SMX(スーパーモトクロス)ワールドチャンピオンシップは、3戦からなるポストシーズンで、今年はアメリカ東部のコロンバス、西海岸のロサンジェルス、そして中部ミズーリ州リッジデールを転戦する。先週行われた第1戦はマディコンディションに見舞われたが、今週は安定した気候で定評がある開催地である。第2戦の舞台となるディグニティヘルス・スポーツパークは、ロサンジェルス郡カーソンにあるカリフォルニア州立大学内の施設で、メジャーリーグサッカーのLAギャラクシーが本拠地としている。
スーパークロスとアウトドアの融合を謳っているだけに、セクションの簡素化と高速化を図ったレイアウトが、SMXプレイオフならでは特徴だ。昨年まではドラッグレース場の観客席から見えなくなるほどの長いコース設定もあったが、今年はスタジアムのフィールド内でロングストレートやワイドコーナーを組み合わせている。さらに今週末の傾向としては、大量の砂を用いたスプリットレーンが挙げられる。直線部から最終コーナーまでの荒れた2車線路面は、サンド用タイヤのトラクション性能が問われる勝負どころとなった。
SMXのレースフォーマットは、20分+1周×2モト制で、ポイントは総合リザルトのみに付与される。第1戦は総合1位=25、2位=22、3位=20…というスケールだったが、この第2戦ではダブルポイント(50、44、40…)、最終戦はトリプルポイント(75、66、60…)になる。
450SMXのモト1では、ホルヘ・プラード(KTM)が大回りに改修された1コーナーを上手く処理し、ホールショットを決めた。2周目にはケン・ロクスン(スズキ)が、ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)をかわして2位浮上。このトップスリーが、1~2秒間隔を保ちながら後続を引き離して行った。ハーフウェイポイントを過ぎた12周目、ロクスンがプラードを攻略してトップに躍り出る。その後レース終盤に、プラードが0.5秒差まで詰め寄ったが、ロクスンが逃げ切りモトウィン。3位ディーガンに続き、スタート8位から追い上げたハンター・ローレンス(ホンダ)が4位に入った。
450SMXのモト2は、ローレンスのホールショットで始まった。オープニングラップではプラードが先行したが、2周目にローレンスがトップの座を奪い返すと、プラード、ロクスンらを従えて周回を重ねた。12周目にプラードが転倒したタイミングで、ディーガンがロクスンを抜いて2位に。独走中のローレンスに対し、3台による2位争いが激化したが、20周目にディーガンがクラッシュして脱落。チェッカーを受けたのは、ローレンス、プラード、ディーガン、ロクスンの順だった。
オーバーオールウィナーは、プラード(2位/2位)。総合2位ローレンス(4位/1位)、3位ロクスン(1位/4位)。アドバンテージシードポイントに今回の得点を加えたランキングは、1位プラード=92(22+20+50)、2位ディーガン=76(15+25+36)、3位ローレンス=76(25+7+44)となっている。
Photo: Feld Motor Sports, Inc.