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450SX

ウェブが5勝目をゲット! 12ポイントリードで首位固め!

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ピッツバーグでスーパークロスが行われるのは、ブロック・グローバー(ヤマハ)が優勝した1983年以来42年ぶりのこと。昨年フィラデルフィアにおける44年ぶりの開催が話題となったばかりだが、どちらもペンシルベニア州の都市だ。同州にはハイポイントレースウェイ(マウントモーリス)とスティールシティUSA(デルモント)があったので、アウトドアの盛況がスーパークロスの空白期間を招いたのかもしれない。また一方で、スポーツとエンターテインメントが充実している都市には、スーパークロスが根付かないという説がある。ちなみにピッツバーグでは、スティーラーズ(NFLスーパーボウル優勝6回)の存在があまりにも大きい。
 このところのアメリカ北東部ラウンドは天気に翻弄されがちだが、今大会は降水予報に備えて早めにコースがシートで覆われたため、金曜のメディア向け走行セッションがキャンセルされた。土曜朝にオープンとなったコースは、低地に水たまりが残っていたが概ねドライコンディションで、土質としては今季ベストだという評価も聞かれた。レイアウト的には、スプリットレーンが設けられたS字コーナーが特徴的。インとアウトでスピード差があるので、進入と立ち上がりのどちらを重視するか判断が分かれるセクションになった。
 アクリシュア・スタジアム(旧称ハインツ・フィールド)において、初開催となったスーパークロス。改定版スケジュールによって14時すぎから行われた、クオリファイングセッションで最速タイムを刻んだのは、450SX=47秒276=チェイス・セクストン(KTM)、250SX=48秒507=RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)だった。
 450SXのメインレース(20分+1周)は、クーパー・ウェブ(ヤマハ)のホールショットで始まった。セクストンを挟んで、アーロン・プレシンガー(KTM)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、ケン・ロクスン(スズキ)が続く。4周目にはロクスンが3位まで浮上したが、1~2位はすでに3秒以上先行していた。
 トップを行くウェブと追走するセクストンは、正に現在タイトル争い中であり、セクストンが自力で9ポイント差を埋めるためには、3戦全勝を目指さなければならない。序盤から激しく攻めるセクストンは、何度か並びかけたがウェブ攻略には至らず。ハーフウェイポイントに差しかかる頃には、フープスの走法をスキミングからジャンピングに変えるなどして攻めたが、セクストンはワンミスでコースアウトを喫してしまった。
 トップ争いは終盤まで1秒以内の僅差で繰り広げられたが、ウェブがセクストンを振り切って今季5勝目をゲット。ポイントリーダーのウェブは、セクストンに対するアドバンテージを再び12点差に広げている。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 20:58.220 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM +01.510 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +22.352 Dunlop ユーザー
4位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +31.236 Dunlop ユーザー
5位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +33.641 Dunlop ユーザー
6位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki +36.514 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 325 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 313 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 271 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 241 Dunlop ユーザー
5位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 237 Dunlop ユーザー
6位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM 222 Dunlop ユーザー

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250SX

今季初優勝のビアルが首位に躍り出る!

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250SXのメインレース(15分+1周)、オープニングラップのオーダーは、ネイト・スラッシャー(ヤマハ)、トム・ビアル(KTM)、マックス・ボーランド(ヤマハ)、そしてタイムアタック最速だったハンプシャー。ポイントリーダーのセス・ハメイカー(カワサキ)は、スタートに失敗して1周目15位と出遅れた。
 スラッシャーとビアルが、延々とトップ争いを続ける。やがてハンプシャー、ハメイカーが上位集団に近づいてくるが、ビアルにとってはタイトル争いに名乗りを上げるチャンスだ。12周目にはハメイカーが5位浮上、16周目にはハンプシャーが転倒で3位から4位へ。そして迎えたラスト4周で、ビアルがスラッシャーをかわして今シーズン初勝利を挙げた
 250SXイーストのランキングは、ビアルが7点ビハインドを覆して首位に立つドラマティックな展開となった。1点差のハメイカー、3点差のハンプシャーを含め、三つ巴のチャンピオン争いが最終戦ソルトレイクシティで繰り広げられる。レース形式は、ウエストのトップライダーも交えた、今季3度目のショーダウンである。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SX イースト第9戦Results

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 16:29.322 Dunlop ユーザー
2位 41 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha +01.637 Dunlop ユーザー
3位 92 M・ボーランド Muc-Off FXR Club MX Yamaha +11.408 Dunlop ユーザー
4位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +17.467 Dunlop ユーザー
5位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +19.462 Dunlop ユーザー
6位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda +32.248 Dunlop ユーザー

250SX イースト第9戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 160 Dunlop ユーザー
2位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 159 Dunlop ユーザー
3位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 157 Dunlop ユーザー
4位 41 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 128 Dunlop ユーザー
5位 59 C・パーク Phoenix Racing Honda 124 Dunlop ユーザー
6位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 119 Dunlop ユーザー

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