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450SX
キックオフウィナーはセクストン!
モンスターエナジーAMAスーパークロスのキックオフ戦が、おなじみのエンジェル・スタジアム・オブ・アナハイムで行われ、新しいシーズンが幕を開けた。一昨年から見直されたレースカレンダーは、AMAスーパークロス17戦、AMAプロモトクロス11戦のレギュラーシーズンに、スーパーモトクロス(SMX)を加えたスケジュール。今季はプレーオフ2戦(9月6日/シャーロット、9月13日/セントルイス)、最終戦(9月20日/ラスベガス)が予定されている。
エンジェル・スタジアムに設けられたコースは、昨年同様に複雑でトリッキーなレイアウトだった。左右に分断されたゲートから飛び出し、1コーナー手前で合流するスプリットスタート。ホームベース付近から外野のフェンスまでジャンプが連なる、長大なリズムセクション。フープスやサンドコーナーに加え、スタートストレートを4回横切る配線の妙により、1周1分を上回る長さが確保されていた。
今年の冬は非常に雨が少ないこともあり、コースでは頻繁に散水が行われ、乾燥が進む路面の水分調整が行われた。タイムクオリファイでポールポジションを獲得したのは、450SX=イーライ・トマック(ヤマハ)1分03秒120、250SX=ジュリアン・ボーメア(KTM)1分04秒669。アナハイムのオープニングセレモニーは、まだ明るい16時30分に始まった。
450SXのメインレース(20分+1周)では、今季からAMAフル参戦に挑むMXGP世界チャンピオン、ホルヘ・プラード(カワサキ)がホールショットを奪った。2コーナーではトマックが前に出たが、長いリズムセクションの先で転倒。最後尾から走り出したトマックの前には、1コーナーでタフブロックに引っかかったジェット・ローレンス(ホンダ)がいた。優勝候補の2人が脱落したオープニングラップのオーダーは、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、プラード、チェイス・セクストン(KTM)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、ケン・ロクスン(スズキ)となった。
2周目からは、セクストンとロクスンがトップスリーに食い込み、先行するアンダーソンに狙いを定める。4周目には、セクストンがリーダーに。さらにロクスンもアンダーソンを攻略し、2位に浮上した。レース中盤に差しかかった7周目には、セクストンがエンジンをストールさせてロクスンの接近を許したが、何とかこらえると再びリードを広げた。終盤は3台が単独走行となり、セクストンが今シーズン1勝目を挙げた。注目のトマックは5位まで挽回したが、J・ローレンスはペースアップできず12位にとどまった。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResults
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | 20 Laps | |
2位 | 94 K・ロクスン | Progressive Insurance Ecstar | Suzuki | +04.293 | |
3位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +05.916 | |
4位 | 2 C・ウェブ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +06.861 | |
5位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +10.469 | |
6位 | 51 J・バーシア | Rockstar Energy Gasgas | GASGAS | +11.644 |
450SXPoints
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | 25 | |
2位 | 94 K・ロクスン | Progressive Insurance Ecstar | Suzuki | 22 | |
3位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 20 | |
4位 | 2 C・ウェブ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 18 | |
5位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 17 | |
6位 | 51 J・バーシア | Rockstar Energy Gasgas | GASGAS | 16 |
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