- 天気:-
- 気温:-度
- 観客:-人
Asia Superbike 1000cc
Race1
セパン・インターナショナル・サーキットで開催されたAsia Superbike 1000ccは、ライダーの限界ギリギリのバトルが繰り広げられ、ONEXOX BMW TKKR TEAMのMarkus Reiterbergerが優勝を飾った。
午前中の予選では、Markusが2分05秒010で他を圧倒する速さを見せた。続いたのはYAMAHA GEN BLU RACING TEAM ASEANのKasmaで、記録は2分05秒010、3番手はHONDA ASIA-DREAM RACING WITH SHOWAのZaqhwan で、記録は2’05:771だった。
ポールのMarkusが素晴らしいスタートダッシュを切った。2番手でそれを追うZaqhwanだったが、2週目中盤に埜口がオーバーテイク、Markusが着実にスピードを上げる中、後続の順位は変わり、Andiが2番手、Zaqhwanが3番手、埜口が4番手で続いた。
後続のAzlanは先行するトップ4人との差を縮めようとするも、うまくいかず。しかし、粘り強くプッシュを続け、4週目には3番手に浮上した。Markusが操るBMW M1000 RRは、他を圧倒する速さを見せ、2番手のAzlanを大きく引き離した。
7周目終了時点で3番手につけていた埜口が、8周目の最終コーナーでAzlanをかわすも、続くZaqhwanが9周目中盤に埜口をパスして2番手に浮上した。目まぐるしく順位が入れ替わる中で、Azlanが3番手に再浮上した。トップのMarkusは後続に6秒差をつけ、圧倒的に他をリードしていた。
残り3周となり、Zaqhwan、埜口、Azlanが白熱したバトルを展開。
残り1周、AzlanがZaqhwanをかわし、埜口は4番手に落ちた。AzlanとZaqhwanが最後の追い上げを見せる中、トップのMarkusは勝利を目指してスピードを上げ、優勝を手にした。
Markusのコメントは以下のとおり「後続に8秒差をつけることができて、素晴らしいレースでした。正直なところ、マシンが完璧に仕上がっていた予選と比べると、フィーリングはあまりよくなかったです。気温の高さを考慮して、リアのセッティングを少し見直したんです。仕上がりに少し心配もありましたが、しっかり戦えたことを嬉しく思います。できる限りプッシュできましたし、結果的にマシンのセッティングもとても良かったです。チームは1-2フィニッシュでしたし、最高の結果だと思っています。。」
続くAzlanがは自己ベストの25分37秒402をマークし、Zaqhwanも自己ベストの25分37秒659を記録した。
Race2
BMW の2連勝
出光FIMアジアロードレース選手権第2戦のAsia Superbike 1000cc レース2で優勝を飾ったのはONEXOX BMW TKKR TEAMのMarkus Reiterbergerだった。ドイツ人ライダーのMarkusは、セパン・インターナショナル・サーキットを深く理解しており、レース1の勝利も実力と強さを強く物語っていた。同じくレース1で激しいバトルを見せたAzran、Zaqhwan、埜口の闘いにも注目が集まった。
レースが始まると、Zaqhwanが3番グリッドから好スタートを切ってトップにたったものの、Markusがギアをあげて、インから差し込み、すぐさま1位を奪取した。1周目終了直前に、埜口がインからZaqhwanをかわし2番手に浮上した。4番手にはKasmaが浮上したが、3週目の終盤にはAzlanがKasmaに替わり4番手となった。2日連続で独走状態となったBMWのMarkusは、5周目までに後続と0.700秒の差をつけた。
一方、もう1台のBMWは先行するホンダライダーにじりじりと接近し、かわすのは時間の問題だと思われた。BMWマシンが唯一無二の力を見せつけたレースだった。5番手で周回を重ねていたAndi Faridは、Zaqhwanに追いつき、10周目終盤には4番手に浮上した。
残り2周、勝負のカギはミスを避け、ペースをキープすることにあった。Markusは後続と3.057秒差をつけ、レース1に続いて連勝を手にするため、ゴールへと向かった。埜口がそれを懸命に追ったものの、その努力は実を結ぶことはなかった。Andiも最終ラップで先を行くAzlanとの差を埋めようとしたものの、これも結果にはつながらなかった。Markusは自己ベストの25分23秒219で勝利した。レースをふり返りMarkusは以下のようにコメントした「今週末はレース1、2と最高の結果を手にすることができて、本当に嬉しく思っています。一方で、ライバル達を常に意識しています。彼らは本当に競争力が高いからです。彼らに勝つにはいつも全力で戦う必要があります。最後の2周では少し余裕があったので、スピードをあげました。このウィークは最高のものになりましたし、チームに感謝しています。次戦はSUGOです。一度も走ったことがないのでタフな戦いになると思いますが、楽しみにしています。」
2番手にはSDG MS HARC-PRO.HONDA.PHの埜口がつけた。記録は25'27:255s.。3番手にはONEXOX BMW TKKR TEAMのAzranが25分31秒070で入った。
ASB1000クラス RACE1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | MARKUS REITERBERGER | ONEXOX BMW TKKR Team | BMW | 25:29.424 | |
2位 | AZLAN SHAH KAMARUZAMAN | ONEXOX BMW TKKR Team | BMW | 25:37.402 | |
3位 | MD ZAQHWAN BIN ZAIDI | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 25:37.659 | |
4位 | HARUKI NOGUCHI | JPN SDG MS Harc-Pro.Honda.Ph. | HONDA | 25:38.038 | |
5位 | ANDI FARID IZDIHAR | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 25:38.261 |
ASB1000クラス RACE2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | MARKUS REITERBERGER | ONEXOX BMW TKKR Team | BMW | 25:23.219 | |
2位 | HARUKI NOGUCHI | SDG MS Harc-Pro.Honda.Ph. | HONDA | 25:27.255 | |
3位 | AZLAN SHAH KAMARUZAMAN | ONEXOX BMW TKKR Team BMW | BMW | 25:31.070 | |
4位 | ANDI FARID IZDIHAR | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 25:31.656 | |
5位 | MD ZAQHWAN BIN ZAIDI MAS | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 25:33.011 |