- 天気:晴れ
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- 観客:不明人
450SX
アンダーソンが今季2勝目を挙げランキング2位に浮上!
2015年以来となるA3=アナハイム3が帰ってきた。翌日に近隣のソーファイ・スタジアムでNFLスーパーボウルの開催を控えていたためか、A3は開幕戦A1のような満席には至らなかったが、摂氏30度を超す好天の下で聖地に相応しい大会となった。開幕以来エンジェル・スタジアムのフィールドに敷き詰められてきた土は、乾燥と硬化の一途をたどっているが、コース整備の時間には入念な撒水作業が行われた。
同一会場での3戦開催とあって、A1、A2、A3のコースレイアウトには独自性が求められる。今回は広い1コーナーの先に平坦なストレートが配され、2コーナー立ち上がりにホールショット判定ラインが設けられた。つまりここまでがスタートストレートで、途中に1コーナーがあるという解釈だ。ユニークという点では、1コーナーのアウトからイン側に向けて飛び越すように設置されたフィニッシュジャンプも異彩を放つ。最大の難所と目されたフープスは山の間隔がやや広めで、走行によって削られる頂点の荒れ方が尋常ではなかった。
タイムクオリファイ(10分×2回)で最速だったのは、450SX=ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)56秒700、250SX=クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)56秒813。トップの2人を比較する限りでは、排気量格差がない予選結果となった。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ホールショットを決めたアンダーソンを追いかけ、イーライ・トマック(ヤマハ)、マービン・ムスキャン(KTM)、マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)、ジャスティン・バーシア(ガスガス)が続いた。序盤のトップ争いはテールトゥノーズ状態で、3位のムスキャン以下は徐々に引き離されていった。
レース中盤になると、アンダーソンは3秒前後のアドバンテージを築いて快走を続ける。11周目には転倒したムスキャンに替わり、バーシアが3位に浮上したが、トップグループは各々単独走行となり大勢が固まった。終盤になってもアンダーソンの勢いは衰えず、今シーズン2勝目となるトップチェッカー。2位トマック、3位バーシアもポディアムフィニッシュを果たした。
ポイントリーダーのトマックは安泰。ランクアップしたアンダーソンが、12点ビハインドの2位に迫っている。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResults
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 21:44.369 | |
2位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +03.481 | |
3位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +09.630 | |
4位 | 27 M・スチュワート | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | +16.973 | |
5位 | 25 M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +21.343 | |
6位 | 14 D・フェランディス | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +28.692 |