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450SX

2連勝を果たしたロクスンがランキング首位に躍り出る!

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フィラデルフィアでスーパークロスが行われるのは、今年で4度目(1980、2024、2025、2026)。初開催から44年間も空白が生じたのはAMA史上最長記録だが、アメリカ建国ゆかりの地に相応しくない珍事である。一説によると、ペンシルベニア州ではアウトドアモトクロスが盛んで、フィラデルフィアの近くに全米選手権の会場が2ヶ所(ハイポイント、スティールシティ)あったことが、スーパークロスの招致を遠ざける要因になったらしい。

 シリーズの終盤に設定されたフィラデルフィア戦は、必然的に勝負どころのラウンドになった。450SXのタイトル争いは、首位ハンター・ローレンス(ホンダ)と1点ビハインドのケン・ロクスン(スズキ)による一騎打ち。250SXイーストでは、コール・デイビース(ヤマハ)に21ポイントの蓄えがあり、今大会で初戴冠が実現しそうな勢いだった。

 リンカーン・ファイナンシャル・フィールドでは、このところ日中開催が続いていたが、今年はナイター(18:30~22:00)で実施された。昼過ぎから行われたクオリファイで最速だったのは、450=47秒260=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、250=48秒679=セス・ハメイカー(カワサキ)。路面は当初ドライだったが、2本目のセッション途中から雨が降り出した。コースコンディションの悪化に鑑み、メインレースは3分ずつ短縮され、450SXは20分→17分+1周、250SXは15分→12分+1周で実施されることになった。

 450SXのメインレースでは、ローレンスがホールショットを奪ったが、2周目にはロクスンがトップに躍り出た。早速始まった直接対決に、雨具を身にまとった観衆が沸き立つ。ドライだった予選時のラップタイムと比べると15秒ほど劣るペースだったが、ロクスンとローレンスはマディと化した路面に注意を払いながら接近戦を続けた。

 そうして迎えた8周目、ローレンスが痛恨の転倒を喫し後退。トップのロクスンを追う2位のポジションには、クーパー・ウェブ(ヤマハ)が浮上した。この時点でロクスンには8秒ほどマージンがあったが、終盤になるとウェブがスパートして急接近。残り1周を告げるホワイトフラッグが振られたときには、ウェブが1.4秒差まで迫ったが、ロクスンが逃げ切って2連勝。ローレンスは遥か後方の3位でチェッカーを受けた。

 この結果、ランキングではロクスンがローレンスを逆転して首位に浮上。シリーズポイントは、ロクスン=310、ローレンス=306。チャンピオンシップの行方は、第16戦デンバーと最終戦ソルトレイクシティに委ねられる。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Cycle Gear Suzuki 18:58.224 Dunlop ユーザー
2位 1 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha +02.427 Dunlop ユーザー
3位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda +39.780 Dunlop ユーザー
4位 17 J・サバッチー Quadlock Honda Racing Honda +53.142 Dunlop ユーザー
5位 46 Ju・ヒル Team Tedder KTM -1 Lap Dunlop ユーザー
6位 12 S・マケラス Quadlock Honda Racing Honda -1 Lap Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Cycle Gear Suzuki 310 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda 306 Dunlop ユーザー
3位 1 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 286 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Red Bull KTM KTM 255 Dunlop ユーザー
5位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 242 Dunlop ユーザー
6位 4 C・セクストン Monster Energy Kawasaki Kawasaki 195 Dunlop ユーザー

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250SX

デイビースが今季5勝目を挙げイーストチャンピオンに輝く!

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250SXのメインレースは、ホールショットを決めたハメイカーが2コーナー前で転倒…というハプニングで始まった。リーダーはデリク・ケリー(カワサキ)、そしてデイビースと入れ替わったが、3周目にリズムセクションで発生した別のクラッシュを受け、赤旗中断となった。スタート直後のレッドフラッグはよくあるが、今回は3周目まで進行していたために、2周目の順位で斜め一列に並ぶスタッガード方式が実施された。

 リスタート後は、デイビースを先頭にダックス・ベニック(ハスクバーナ)、デビン・サイモンソン(ヤマハ)、コーティ・ショック(ヤマハ)というオーダー。4周目(スタッガードスタート後2周目)には、ホールショットから最後尾に転落したハメイカーが、中断によるリセットの恩恵を生かして4位まで挽回してきた。6周目にはさらにポジションアップし、デイビース、ベニック、ハメイカーという位置につけた。ハメイカーは地元レースでのデイビースのタイトル決定を阻止すべく、2位フィニッシュを目指したが、最終ラップの転倒で3位にとどまった。

 独走のままシーズン5勝目のチェッカーを受けた瞬間、デイビースが初タイトルを獲得した。ニュージーランド人が250SXイーストチャンピオンになるのは、ベン・タウンリー(2007/カワサキ)以来の快挙である。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SX イースト第9戦Results

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 37 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha 27:25.956 Dunlop ユーザー
2位 58 D・ベニック Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +12.980 Dunlop ユーザー
3位 10 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +26.915 Dunlop ユーザー
4位 22 C・ショック Club MX Yamaha +33.330 Dunlop ユーザー
5位 25 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha +40.165 Dunlop ユーザー
6位 89 D・サイモンソン Club MX Yamaha +42.124 Dunlop ユーザー

250SX イースト第9戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 37 C・デイビース Monster Energy Star Racing Yamaha 206 Dunlop ユーザー
2位 10 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 180 Dunlop ユーザー
3位 58 D・ベニック Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 160 Dunlop ユーザー
4位 22 C・ショック Club MX Yamaha 137 Dunlop ユーザー
5位 25 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha 133 Dunlop ユーザー
6位 89 D・サイモンソン Club MX Yamaha 122 Dunlop ユーザー

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