- 天気:晴れ
- 気温:日中25~深夜17度
- 観客:67,319人
450SX
ウェブが今シーズン2勝目をゲット!
レースのない週末を挟んで、2週間ぶりにAMAスーパークロスが再開した。第7戦の舞台は、アーリントンにあるダラス・カウボーイズの本拠地、AT&Tスタジアム。隣りにはテキサス・レンジャーズのグローブライフ・フィールドがあり、ダラス都市圏のメジャースポーツイベントが集中するエリアとなっている。AT&Tスタジアムでは、2010年からスーパークロスが開催されてきたが、今年は入場者数が過去最高の67,319人を記録するほどの盛況ぶりだった。
今大会は、従来のサンディエゴやタンパに替わる、ミリタリー感謝イベントだった。ライディングウエアやレースマシンのグラフィックに、ミリタリーファッションをあしらい、米軍に対する敬意を表す演出だ。パドックやスタジアム内には、星条旗やカモフラージュ柄、ステンシルゼッケンなどが満ちあふれ、愛国心が漂う大会となった。
タイムクオリファイでポールポジションを獲得したのは、450SX=ジェット・ローレンス(ホンダ)43秒770、250SX=セス・ハメイカー(カワサキ)45秒216。第5戦デトロイトに酷似したコースレイアウトによって、やはりラップタイムが短くなった。土質は食い付きの良いミディアムで、ライダーのインプレッションも好評だったが、裏を返せばコースの短さと相まってワダチやギャップが発生しやすく、特にレース後半における危険察知能力が問われるコンディションとなった。
450SXのメインレース(20分+1周)は、J・ローレンスのホールショットで始まった。クーパー・ウェブ(ヤマハ)、ハンター・ローレンス(ホンダ)、アーロン・プレシンガー(KTM)が後を追う。2コーナーでは、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、ジャスティン・バーシア(ガスガス)を含むクラッシュが発生。セカンドグループでは、2周目にイーライ・トマック(ヤマハ)、3周目にケン・ロクスン(スズキ)が転倒するなど、波乱含みの序盤となった。
トップを行くJ・ローレンスは、少しずつウェブを引き離し、ハーフウェイポイントまでに4秒ほどのセーフティリードを築いた。やや離されて、プレシンガーとH・ローレンスが熾烈な3位争いを展開。そこへ割って入ったのが、2周目16位から挽回してきたトマックで、残り時間も少なくなった23周目には3位に浮上した。これで上位は固まったと思われたが、24周目にJ・ローレンスが転倒し、リーダーはウェブに入れ替わる。復帰したJ・ローレンスは逆転を試みたが、最終ラップに周遅れに接触して転倒。ウェブ、トマック、プレシンガーがポディアムフィニッシュを果たした。ランキング首位は、4位でチェッカーを受けたJ・ローレンスが維持している。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResults
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 2 C・ウェブ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 20:52.193 | |
2位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +02.968 | |
3位 | 7 A・プレシンガー | Red Bull KTM | KTM | +04.884 | |
4位 | 18 J・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | +07.903 | |
5位 | 96 H・ローレンス | Team Honda HRC | Honda | +18.303 | |
6位 | 1 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | +20.259 |
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