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450SX
ジェット・ローレンスが今季初優勝! 2位入賞のロクスンが首位浮上!

エンジェル・スタジアムでは、SXが年に2回開催されるスケジュールが定着し、各々アナハイム1=A1、アナハイム2=A2と呼ばれている。観客の大半をリピーターが占めることから、A2ではトリプルクラウンフォーマット(450SX×3レース・250SX×3レース)が採用されることが多かったが、今年のカレンダーでは第4戦グレンデールがその適用会場となる。
今大会のコースレイアウトには、2016年と2023年のA1で採用されていたユニークなセクションが復活した。スタート地点の中央に後方からジャンプするテーブルトップが設けられ、ゲートが左右に分断されたため、1コーナー手前で合流するスプリットレーンの攻略が、ホールショット争いの決め手となりそうだった。
前戦で左手の薬指と小指を骨折し、コンディションが心配された下田丈(ホンダ)は、金曜のメディア向けセッションでの走行を見合わせ、土曜朝のプラクティスから1週間ぶりにライディングを再開した。“No Pinky No Problem”(小指が折れているけど大丈夫)というバットパッチを着けたウエアで、クオリファイングセッション(10分×2回)に臨んだ下田は、1分01秒186を刻んで250SXクラス10位。ベストタイムは、450SX=ジェット・ローレンス(ホンダ)57秒086、250SX=ジュリアン・ボーメア(KTM)57秒829だった。
450SXのメインレース(20分+1周)は、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)のホールショットで始まった。ポイントリーダーのイーライ・トマック(ヤマハ)は、スタートに失敗して1コーナー21位。出足よく2位につけたハンター・ローレンス(ホンダ)と入れ替わり、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、J・ローレンス、ケン・ロクスン(スズキ)、チェイス・セクストン(KTM)がリーダーを追いかけた。6周目にはアンダーソンがトップに浮上。やがて、J・ローレンスとロクスンがポジションを上げると、三つ巴のトップ争いが始まった。
残り5分となった15周目に、J・ローレンスがアンダーソンをかわしてリーダーになり、18周目にはロクスンが2位に。4位に迫るセクストンも加えた接戦が最後まで続いたが、終盤にリードを広げたJ・ローレンスが逃げ切り、今シーズン初優勝を遂げた。トマックが7位に終わったため、ポイントリーダーを示すレッドプレートは、今大会2位入賞を果たしたロクスンの手に渡った。
Photo: Feld Entertainment, Inc.
450SXResults
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 1 J・ローレンス | Honda HRC Progressive | Honda | 22:02.174 | ![]() |
2位 | 94 K・ロクスン | Progressive Insurance Ecstar | Suzuki | +02.496 | ![]() |
3位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +03.854 | ![]() |
4位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | +05.582 | ![]() |
5位 | 96 H・ローレンス | Honda HRC Progressive | Honda | +10.122 | ![]() |
6位 | 32 J・クーパー | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +14.853 | ![]() |
450SXPoints
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | ポイント | |
1位 | 94 K・ロクスン | Progressive Insurance Ecstar | Suzuki | 62 | ![]() |
2位 | 4 C・セクストン | Red Bull KTM | KTM | 59 | ![]() |
3位 | 1 J・ローレンス | Honda HRC Progressive | Honda | 57 | ![]() |
4位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 57 | ![]() |
5位 | 2 C・ウェブ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 52 | ![]() |
6位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 49 | ![]() |
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