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450SX

ウェブが今季3勝目を挙げポイントリードを拡大!

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毎年17戦が組まれているスーパークロスの第9戦は、シリーズのセンターピースとして特別扱いされるのが常だが、今年は「アメリカのクロスロード」をスローガンに掲げるインディアナの州都が開催地となった。東に行けばコロンバス、ピッツバーグ、西にセントルイス、カンザスシティ。北にはシカゴ、デトロイト、そしては南ではナッシュビル、アトランタとつながるインディアナポリスは、まさに「十字路」と呼ぶに相応しい。
 会場のルーカスオイル・スタジアムは、巨大な切妻屋根を持つ多目的競技場で、2012年にはNFLスーパーボウルを開催し、68,658人を収容した実績がある。スーパークロスの観客数としては60,873人が最高だが、モータースポーツに縁が深いインディアポリスならではの記録である。
今回はセントジュード・チルドレンズ・リサーチ病院と提携し、“Love Moto Stop Cancer”と銘打たれた年に一度のチャリティイベントで、マシンやウエアには同病院の子供たちによるデザインや絵などが採用された。
 インディアポリスでは、狭いフロア面積に対応するためストレートを短辺に配した「ショートスタート」がポピュラーだが、今年は1コーナーがほぼ180度に設定された。タイムクオリファイで最速だったのは、450SX=48秒728=ケン・ロクスン(スズキ)、250SX=49秒044=ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)。グリップが良好なミディアム路面には轍が数多く刻まれたが、予選ヒートから決勝へとナイトプログラムが進むにつれ、深く荒れたものになることは必至だった。
 450SXのメインレース(20分+1周)は、ジャスティン・バーシア(ガスガス)のホールショットで始まった。1コーナーでは前戦デイトナにおける勝利、今大会のポールポジションと好調だったロクスンが、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)に行く手を阻まれてストップ。期待された連勝は絶望的となった。オープニングラップから繰り広げられたトップ争いは、バーシアをかわしたクーパー・ウェブ(ヤマハ)が物にする。6周目には、チェイス・セクストン(KTM)が2位に浮上したが、バーシアは離されながらも3位をキープした。
 レース中盤になると、トップスリーの間隔が広がり単独走行が続いたが、15周目にはジャスティン・クーパー(ヤマハ)が3位に躍進。その後、残り5分を切ったところでセクストンが転倒し、2位が入れ替わった。10秒以上のアドバンテージを得たウェブは、残り時間をクルージングモードで消化した後、クーパーを従えて1-2フィニッシュ。25周でチェッカーとなった決勝を制し、今シーズン3勝目を挙げた
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 21:46.751 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +08.455 Dunlop ユーザー
3位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM +12.696 Dunlop ユーザー
4位 51 J・バーシア Rockstar Energy Gasgas GASGAS +15.526 Dunlop ユーザー
5位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +25.842 Dunlop ユーザー
6位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +28.131 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 2 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 193 Dunlop ユーザー
2位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM 178 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki 167 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 144 Dunlop ユーザー
5位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 140 Dunlop ユーザー
6位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki 136 Dunlop ユーザー

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250SX

ハメイカーがスタートトゥフィニッシュ! 4年ぶりの勝利をゲット!

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今大会の250SXクラスでは、イースト/ウエスト交流戦である「ショーダウン」が実施された。メインレース(15分+1周)でホールショットを決めたのは、セス・ハメイカー(カワサキ)。イーストチャンピオンのトム・ビアル(KTM)、ジュリアン・ボーメア(KTM)、下田丈(ホンダ)が続いた。下田は3周目に3位まで躍進したが、スタート6位から追い上げてきたディーガンに抜かれた。
 僅差だったトップ争いだが、ハーフウェイマークを過ぎるとビアルの追撃が鈍り、ハメイカーが3秒ほどのリードを手に入れる。2位争いは間隔を詰めてきたディーガンに勢いがあったが、13周目にヘアピンのネットを突き破ってコースアウト。これでハメイカー、ビアル、ディーガンというポジションが決まった。トップでチェッカーを受けたハメイカーは、2021年のアーリントン以来4年ぶりとなる優勝を掌中に収めた。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 16:36.683 Dunlop ユーザー
2位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM +05.766 Dunlop ユーザー
3位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha +13.398 Dunlop ユーザー
4位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +17.883 Dunlop ユーザー
5位 100 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha +21.601 Dunlop ユーザー
6位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda +24.657 Dunlop ユーザー

250SX イースト第4戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1 T・ビアル Red Bull KTM KTM 79 Dunlop ユーザー
2位 31 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha 78 Dunlop ユーザー
3位 56 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 68 Dunlop ユーザー
4位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 67 Dunlop ユーザー
5位 41 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 53 Dunlop ユーザー
6位 10 C・ハイマス Honda HRC Progressive Honda 51 Dunlop ユーザー

250SX ウエスト第6戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 38 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 129 Dunlop ユーザー
2位 23 J・ボーメア Red Bull KTM KTM 117 Dunlop ユーザー
3位 100 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha 104 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Honda HRC Progressive Honda 102 Dunlop ユーザー
5位 37 C・ショック Muc-Off FXR Club MX Yamaha 90 Dunlop ユーザー
6位 19 J・スミス Triumph Racing Factory Team Triumph 85 Dunlop ユーザー

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