ポストシーズンに設けられたプレイオフ3連戦、SMX(スーパーモトクロス)ワールドチャンピオンシップのファイナルが開催された。熱戦の舞台となったのは、ザ・ストリップ・アット・ラスベガス・モータースピードウェイ。ドラッグレース場のメインスタンド前と隣接する駐車場の広大なスペースに土を盛り、スーパークロスとアウトドアの要素を併せ持つ高速コースが用意された。一部にサンドセクションもあったが、路面は概してハードパックである。
最終戦に臨むランキング上位のポイントは、450SMX=ジェット・ローレンス(ホンダ)91、ハンター・ローレンス(ホンダ)85、イーライ・トマック(ヤマハ)75。250SMX=下田丈(ホンダ)92、ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)82、セス・ハメイカー(カワサキ)78…だったが、この最終戦では総合成績に対してトリプルポイント(1位=75、2位=66、3位=60…)が付与されるので、タイトルの行方はチェッカーが振られるまで分からない状況だった。
日中に行われたタイムアタックで最速だったのは、450=1分28秒730=H・ローレンス、250=1分30秒547=ハメイカー。注目の下田は、僅差の1分30秒678を記録して、2番目のゲートピックを得た。
450SMXのモト1(20分+1周)は、H・ローレンスのホールショットで始まった。トマックを挟んでジャスティン・クーパー(ヤマハ)が3番手。ポイントリーダーのJ・ローレンスは、兄とホールショットを争うほどの好スタートを決めたが、一度トップスリーの背後に下がり様子をうかがう構えを見せた。3周目からはトマックがリーダーとなったが、ハーフウェイポイントを過ぎるとJ・ローレンスのスパートが始まる。8周目にクーパーをかわして3位、11周目には兄と入れ替わったJ・ローレンスが、12周目にトマックを攻略してトップに躍進。15周でチェッカーとなったモト1の順位は、J・ローレンス、トマック、H・ローレンスだった。
450SMXのモト2では、クーパー・ウェブ(ヤマハ)がホールショットを決めたが、2周目にはH・ローレンス、トマックに先行を許した。J・ローレンスはスタート8位と出遅れながらも、4周目には3位まで浮上。トマックから3~4秒ビハインドの位置だったが、終盤のスパートによりラスト3周で2位を確保。そこからはリーダーを深追いすることなく、H・ローレンスに続いてフィニッシュしたJ・ローレンスが、総合優勝(1位/2位)を果たした。
この結果、アドバンテージ+第1~3戦の合計ポイントは、J・ローレンス=166(22+25+44+75)、H・ローレンス=151(17+18+50+66)となり、首位の座を守ったJ・ローレンスが3年連続で戴冠。ダンロップはレギュラーシーズンに加えてプレイオフも制し、SMX3連覇を果たした。
Photo: Feld Motor Sports, Inc.