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450SX

セクストンがトリプルクラウンを制し(1/1/2)今季3勝目を挙げる!

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シーズン中に1度しかないウィークエンドオフを経て、スーパークロスシリーズが再開した。その皮切りとなる今大会は、トリプルクラウン方式による今年最後のイベント。第4戦グレンデール、第7戦アーリントンは、いずれもリトラクタブルルーフを備えた会場なので、450SX(12分+1周)×3レース、250SX(10分+1周)×3レースがスムーズに行われたが、今回のバーミンハムは降雨のリスクを踏まえたギャンブルだった。
 タイムスケジュールがタイトなトリプルクラウンには、ドームスタジアムが理想的ではあるが、2025シーズンの後半戦には屋根が皆無なので仕方がない。幸い今大会は好天に恵まれたため、プロテクティブ・スタジアムに作られたコースが、昨年のようなウェットコンディションには至ることはなかった。とは言え、アメリカ南東部特有の赤土は、散水によって非常に滑りやすい路面となった。
 18時からのナイトプログラムに進出する22台は、タイムクオリファイ1~18位、ラストチャンスレース1~4位で構成される。ポールポジションは、450SX=57秒228=チェイス・セクストン(KTM)、250SX=58秒618=セス・ハメイカー(カワサキ)が獲得した。昼過ぎに行われたクオリファイングセッションでは、マックス・アンスティ(ヤマハ)が左足を骨折するアクシデントが発生。アンスティは1ポイント差で250SXイーストランキング2位につけていたが、タイトル争いは絶望的となった。
 450SXのトリプルクラウンレース1は、アーロン・プレシンガー(KTM)のホールショットで始まった。背後にはジェイソン・アンダーソン(カワサキ)がつけたが、5周目にはスタート7位から挽回してきたセクストンが、力ずくで2位の座を奪取。その後はレッドブルの1-2フォーメーションが続いたが、残り2分を切ったところでプレシンガーをかわしたセクストンが、トップチェッカーを受けた。
 レース2では、プレシンガーが連続ホールショットを決めたが、2周目にはセクストンがリーダーとなる。やがて、1コーナーで6位だったマルコム・スチュワート(ハスクバーナ)が迫り、6周目にはプレシンガーを抜いて2位に浮上。セクストン、スチュワート、プレシンガーという順位のまま後半を消化し、14周でフィニッシュとなった。
 レース3では、ホールショットのセクストンをかわしたクーパー・ウェブ(ヤマハ)が、3周目からリードした。セクストンは2位でOKの作戦に切り替え、後続のケン・ロクスン(スズキ)らをケアしながら走行した。ウェブ、セクストン、スチュワート、ロクスンの順でチェッカー。
 3レースの総合によるリザルトは、優勝セクストン(1/1/2)、2位スチュワート(3/2/3)、3位プレシンガー(2/3/5)、4位ウェブ(7/4/1)。ランキング首位ウェブの貯金は、15点から8点に減った。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー 順位
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 1/1/2 Dunlop ユーザー
2位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 3/2/3 Dunlop ユーザー
3位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM 2/3/5 Dunlop ユーザー
4位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 7/4/1 Dunlop ユーザー
5位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 4/6/4 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 6/7/6 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 211 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 203 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 184 Dunlop ユーザー
4位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 162 Dunlop ユーザー
5位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 160 Dunlop ユーザー
6位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki 151 Dunlop ユーザー

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250SX

スラッシャーがタイブレークにより総合優勝(3/3/2)!

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250SXイーストでは、第4戦までに4人の勝者が誕生している。アンスティ、リーバイ・キッチン(カワサキ)、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、そしてハメイカー。この傾向はどこまで続くのか、注目のトリプルクラウンレース1は、ハンプシャーのホールショットで始まった。散水ポイントで2位以下数台が転倒したこともあり、ハンプシャーは1周目から3秒以上のリードを得た。トム・ビアル(KTM)、ネイト・スラッシャー(ヤマハ)の追撃によって詰められたが、ハンプシャーが逃げ切りフィニッシュした。
 レース2では、ハメイカーがホールショットを獲り、ハンプシャー、カーソン・マンフォード(ホンダ)、ハーディ・ムニョス(ヤマハ)が続いた。周回ごとにリードを広げるハメイカーは、早々と独走態勢になってフィニッシュへ。ハンプシャー、スラッシャー、マンフォードが続いてゴールした。
 レース3では、ハメイカー、スラッシャー、ビアルが好スタートを切った。ここまで暫定トップのハンプシャーは、1コーナーの混乱で転倒こそ免れたものの、10位からの挽回を強いられた。トップスリーは、終始ポジションを保ったままチェッカーへ。注目のハンプシャーは5位まで追い上げた。
 この結果オーバーオールのスコアは、スラッシャーとハンプシャーが同点だったが、レース3のポジションを重視するタイブレークにより、総合優勝スラッシャー(3/3/2)、2位ハンプシャー(1/2/5)、3位ビアル(2/5/3)と確定。スラッシャーは、5戦消化した250SXイーストにおける5人目のウィナーとなった。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResults

順位 選手名 チーム メーカー 順位
1位 41 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 3/3/2 Dunlop ユーザー
2位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 1/2/5 Dunlop ユーザー
3位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 2/5/3 Dunlop ユーザー
4位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 9/1/1 Dunlop ユーザー
5位 34 D・ベニック Monster Energy Star Racing Yamaha 8/7/4 Dunlop ユーザー
6位 92 M・ボーランド Muc-Off FXR Club MX Yamaha 4/6/10 Dunlop ユーザー

250SX イースト第5戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 99 Dunlop ユーザー
2位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 89 Dunlop ユーザー
3位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 86 Dunlop ユーザー
4位 31 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha 78 Dunlop ユーザー
5位 41 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 78 Dunlop ユーザー
6位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 66 Dunlop ユーザー

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