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450SX

セクストンが4勝目を挙げ、首位ウェブに接近!

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昨年は44年ぶりにスーパークロスが行われ、話題となったフィラデルフィアにおいて、一転して2年連続開催が実現した。東海岸ラウンドが集中する、シリーズ終盤の重要な一戦となる今大会。特に250SXクラスでは、東西のトップライダーが一堂に会す「ショーダウン」が実施され、異例の盛り上がりを見せた。
 リンカーン・ファイナンシャル・フィールドは、2003年にオープンしたフットボール用の屋外競技場で、フィラデルフィア・イーグルスが本拠地としている。当地でのスーパークロスは、昨年同様14時30分にオープニングセレモニー、18時にメインレースが終了という日中開催スケジュールが適用された。
 前戦フォックスボロはマディレースだった。今回フィラデルフィアでも週末に降雨の影響を受けたが、計時予選が行われる直前まで防水シートで覆われていたコースは、ジャンプの谷間などにウェットスポットが残ったものの、コンディションの悪化は最小限に留まった。8分×2回のタイムアタックでポールポジションを獲得したのは、450SX=48秒491=チェイス・セクストン(KTM)、250SX=49秒205=ジュリアン・ボーメア(KTM)だった。
 450SXのメインレース(20分+1周)は、ケン・ロクスン(スズキ)のホールショットで始まった。1コーナーでは前戦の勝者、アーロン・プレシンガー(KTM)や、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、シェイン・マケラス(ホンダ)らがクラッシュ。波乱含みのスタートとなった。さらにトップ争いでも、ロクスンをかわしたジャスティン・バーシア(ガスガス)が転倒。2周目にはジョーイ・サバッチー(ホンダ)、マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)がセカンドグループを形成した。
 ロクスンは序盤、4秒ほどのリードを蓄えたが、7位スタートからポジションを上げてきたセクストンが背後に迫ると、貯金をすべて使い果たす。ハーフウェイポイントを過ぎる頃からアタックを始めたセクストンは、14周目にリーダーとなった。16周目には、クーパー・ウェブ(ヤマハ)がロクスンをかわしたが、トップ争いには絡めず、セクストン、ウェブ、ロクスンの順でフィニッシュした。セクストンの勝利は、ウェブに並ぶ今シーズン4勝目。シリーズランキングは、首位ウェブと2位セクストンが12ポイント差に接近している。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 20:53.803 Dunlop ユーザー
2位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha +02.654 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki +24.040 Dunlop ユーザー
4位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +35.420 Dunlop ユーザー
5位 17 J・サバッチー Quadlock Honda Racing Honda +37.803 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +41.670 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 278 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 266 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 240 Dunlop ユーザー
4位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 204 Dunlop ユーザー
5位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 203 Dunlop ユーザー
6位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM 184 Dunlop ユーザー

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250SX

デイビースが交流戦で東西のトップライダーを下す!

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ショーダウンが行われた250SXには、レッドプレート装着車が3台出場した。イースト同点首位のセス・ハメイカー(カワサキ)、トム・ビアル(KTM)。そしてウエストのポイントリーダー、ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)である。ハメイカーは、フィラデルフィア郊外ベインブリッジ出身なので、ホームラウンドへの凱旋に相応しい演出となった。250SXのメインレース(15分+1周)では、そのハメイカーがホールショットをゲットしたが、2周を消化したところでダックス・ベニック(ヤマハ)の転倒により、レースは赤旗中断となった。
 スターティングゲートからやり直しとなったレース(15分+1周)は、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、ハメイカー、ディーガン、コーティ・ショック(ヤマハ)、コール・デイビース(ヤマハ)が上位を占める形になった。注目の下田丈(ホンダ)は、スタート8位からポジションアップを狙う。
 トップグループの中から抜け出したのは、デイビースだ。4周目から6周目にかけて、ディーガン、ハメイカー、ハンプシャーを立て続けにかわしてトップに躍り出ると、独走態勢に持ち込んだデイビースがレースの主導権を握る。終盤はディーガンが1秒差まで詰め寄ったが、デイビースが逃げ切ってシアトルからの2連勝。しかも今大会はショーダウンなので、イースト/ウエストの全員を向こうに回しての快勝だった。下田はラスト2周でビアルを攻略し、5位でフィニッシュした。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 100 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha 16:09.993 Dunlop ユーザー
2位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +01.211 Dunlop ユーザー
3位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +06.289 Dunlop ユーザー
4位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +06.829 Dunlop ユーザー
5位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda +11.853 Dunlop ユーザー
6位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM +12.401 Dunlop ユーザー

250SX イースト第7戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 117 Dunlop ユーザー
2位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 117 Dunlop ユーザー
3位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 115 Dunlop ユーザー
4位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 103 Dunlop ユーザー
5位 59 C・パーク Phoenix Racing Honda 91 Dunlop ユーザー
6位 41 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 89 Dunlop ユーザー

250SX ウエスト第8戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 171 Dunlop ユーザー
2位 100 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha 154 Dunlop ユーザー
3位 23 J・ボーメア Red Bull KTM KTM 145 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda 136 Dunlop ユーザー
5位 37 C・ショック Muc-Off FXR Club MX Yamaha 115 Dunlop ユーザー
6位 36 G・マーチバンクス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 110 Dunlop ユーザー

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