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450SX

ウェブがトリプルクラウン総合優勝(6/1/1)!

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ダラスとフォートワースの中間に位置するアーリントン市にある、AT&Tスタジアムが今週の会場。リトラクタブル(開閉式)ルーフの下には、世界最大級のオーロラビジョン、通常のコンフィギュレーションで8万人を収容できる座席を備えている。悪天候に対する強さや、コース造成に用いる土の水分調整をしやすい構造的特徴によって、AT&Tスタジアムではトリプルクラウンが実施されることが多くなった。
 今回も含めた3大会(第4戦、第7戦、第10戦)に限って適用されるトリプルクラウンフォーマットでは、決勝(450SX=12分+1周、250SX=10分+1周)が3レースずつ行われ、総合リザルトに対しポイントが付与される。短いインターバルで繰り返されるスプリントにおいて、勝利を積み重ねることはもちろん理想だが、ハイアベレージなリザルトをコンスタントに揃えることが最優先事項だ。
 昨年に続いて、ミリタリーアプリシエーションの対象イベントとなった今大会。ライディングウエアやマシングラフィックには、星条旗や迷彩パターンが取り入れられ、米軍に対する感謝の意を表す特別な日となった。
 決勝のグリッドが競われるトリプルクラウンの計時予選で、ポールポジションを獲得したのは、450SX=ジャスティン・ヒル(KTM)47秒657、250SX=コール・デイビース(ヤマハ)48秒326。フットボール用スタジアムの例に違わず、今回もコンパクトなコースレイアウトになった。レース時間の短いスプリントであっても、削られやすい土質による路面の変化を見極める能力が問われることになりそうだった。
 450SXのトリプルクラウンレース1(12分+1周)は、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)のホールショットで始まった。ケン・ロクスン(スズキ)、チェイス・セクストン(KTM)が後に続き、2周目には予選最速だったヒルが4位に浮上した。やがて2台に絞られたトップ争いは、僅差のバトルが延々と続いたが、ラスト3周でクーパーを攻略したロクスンが、トップチェッカーを受けた。
 レース2では、クーパーが連続ホールショットを決めた。セクストンを挟んで、クーパー・ウェブ(ヤマハ)が3位につける。今大会に臨むセクストンとウェブは、同点でランキング首位に立っているため、4番と2番がレッドナンバープレートを装着している。セクストンは4周目からのトップ争い中に転倒、ウェブは6周目にリーダーとなり明暗が分かれた。終盤はセクストンが2位まで巻き返したが、ウェブが逃げ切りフィニッシュした。
 レース3では、ホールショットを獲ったアーロン・プレシンガー(KTM)が失速し、ロクスンがリーダーとなった。12分のハーフウェイポイントに差しかかる頃には、セクストンとウェブが追い付き、三つ巴のバトルが始まる。9周目にはセクストンがトップに浮上したが、エンジンをストールさせてウェブに先行を許した。2位のままでも総合優勝が決まるセクストンだったが、強引にウェブを攻めた結果クラッシュして5位。ウェブがトップフィニッシュを果たした。
 オーバーオール結果は、優勝ウェブ(6/1/1)、2位ロクスン(1/5/3)、3位セクストン(3/2/5)。タイで首位に並んでいたセクストンの自滅により、ウェブが単独ポイントリーダーとなった。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー 順位
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 6/1/1 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 1/5/3 Dunlop ユーザー
3位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 3/2/5 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 2/3/6 Dunlop ユーザー
5位 46 Ju・ヒル Team Tedder KTM 4/4/8 Dunlop ユーザー
6位 51 J・バーシア Rockstar Energy Gasgas GASGAS 5/9/4 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 146 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 141 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 127 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki 111 Dunlop ユーザー
5位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 108 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 104 Dunlop ユーザー

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250SX

トリプルクラウンを制したディーガン(1/1/2)がポイントリーダーに!

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250SXのトリプルクラウンレース1(10分+1周)では、下田丈(ホンダ)が鮮やかなホールショットを決めた。コーティ・ショック(ヤマハ)、ジョーダン・スミス(トライアンフ)、ラックス・ターナー(KTM)と続く上位陣の中で、5位につけたヘイドン・ディーガン(ヤマハ)が3周目に転倒。5周目には下田も同じサンドコーナーの餌食となり、7位まで後退した。トップ争いはスミス、ショック、ディーガンの三つ巴となったが、ラスト2周にスミスがクラッシュ。ディーガンがトップでゴールし、下田は5位に入った。
 レース2、オープニングラップのオーダーは、マイケル・モズマン(ヤマハ)、ギャレット・マーチバンクス(カワサキ)、ショック、ターナー。注目の下田は、スタート6位からキャッチアップを開始した。モズマンは3秒強のマージンを築いたが、終盤になるとペースが衰えた。そこに1コーナー14位から挽回してきたディーガンが迫り、最終ラップのアタックでトップチェッカー。下田は5位でフィニッシュした。
 レース3では、ショックがホールショットを獲り、ジュリアン・ボーメア(KTM)、デイビースが続いた。ディーガンは5位、下田は7位でオープニングラップを消化した。デイビースは、4周目にトップに躍り出ると独走態勢を築く。2位にはディーガンが浮上したが、総合優勝を確信しているためクルージングに徹した。チェッカーは、デイビース、ディーガン、下田の順に振られた。
 3レースの総合によるリザルトは、優勝ディーガン(1/1/2)、2位ショック(2/4/6)、3位モズマン(3/2/7)、4位下田(5/5/3)。今季2勝目を挙げたディーガンが、ウエストランキング首位に浮上した。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResults

順位 選手名 チーム メーカー 順位
1位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 1/1/2 Dunlop ユーザー
2位 37 C・ショック Muc-Off FXR Club MX Yamaha 2/4/6 Dunlop ユーザー
3位 93 M・モズマン Monster Energy Star Racing Yamaha 3/2/7 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda 5/5/3 Dunlop ユーザー
5位 36 G・マーチバンクス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 7/3/5 Dunlop ユーザー
6位 23 J・ボーメア Red Bull KTM KTM 6/8/4 Dunlop ユーザー

250SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 109 Dunlop ユーザー
2位 23 J・ボーメア Red Bull KTM KTM 103 Dunlop ユーザー
3位 100 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha 87 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda 86 Dunlop ユーザー
5位 19 J・スミス Triumph Racing Factory Team Triumph 85 Dunlop ユーザー
6位 37 C・ショック Muc-Off FXR Club MX Yamaha 85 Dunlop ユーザー

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