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450SX

スーパーボウル勝利に沸き返るシアトルをトマックが制す!

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シアトルには、スーパークロスを50戦開催してきた歴史がある。かつてはダブルヘッダーが恒例だったキングドームで33戦、ルーメン・フィールドになってからは17戦。今回は51戦目となるが、その長いヒストリーに最もドラマティックだった年として、書き加えられることになるだろう。レース内容はもちろんだが、異例の悪条件を乗り越えて実現した大会だったからだ。

 今年はFIFAワールドカップに備えるため、例年のような3月~4月開催がかなわず、日程が前倒しになったことがまず一つ。さらに大変だったのは、前週カリフォルニア州サンタクララで行われたNFLスーパーボウルで、シアトル・シーホークスが優勝してしまったことだ。歓喜に沸く地元のダウンタウンでは凱旋パレードが行われたが、ルーメン・フィールドはセレモニーの場となり、水曜午後までスーパークロスの準備ができなかったのである。
 通常であればコース作りは月曜から始まり、3~4日を費やすものだが、今回は水曜からほぼ一昼夜の突貫工事となった。金曜に雨が降る天気予報に鑑み、早めにコースを完成させ防水タープで覆う必要があったからだ。もちろん金曜のプレスデー走行は中止され、降雨の影響は最低限にとどまったが、レース日の路面はウェットからドライに向かう状況で、随所にシアトルらしいワダチが発生した。いずれにしても、これほどの短時間でコースを作り上げたドラマは、後々まで語り継がれることになるだろう。

 クオリファイングセッションで最速だったのは、450=50秒600=ホルヘ・プラード(KTM)、250=49秒414=ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)。自身2度目のポールポジションを獲得したプラードだったが、クオリファイで転倒した際に肩を負傷し、ヒートレースに出走したがリタイアした。
 450SXのメインレース(20分+1周)は、クーパー・ウェブ(ヤマハ)のホールショットで始まった。2周目にイーライ・トマック(KTM)が2位、3周目にケン・ロクスン(スズキ)3位に上がると、上位グループの顔ぶれが固まった。ウェブは序盤のうちに2~3秒のリードを築いたが、やがてペースが衰えてトマックが接近。シアトルを得意とする二人(2018・2022・2023=トマック優勝/2024・2025=ウェブ優勝)の一騎打ちが始まった。

 ハーフウェイポイントを過ぎると、ロクスンも交え三つ巴のデッドヒートが白熱。14周目にはトマックがウェブをかわしてリーダーとなった。終盤のハイライトは、スタート6位から挽回してきたハンター・ローレンス(ホンダ)の追撃。ラスト3周でロクスンに仕掛けたローレンスだったが、サンドコーナーで接触して両者転倒。ローレンスはジャスティン・クーパー(ヤマハ)に先行されながらも4位でレースに復帰したが、ロクスンは再始動に時間を費やし10位となった。
 トマック、ウェブ、クーパーが表彰台に立つ。首位ローレンスのポイントリードは、ミニマムの1点となった。ランキング2位は、ロクスンからトマックに入れ替わった。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResults

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Red Bull KTM KTM 21:02.210 Dunlop ユーザー
2位 1 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha +09.265 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +15.598 Dunlop ユーザー
4位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda +20.814 Dunlop ユーザー
5位 4 C・セクストン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +30.331 Dunlop ユーザー
6位 27 M・スチュワート Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +39.897 Dunlop ユーザー

450SXPoints

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 96 H・ローレンス Honda HRC Progressive Honda 124 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Red Bull KTM KTM 123 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Cycle Gear Suzuki 113 Dunlop ユーザー
4位 1 C・ウェブ Monster Energy Star Racing Yamaha 113 Dunlop ユーザー
5位 4 C・セクストン Monster Energy Kawasaki Kawasaki 106 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 95 Dunlop ユーザー

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250SX

ディーガンが5連勝でウエスト首位をキープ!

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250SXのメインレース(15分+1周)では、マックス・アンスティ(ヤマハ)がホールショットを決めた。キャメロン・マカドゥー(カワサキ)、ラックス・ターナー(ヤマハ)を挟み、ディーガンが4位でオープニングラップを消化。地元ワシントン州が推すリーバイ・キッチン(カワサキ)は、1コーナー7位から追い上げを開始した。3周目にはディーガンがトップに立ち、セーフティリードを広げた。

 注目のキッチンは、4周目からディーガンの背後をマークしてチャンスをうかがった。中盤8周目に赤十字フラッグが提示される時間帯があり、ジャンプをなめながらディーガンに接近。10周目には攻略に成功し、キッチンが前に出た。先行されたディーガンは、しばらく冷静に追走を続けた後、15周目にスパートして逆転。これでスイッチが入ったバトルはさらに過熱し、キッチンが再逆転。しかしラスト3周にディーガンがトップの座を奪回すると、そのまま地元のフェイバリットを振り切ってチェッカーを受けた
 5連勝を遂げたディーガンは、今大会で一区切りとなる250SXウエストでランキング首位を固めた。次週アーリントンは、250SXイーストのキックオフ。昨年SMXチャンピオンとなった、下田丈(ホンダ)の今季初レースに注目したい。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


250SX ウエスト第6戦Results

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1W H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 16:10.158 Dunlop ユーザー
2位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +01.500 Dunlop ユーザー
3位 61 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha +31.654 Dunlop ユーザー
4位 34 R・ディフランセスコ Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +39.779 Dunlop ユーザー
5位 142 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +41.087 Dunlop ユーザー
6位 23 M・モズマン Monster Energy Star Racing Yamaha +49.549 Dunlop ユーザー

250SX ウエスト第6戦Points

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1W H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 143 Dunlop ユーザー
2位 61 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha 108 Dunlop ユーザー
3位 23 M・モズマン Monster Energy Star Racing Yamaha 107 Dunlop ユーザー
4位 34 R・ディフランセスコ Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 107 Dunlop ユーザー
5位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 101 Dunlop ユーザー
6位 142 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 97 Dunlop ユーザー

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