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450SX
ジェット・ローレンスが450SXデビューウィン!
モンスターエナジーAMAスーパークロスが、年明け早々にキックオフ。聖地アナハイムで開幕を迎えたシリーズは、スーパークロス17戦、プロモトクロス11戦、ポストシーズンに昨年から始まったスーパーモトクロス(SMX)3戦を加えた、トータル31戦のスペクタクルとなる。
今季からの変更点としては、タイムスケジュールを早めたラウンドが増えること。例えばアナハイムでは、従来の19時から17時スタートに改められたが、これはアメリカ東部におけるテレビのプライムタイムに合わせるためだ。また、SMXチャンピオンを際立たせる演出として、ジェット・ローレンス(ホンダ)とヘイドン・ディーガン(ヤマハ)のナンバープレートには、イエローグリーン(蛍光色)の数字が採用されることになった。地色はパープルが基本だが、ポイントリーダーになるとレッドに変更。このSMXチャンピオンゼッケンは、スーパークロス、プロモトクロス、そしてスーパーモトクロス最終戦まで適用される。
エンジェル・スタジアムには、11月に行われたモンスタージャム用に搬入された土が、乾燥と硬化が進んだ状態で敷き詰められていた。今大会のコース作りにあたって散水とグルーミングが行われた結果、トラクションに細心の注意が必要な小石混じりの路面となった。コースレイアウトは、右回りのスウィープターンに始まり、バリエーションに富んだコーナーやサンドセクションや配したものだった。スタートストレートを5回横断する折返しの産物として、ラップタイムが1分を超える長めのコース設定になった。
午前中から実施されたクオリファイングセッションでは、J・ローレンス=1分00秒686(450SX)、リーバイ・キッチン=1分01秒398(カワサキ/250SX)が最速だった。
450SXのメインレース(20分+1周)は、J・ローレンスのホールショットで始まった。1コーナー先のリズムセクションでは、マルチクラッシュが発生。マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)、ケン・ロクスン(スズキ)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)が巻き込まれた。予選ヒートでの転倒からラストチャンスで敗退したハンター・ローレンス(ホンダ)の件も含め、スタートには波乱が付きまとう。
J・ローレンス、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、クーパー・ウェブ(ヤマハ)、チェイス・セクストン(KTM)からなるトップグループは、僅差のまま序盤を消化。セクストンの脱落により、中盤以降はトップ争いが3台に絞られた。やがてJ・ローレンスは2秒ほどのリードを蓄えたが、16周目にはウェブがアンダーソンをかわして2位に浮上。ところが直後に転倒を喫し、ウェブは6位に後退した。終盤はJ・ローレンスのリードが決定的となり、450SXルーキーシーズン初戦を初優勝で飾った。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResults
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 18 J・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | 21:54.269 | |
2位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +07.188 | |
3位 | 1 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | +13.815 | |
4位 | 7 A・プレシンガー | Red Bull KTM | KTM | +20.484 | |
5位 | 14 D・フェランディス | Phoenix Racing | Honda | +23.758 | |
6位 | 2 C・ウェブ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +33.739 |
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