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450SMX

ポストシーズンSMX初戦をジェット・ローレンスが制す(2位/1位)

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AMAスーパークロス17戦とAMAプロモトクロス11戦を消化したアメリカで、SMX(スーパーモトクロス)ワールドチャンピオンシップが始まった。スタジアムとアウトドアの融合による真のナンバーワン決定戦は、シャーロット・モータースピードウェイ、テキサス・モータースピードウェイ、ラスベガス・モータースピードウェイで3連戦が組まれている。

 出場資格は、AMAスーパークロスとAMAプロモトクロスのシリーズポイントを合算した各クラスのトップ20に加え、圏外からラストチャンスを通過したライダーに限定される。トップ20シードには、予めアドバンテージポイントが与えられる。例えば450クラスの場合、レギュラーシーズンのSXとMXのトータルにより、1位チェイス・セクストン(KTM)=25、2位ハンター・ローレンス(ホンダ)=22、3位ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)=20…という持ち点になる。

 レースフォーマットは、20分+1周×2ヒート制で、ポイントは総合リザルトに対して付与される。総合1位=25、2位=22、3位=20、4位=18、5位=17…というスケールだ。これは第1戦のみの設定で、第2戦はダブルポイント(50、44、40、36、34…)、第3戦はトリプルポイント(75、66、60、54、51…)になるので、タイトルの行方は最後までわからない。

 シャーロット・モータースピードウェイにある、ジーマックス・ドラッグウェイに作られたコースは、テクニカルなジャンプとハイスピードを兼ね備えたレイアウトで、土質はこの地方特有の赤土。スタート地点からのスプリットレーンは、1コーナーではなく2コーナー先で合流するように、昨年よりも長く設定されていた。

 450SMXのヒート1は、イーライ・トマック(ヤマハ)のホールショットで始まった。負傷欠場からカムバックしたジェット・ローレンス(ホンダ)が背後につけたが、2周目には兄のH・ローレンスに先行を許す。トップのトマックは徐々に後続を突き放し、ハーフウェイポイントまでに5秒のリードを蓄えた。7周目にはJ・ローレンスが2位に浮上したが、トップを脅かすまでには至らず、トマックが逃げきって優勝。J・ローレンス、H・ローレンス、セクストンが続いてチェッカーを受けた。

 450SMXのヒート2では、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)がホールショットを決め、トマック、J・ローレンス、セクストンが続いた。激しい競り合いに飲み込まれたクーパーは、徐々にポジションを失い、5周目には4位まで後退。トップ争いは、トマック、J・ローレンス、セクストンによる三つ巴となった。残り3分となった10周目に、J・ローレンスがトマックを攻略。フィニッシュまで逃げきり、オーバーオールウィナーとなった。

 総合優勝のJ・ローレンス(2位/1位)、2位トマック(1位/2位)、3位セクストン(4位/3位)がポディアムに登壇。アドバンテージポイントに今回の得点を加えたランキングは、1位セクストン=45(25+20)、2位J・ローレンス=41(16+25)、3位H・ローレンス=40(22+18)となっている。
Photo: Feld Motor Sports, Inc.


450SMX Heat 1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha 13 laps Dunlop ユーザー
2位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Progressive Honda +05.099 Dunlop ユーザー
3位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Progressive Honda +08.922 Dunlop ユーザー
4位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM +12.282 Dunlop ユーザー
5位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki +21.233 Dunlop ユーザー
6位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +24.303 Dunlop ユーザー

450SMX Heat 2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Progressive Honda 13 laps Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +02.414 Dunlop ユーザー
3位 4 C・セクストン Red Bull KTM KTM +09.264 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +12.510 Dunlop ユーザー
5位 94 K・ロクスン Progressive Insurance Ecstar Suzuki +14.041 Dunlop ユーザー
6位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Progressive Honda +20.774 Dunlop ユーザー


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250SMX

ディーガンがパーフェクト! 下田丈は総合4位(3位/5位)!

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250SMXのヒート1は、ゲートダウン直後にジャリク・スウォール(トライアンフ)が転倒したため、レッドフラッグが出され再スタートとなった。オープニングラップのオーダーは、ジュリアン・ボーメア(KTM)、下田丈(ホンダ)、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)。ディフェンディングチャンピオンのヘイドン・ディーガン(ヤマハ)は、スタート9位から追撃を開始し、5周目にはセカンドグループに迫った。7周目、2位に上がったハンプシャーが転倒で脱落し、トップ3はボーメア、ディーガン、下田に入れ替わる。その後9周目にボーメアを攻略したディーガンがゴールまで逃げきり、下田は3位でチェッカーを受けた。

 250SMXのヒート2では、リーダーがニック・ロマーノ(ヤマハ)からボーメア、リーバイ・キッチン(カワサキ)と入れ替わる序盤となった。オープニング7位から追い上げたディーガンは、ハーフウェイポイントまでに3位に到達。ラストスパートでボーメアとキッチンをかわしたディーガンが、この日2度目のトップチェッカーを受けた。

 総合リザルトは、優勝ディーガン(1位/1位)、2位ボーメア(2位/4位)、3位キッチン(5位/2位)、4位下田(3位/5位)。スタート前の持ち点と今回のポイントを合算したランキングは、1位ディーガン=50(25+25)、2位キッチン=42(22+20)、3位ビアル=37(20+17)、4位下田=36(18+18)となっている。
Photo: Feld Motor Sports, Inc.


250SMX Heat 1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 13 laps Dunlop ユーザー
2位 929 J・ボーメア Red Bull KTM KTM +03.438 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Team Honda HRC Progressive Honda +08.103 Dunlop ユーザー
4位 16 T・ビアル Red Bull KTM KTM +11.344 Dunlop ユーザー
5位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +12.946 Dunlop ユーザー
6位 31 J・スミス Monster Energy Star Racing Yamaha +14.498 Dunlop ユーザー

250SMX Heat 2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 H・ディーガン Monster Energy Star Racing Yamaha 13 laps Dunlop ユーザー
2位 47 L・キッチン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +04.043 Dunlop ユーザー
3位 37 M・アンスティ Monster Energy Star Racing Yamaha +07.830 Dunlop ユーザー
4位 929 J・ボーメア Red Bull KTM KTM +10.982 Dunlop ユーザー
5位 30 下田 丈 Team Honda HRC Progressive Honda +12.333 Dunlop ユーザー
6位 31 J・スミス Monster Energy Star Racing Yamaha +16.422 Dunlop ユーザー