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450SX
アンダーソンが今シーズン4勝目をゲット!
メルセデスベンツ・スタジアムに代わって、アトランタ・モータースピードウェイでスーパークロスが行われたのは昨年のこと。'78~'80年にも開催歴があるこのNASCARの聖地では、デイトナよろしくグランドスタンド前の空き地にコースが作られる。違いはアトランタ名物のレッドクレイ(赤い粘土)が用いられることで、概してサンディなデイトナとは一線を画している。コース1周の長さも当地を際立たせる特徴の一つで、今年はラップタイムが1分20秒台になることが予想された。
コースレイアウトには、通常のスーパークロスに採用される要素が全て盛り込まれていた。リズムセクション、立体交差、スプリットレーン、2ヶ所に設けられたフープス。大きめの1コーナーは、必ずしもイン側が有利とは言い切れず、ハイスピードを保ってアウトに深く進入するライン取りも有効だった。
土曜日の朝から豪雨に見舞われたため、タイムスケジュールが大幅に変更された。コースの大部分がシートでカバーされたことで、クオリファイングセッションは1回のみとなったが、最速ラップタイムは、450SX=チェイス・セクストン(ホンダ)1分25秒181、250SXイースト=ジェット・ローレンス(ホンダ)1分27秒662、250SXウエスト=ネイト・スラッシャー(ヤマハ)1分27秒687。ウェットコンディションの中で転倒も発生したが、トップライダーの多くが順当に実力を発揮したタイムアタックだった。
デイスケジュールに基づき、15時に予選ヒートがスタート。450SXのメインレース(20分+1周)では、ジャスティン・バーシア(ガスガス)がホールショットを決め、セクストン、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、クーパー・ウェブ(KTM)が続いた。2周目にはセクストンが前に出たが、わずか1周のうちに転倒。この機にアンダーソンがリーダーとなった。
5周目には2位のバーシアが転倒して後退。トップグループのオーダーは、アンダーソン、ウェブ、イーライ・トマック(ヤマハ)と入れ替わる。中盤になるとアンダーソンのリードが広がり、ウェブ、トマック、セクストンによる三つ巴のバトルが始まる。ここを抜け出したトマックが2位に浮上したが、8秒以上先行していたアンダーソンには届かない。ラスト3周にはセクストンがウェブを攻略し、セカンドグループの接戦にも終止符が打たれた。今季4勝目を挙げたアンダーソンを中心に、トマック、セクストンがポディアムに立った。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResults
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 21:37.097 | |
2位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +02.370 | |
3位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +04.125 | |
4位 | 1 C・ウェブ | Red Bull KTM | KTM | +06.643 | |
5位 | 27 M・スチュワート | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +28.078 | |
6位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +39.150 |