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450SX

マルコム・スチュワートがキャリア初優勝!

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シリーズのカレンダーにタンパが復活した。近郊のエレントンに主催者フェルドエンターテインメントの本社があるため、お膝元ラウンドとしてもっと定着しても不思議ではないのだが、近年は連続開催とは無縁だ。会場のレイモンド・ジェイムズ・スタジアムは、NFLタンパベイ・バッカニアーズの本拠地。ちなみに大通りを挟んだ向かいには、MLBニューヨーク・ヤンキースのキャンプ地、スタインブレナー・フィールドがある。
 今大会のコースレイアウトには、右に曲がる1コーナーが採用された。ブレーキペダル操作との兼ね合いから歓迎されない右コーナーではあるが、対策としてハンドルの左側にリアブレーキレバー装着する例もあり、パドックで話題となっていた。また今回はサンドセクションが2ヶ所設けられたが、タンパ名物の真っ白な“砂浜”は健在だった。
 クオリファイ(10分×2回)における最速タイムは、450SX=チェイス・セクストン(KTM)54秒179、250SX=マックス・アンスティ(ヤマハ)54秒827。毎周のように表情を変えるサンドには決まったベストラインがなく、とっさの判断能力が問われる路面コンディションとなった。
 450SXのメインレース(20分+1周)は、セクストンのホールショットで始まった。ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、ケン・ロクスン(スズキ)が続く。前戦でヒザを負傷したジェット・ローレンス(ホンダ)、今大会の予選ヒートでクラッシュしたハンター・ローレンス(ホンダ)を欠き、上位陣の顔ぶれにはいつもとは少々異なる趣きがあった。
 5周目にはロクスンが2位まで上がり、セクストンとの4秒差を徐々に削る猛追撃を見せる。その背後には、スタート8位からポジションを上げてきた、マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)が迫り、9周目には2位に浮上。ロクスンは、12位から追い上げてきたクーパー・ウェブ(ヤマハ)と3位争いを演じた後、転倒した際にチェーンが外れてリタイアを喫した。
 ハーフウェイポイント以降は、セクストン対スチュワートの一騎打ちとなったが、観衆の声援はタンパ近郊ヘインズシティ出身のスチュワートに向けられた。果たしてスチュワートは、フープスの速さを武器に残り3分の大詰めでトップに躍り出る。セクストンはそのフープスで転倒した後、ペースを落として5位まで後退した。ラスト5周を見事な独走で締め括ったスチュワートは、32歳にして初めての優勝。表彰台では放送席で解説をしていた兄、ジェイムズからインタビューを受けた。今回の戦果によってジェイムズとマルコムは、スーパークロスのプレミアクラスで優勝した初の兄弟として、歴史に名を刻んだ
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 21:22.497 Dunlop ユーザー
2位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha +07.102 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +12.161 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +15.445 Dunlop ユーザー
5位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM +16.726 Dunlop ユーザー
6位 51 J・バーシア Rockstar Energy Gasgas GASGAS +19.634 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 101 Dunlop ユーザー
2位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 96 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki 84 Dunlop ユーザー
4位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 83 Dunlop ユーザー
5位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha 80 Dunlop ユーザー
6位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 77 Dunlop ユーザー

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250SX

イースト開幕戦のウィナーはアンスティ!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、アンスティが右コーナーを上手くこなしてホールショットを決めたが、ピアース・ブラウン(ヤマハ)が前に出てリーダーとなった。昨年イーストを制してナンバーワンプレートを装着する、トム・ビアル(KTM)はオープニングラップ7位。負傷の影響でイーストに鞍替えした、ウエストチャンプのRJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)は、スタート10位と出遅れた。
 ブラウン、アンスティに続き、ダックス・ベニック(ヤマハ)、セス・ハメイカー(カワサキ)、キャメロン・マカドゥー(カワサキ)がトップグループを形成。序盤はスターレーシングの1-2-3、それを追うプロサーキットのコンビという形となった。 ところがテールトゥノーズのバトルは、7周目にブラウンの転倒によって途切れる。レースはレッドフラッグによって一時中断され、再スタートはスタッガード方式によって行われた。
 赤旗が振られる前の周のポジション順に、斜め一列に並ぶスタート。1コーナー進入地点に白線が引かれ、アンスティ、ベニック、マカドゥーの順で並んだ後、再スタートが切られた。後半は一転して単独走行パターンとなり、アンスティが3秒リードで今季1勝目を挙げた。なお、2位のベニックは、赤十字フラッグが提示された区間をジャンプで通過したかどでペナルティを受けたが、リザルトには変動がなくシリーズポイントから5ポイント減算(22-5=17)される。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResults

順位 選手名 チーム メーカー 順位
1位 31 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha 25:13.772 Dunlop ユーザー
2位 34 D・ベニック Monster Energy Star Racing Yamaha +03.326 Dunlop ユーザー
3位 50 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +06.430 Dunlop ユーザー
4位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +08.470 Dunlop ユーザー
5位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM +11.058 Dunlop ユーザー
6位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda +12.225 Dunlop ユーザー

250SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 31 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha 25 Dunlop ユーザー
2位 50 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 20 Dunlop ユーザー
3位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 18 Dunlop ユーザー
4位 34 D・ベニック Monster Energy Star Racing Yamaha 17 Dunlop ユーザー
5位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 17 Dunlop ユーザー
6位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 16 Dunlop ユーザー

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