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MOTO2

リンス選手がロウズ選手を抑えて、今季初優勝を決める

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第3戦の開催地は、アメリカ南部、テキサス州オースチンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。1.2キロのストレートを持つ約5.5キロのコースだ。
ダンロップは前回と同じ、フロントにソフト1、ハード2、リアにハード3、ハード4を用意した。
土曜日の予選は、セッション中盤から雨が降り出すコンディションとなる。難しい状況の中、A・リンス選手(KALEX)が今季初のポール・ポジションを獲得した。
「いい感じで走れているよ。ポール・ポジションを取れてうれしい。ザルコ選手やロウズ選手も速いから大変なレースになると思うけど。いいレースをしたいね」とリンス選手。
続いて、J・ザルコ選手(KALEX)、S・ロウズ選手(KALEX)と続く。
中上貴晶選手(KALEX)は6位2列目につけた。
「フロント・ローに届かなかったが、昨日からさらに自己ベスト・タイムを更新できた。バイクのフィーリングはいい。上位陣のタイムは接近しているので、明日はしっかりと序盤からペースを上げて表彰台を狙いたい」と中上選手は話した。

決勝当日は曇りだったが、ドライ・コンディションで決勝を迎えた。
スタートよく飛び出したのはリンス選手で、ザルコ選手、D・アーゲター選手(KALEX)、ロウズ選手、J・フォルガー選手(KALEX)、中上選手と続く。
リンス選手はすぐに引き離しにかかり、ロウズ選手が追いかけていく。3位争いは、ザルコ選手、アーゲター選手、T・ルティ選手(KALEX)、中上選手、S・コルシ選手(SPEED UP)など6台が繰り広げていく。
中盤に入っても、リンス選手とロウズ選手はコンマ5秒ほどの差で続く。3位争いはザルコ選手、ルティ選手、アーゲター選手を中心に展開されていく。
レース終盤に入ると、リンス選手は着実にロウズ選手を離していき、今季初優勝を飾った。
続いて、ロウズ選手が2位でチェッカー。
3位争いは、終盤ザルコ選手が集団から抜け出して表彰台をつかんだ。
また、中上選手は終盤まで3位争い集団に加わっていたが、残り4周でコルシ選手と接触して転倒。すぐに再スタートしたが15位に留まった。

PhotoGallery


優勝
A・リンス選手(KALEX)

「最初からプッシュしていったよ。ずっとロウズ選手が追いかけてきたので、ずっと限界まで攻めていった。アメリカでも多くのファンが応援してくれてうれしかった。次はホーム・ラウンドのスペインだから、またがんばります」

2位
S・ロウズ選手(KALEX)

「中盤まではいい感じで走れていたんだけど、ラスト4周はけっこうきつかった。リンス選手のペースはすごく速かったから、追いつくことはできなかった。前回に続いて表彰台に上がれたからよかった」

3位
J・ザルコ選手(KALEX)

「序盤、ペースを上げられなくて、前の2人についていけなかった。でも、終盤はいいペースで走れた。ここは僕らにとっては難しかったけど、表彰台で終われたからよかった。アルゼンチンからの2戦でいろいろ学ぶことができた。少し休んで、次のへレスに備えます」

15位
中上貴晶選手

「今日はスタートもよく3番手争いの集団の中で気持ちよく走れていた。リンス選手とロウズ選手には逃げられてしまったが、グループの中でトップ・フィニッシュする自信はあった。終盤になってザルコ選手の後ろまでポジションを上げたが、ラスト4周となった1コーナーでコルシ選手とぶつかって転倒してしまった。転倒がなければ絶対に表彰台に立てたと思うので悔しいです」


MOTO2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX '41.22.174 Dunlop ユーザー
2位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '41.24.265 Dunlop ユーザー
3位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '41.29.911 Dunlop ユーザー
15位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '41.49.772 Dunlop ユーザー

MOTO2Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX 47 Dunlop ユーザー
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 46 Dunlop ユーザー
3位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 45 Dunlop ユーザー

※第3戦終了時点


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MOTO3

フェナーティ選手が今季初勝利をつかむ

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Moto3クラスも前回と同じ、フロントにソフト&ミディアム、リアにソフトS1、ミディアムM1を供給した。
予選は、ウェット・コンディションで始まり、終盤はハーフウェットとなる難しいコンディションとなった。
ドイツ人のP・エッテル選手(KTM)はスリック・タイヤで好タイムを出すと、初のポール・ポジションを獲得した。
「トリッキーなコンディションだったね。ポール・ポジションをとれたなんてラッキーだった。明日はトップ10を狙っていきたい」とエッテル選手は話した。
J・ナバーロ選手(HONDA)が2位、E・バスティアニーニ選手(HONDA)が3番手に続く。
鈴木竜生選手(MAHINDRA)は13位、尾野弘樹選手(HONDA)はフリー走行3回目に転倒し、去年痛めた右足を亀裂骨折してしまった。ケガを押して走行し、16位となる。
「転倒して、去年のチェコで骨折した箇所にケガを負ってしまい、痛み止めを飲んで走った。うまくセットアップできずに16位となってしまった」と尾野選手。

決勝レースはナバーロ選手の好スタートで始まった。後ろからエッテル選手、フェナーティ選手などが続く。
ナバーロ選手は引き離しにかかり、フェナーティ選手とエッテル選手が2位争いを展開。フェナーティ選手は2位に上がると、すぐにトップのナバーロ選手を追いかけ始める。
8周目、フェナーティ選手はナバーロ選手を猛追。トップを奪うと、すぐに引き離しにかかる。ナバーロ選手は単独2位となる。
3位争いは、エッテル選手、F・クアタラーロ選手(KTM)、B・ビンダー選手(KTM)が繰り広げていく。
レース後半に入ると、トップのフェナーティ選手は約3秒のリードを奪う。2位ナバーロ選手の後ろでは、クアタラーロ選手とエッテル選手が競り合っていくが、クアタラーロ選手はマシン・トラブルのためにスローダウン。終盤、エッテル選手に、ビンダー選手が迫っていく。
トップのフェナーティ選手は、そのまま今季初優勝を達成。
続いてナバーロ選手が2位でチェッカーを受ける。
終盤、2位争いは、エッテル選手とビンダー選手の戦いとなり、ラスト・ラップでビンダー選手が前に出ると3位を獲得。3戦連続の表彰台でランキング・トップに立っている。
また、鈴木選手は19位。尾野選手はレース中に危険走行のペナルティを受け、25位に終わった。

PhotoGallery


優勝
R・フェナーティ選手(KTM)

「ナバーロ選手が最初速かった。僕は諦めずに走っていったらだんだんと追いついたんだ。トップに立ってからもゴールラインまで集中していった。後ろとの差を守って勝てて本当にうれしいよ」

2位
J・ナバーロ選手(HONDA)

「ナバーロ選手が最初速かった。僕は諦めずに走っていったらだんだんと追いついたんだ。トップに立ってからもゴールラインまで集中していった。後ろとの差を守って勝てて本当にうれしいよ」

3位
B・ビンダー選手(KTM)

「ナバーロ選手が最初速かった。僕は諦めずに走っていったらだんだんと追いついたんだ。トップに立ってからもゴールラインまで集中していった。後ろとの差を守って勝てて本当にうれしいよ」

25位
尾野弘樹選手(HONDA)

「ナバーロ選手が最初速かった。僕は諦めずに走っていったらだんだんと追いついたんだ。トップに立ってからもゴールラインまで集中していった。後ろとの差を守って勝てて本当にうれしいよ」


MOTO3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM '41.14.868 Dunlop ユーザー
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA '41.21.480 Dunlop ユーザー
3位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '41.25.403 Dunlop ユーザー
19位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '41.55.028 Dunlop ユーザー
25位 尾野弘樹 Honda Team Asia HONDA '42.34.309 Dunlop ユーザー

MOTO3Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 B.BInder Red Bull KTM Ajo KTM 52 Dunlop ユーザー
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 49 Dunlop ユーザー
3位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM 38 Dunlop ユーザー

※第3戦終了時点