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250SX

ニコルスが競り勝ち、クレイグと同点首位に! 下田4位!

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250SXクラスでは、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)とオースティン・フォークナー(カワサキ)が、プラクティス中の転倒で負傷し、ナイトプログラムにDNSとなるハプニングがあった。トップコンテンダー2名を欠くメインレース(15分+1周)では、クレイグがホールショットを取り、コルト・ニコルス(ヤマハ)、マックス・ボーランド(KTM)、マイケル・モズマン(ガスガス)が続いた。注目の下田丈(ホンダ)は、オープニングラップを6位でクリアした。
 クレイグとニコルスによるランデブー走行の後方では、ボーランドvsモズマンのバトルが激化。さらに下田vsジェット・ローレンス(ホンダ)の5位争いが始まる。5周目にボーランドが脱落し、8周目にローレンスが下田をパス。こうして上位は、クレイグ、ニコルス、モズマン、ローレンス、下田というオーダーになった。
 レース後半になると、チームメイト同士によるトップ争いが一段と激しくなり、15周目からはニコルスが仕掛けて前に出ればクレイグが抜き返すという、まれに見るデッドヒートが繰り広げられる。しかし17周目にニコルスが再逆転に成功すると、クレイグのペースが衰え大勢が決した。今季初優勝のニコルス、クレイグ、ローレンス、下田の順でチェッカー。モズマンはローレンスとの接触転倒で、ポディアムポジションを逃した。
 450SXクラス同様、勝者が毎戦入れ替わっているが、ポイントランキングではニコルスとクレイグが同点首位に並んでいる。4位フィニッシュの下田は、トップから14点ビハインドのランキング4位。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 64 C・ニコルス Monster Energy Star Racing Yamaha 16:34.030 Dunlop ユーザー
2位 29 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +03.478 Dunlop ユーザー
3位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +16.392 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +27.130 Dunlop ユーザー
5位 42 M・モズマン Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +42.215 Dunlop ユーザー
6位 115 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +49.632 Dunlop ユーザー


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450SX

ウェブが逆転優勝! ポイントリーダーはバーシアからロクスンに!

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トリプルヘッダーの3戦目、ヒューストン3が開催された。COVID-19パンデミックの影響で、土/火/土という短期集中日程によりラウンドが消化されてきたが、今大会は第1戦、第2戦と比べて、コースレイアウトが大きく変更された。ショートスタートに導かれるファーストターンには右コーナーが採用され、フープスの難易度も上がった。また新たにウォールと呼ばれる角度のきついジャンプが設けられ、急減速を強いられるテクニカルポイントとなっていた。水分が増えてソフトになった路面にはワダチが発生し、トラクションの良さとは裏腹に気の抜けない状況だった。
 日中に行われたタイムドプラクティスでは、450SX=イーライ・トマック(カワサキ)47秒432、250SX=クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)48秒181が、各々のクラスでポールポジションを獲得した。
 450SXのメインレース(20分+1周)では、クーパー・ウェブ(KTM)がホールショットを取り、ケン・ロクスン(ホンダ)、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、アーロン・プレシンガー(ヤマハ)が後につけた。3周目にロクスンがリーダーになったが、ウェブとシアンサルーロが僅差のまま追走し、緊迫した展開が続く。
 8周目にはポイントリーダーのジャスティン・バーシア(ガスガス)が、スタートの出遅れを挽回して4位に浮上。10周目にはトマックが、5位までポジションを上げてきた。徐々に間隔が開いたトップスリーにバーシアが追い付き、ドラマチックなパッシングシーンが期待された矢先、14周目に喫した転倒によりバーシアは10秒ほど後退してしまった。
 終盤になるとロクスンとウェブの差は3秒ほどに広がり、シアンサルーロはペースが衰え単独3位に。このまま落ち着きそうな展開だったが、最終ラップに入ったところで周遅れのライダーがロクスンの進路をふさぎ、その機にウェブが前に出て逆転勝利。ウェブとロクスンのマージンは0.4秒差だった。
 今シーズンは毎戦ウィナーが異なり、バーシア、トマック、ウェブが勝ち星を挙げてきたが、第3戦まで消化した時点でロクスンが1点差でポイントリーダーになっている。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM 21:23.465 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +00.468 Dunlop ユーザー
3位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +14.431 Dunlop ユーザー
4位 51 J・バーシア Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +20.174 Dunlop ユーザー
5位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +23.385 Dunlop ユーザー
6位 27 M・スチュワート Monster Energy Star Racing Yamaha +30.207 Dunlop ユーザー