが確定する状況ではあった。
僅差のままポジションが変動するトップグループの中で、最も乗れていたのは予選トップだったセクストン。ムスキャン、ウェブを攻略したはセクストンは、6周目に2位浮上、9周目にはロクスンを抜いてトップに立った。レース中盤、着々とセーフティリードを広げるセクストンとは対照的に、ペースが衰えたロクスンはウェブとムスキャンに先行を許し、さらにディラン・フェランディス(ヤマハ)、マルコム・スチュワート(ヤマハ)、ジョーイ・サバッチー(KTM)からも後塵を浴びせられることになった。
レース終盤に差しかかると、スパートしたウェブがセクストンに迫り、23周目にはトップに躍り出た。ラスト2周にはムスキャンもセクストンをかわして2位に浮上。こうしてウェブ、ムスキャン、セクストンの順位が確定。ウェブが2年ぶりに王座に返り咲いた。今回のウェブのチャンピオンシップによって、ダンロップはシリーズタイトル12連覇を実現している。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResult
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 2 C・ウェブ | Red Bull KTM | KTM | 21:00.382 | |
2位 | 25 M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +03.556 | |
3位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +05.566 | |
4位 | 14 D・フェランディス | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +08.300 | |
5位 | 27 M・スチュワート | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +10.847 | |
6位 | 17 J・サバッチー | Rocky Mountain ATV/MC | KTM | +12.918 |