国別対抗戦2018 トライアル・デ・ナシオン

日本代表チームは世界4位

トライアル世界選手権の最終戦終了後に開催される年に一度の国別対抗戦トライアル・デ・ナシオンが、9月22日(日)にチェコ共和国のソコロフにて行われ、日本代表チームが強豪チームが揃うワールドクラスに出場した。
今年日本代表に選ばれたのは、2016年世界2位、2017年世界3位となった時と同じダンロップタイヤを履く小川友幸選手と黒山健一選手、そして藤波貴久選手の3人。デ・ナシオンは昨年から予選が開催され、日本はこの予選にて1位を獲得。決勝では他チームのライディングをチェックできる一番最後のスタートとなった。
予報通り決勝は雨となり、セクションの難易度は若干下げられたが、それでも例年以上に難しく、雨というコンディションも加わり、どのチームも苦戦をしいられる戦いとなった今大会。日本チームは小川・黒山・藤波の順でセクションにトライしていったが、1ラップ目第1セクションでの減点10(5×2)など、減点を重ねてしまい、2位争いをしていたイギリス・フランスのライバルチームとの差は僅差に。加えて1ラップ目にてセクションの渋滞の影響もあり、タイムオーバー分が20ポイント加算され、1ラップ目終了時点での順位は4位へと後退してしまう。
2ラップ目に入ると、黒山選手が土の斜面を上って下るという第4セクションにて激しく転倒、これによってマシンと体にダメージを受けてしまう。しかし、黒山選手はマシンを修復し、可能な限りセクションを進み、小川選手は疲労の顔を見せていたもののチームを支えるため、果敢に難セクションにトライしていった。結果、残念ながら3年連続での表彰台には及ばなかったものの日本チームは4位でゴールを果たした。

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