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MOTO3
地元のカネット選手が初優勝を決める
Moto3クラスにも、ソフトめのタイヤを選択。フロントにソフトS、ミディアムM、リアにソフトS1、ミディアムM1を供給した。
予選では、J・マルティン選手(HONDA)が開幕戦カタール以来のポール・ポジションを獲得した。
「今年になって2度目のポール・ポジションをとれてうれしい。今日は、ハード・タイヤでいいペースで走れた。マシンの状態は完ぺきです。いいレースをする自信があります」とマルティン選手。
続いて、A・カネット選手(HONDA)が2位、前戦のウィナーR・フェナーティ選手(HONDA)が3位フロント・ローに並ぶ。
鈴木竜生選手(HONDA)は、自己最高の7位。
「自己ベストを更新できてうれしい。さらにタイムを更新しようと欲を出しすぎて、最後は転んでしまった。リヤ・タイヤにハード側の選択となるミディアムで走るとタイムを出せるので、決勝に向けていい状況だと思う」と鈴木選手。
佐々木歩夢選手(HONDA)15位。鳥羽海渡選手(HONDA)28位となっている。
佐々木選手は「セッション序盤は順調にタイムを出せたが、終盤は、ミスをしてタイムを更新できなかった。ペースは悪くないので追い上げのレースができると思う」とコメント。
鳥羽選手は「うまくタイムを出すタイミングを逃してしまい、28位に終わった。決勝レースは後方からのスタートになるが、マシンの状態はよく、ペースは悪くないので、明日はポイント獲得を目標にがんばります」と話した。
決勝が始まると、マルティン選手がホール・ショット。後ろからフェナーティ選手、カネット選手、J・ミル選手(HONDA)などが続く。
序盤からフェナーティ選手、マルティン選手、M・ラミレス選手(KTM)、D・ビンダー選手(KTM)、ミル選手を中心に激しい競り合いを展開。上位12台が僅差で続く。
レース中盤に向けて、フェナーティ選手、ラミレス選手、ビンダー選手がトップを入れ替えていくが、トップ集団は12台が密着したまま周回を重ねる。
11周目、2位につけていたビンダー選手がクラッシュして後退。
後半に入に入ると、ラミレス選手、ミル選手、フェナーティ選手、カネット選手など8台の戦いとなる。
ラミレス選手、フェナーティ選手を中心にトップ争いは展開される。
残り3周になると、カネット選手、ラミレス選手、フェナーティ選手、ミル選手に絞られる。
ラストラップ、ミル選手が前に出るがコーナーで振られると後退。最終コーナーで前に出たカネット選手が地元で初優勝を決めた。
フェナーティ選手は僅差の2位。ミル選手は3位表彰台をゲットした。
また、佐々木選手は15位で初ポイントを獲得。鳥羽選手は17位。
鈴木選手は、1周目に他者と接触して転倒してしまった。
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優勝
J・カネット選手(HONDA)
「母の日に優勝できたので、最高のプレゼントになった。今日はとても難しいレースでした。すごいバトルで、抜いてもすぐに抜き返された。こういう状況のレースで前に出るのは簡単ではないが、ヘレスは得意なので、ブレーキングで前に出るのはそれほど難しくなかった。最終ラップの最終コーナーの戦いになることは分かっていたし、作戦通り最後のブレーキングで前に出ることができた」
2位
R・フェナーティ選手(HONDA)
「今日は厳しいレースだった。すごい抜き合いだったし、目まぐるしくポジションが入れ替わった。1周がとても長く感じた。優勝はできなかったけど、とても楽しかったし、チャンピオンシップでも2位に上がった。次のル・マンがとても楽しみ。次も表彰台に立てるようにがんばります」
3位
J・ミル選手(HONDA)
「3位という結果に満足しているが、悔しいレースだった。今日はいい位置でレースを戦えていたし、最終ラップのコース終盤では後続を引き離そうとしていたが、フェナティ選手に抜かれてしまった。最終コーナーでハード・ブレーキングで彼を抜いたが、さらにイン側にカネット選手がいるのに気づかなかった。バック・ミラーがあればよかった。3位でフィニッシュできたことで多くのポイントを獲得し、首位をキープできたからよかった」
15位
佐々木歩夢選手(HONDA)
「気温も路面温度も上がったことで、苦しい戦いになった。タイトなコーナーでの走りが難しくて遅れをとってしまった。それでも前半は、高速コーナーで取り戻していたが、後半は厳しい走りになり、15位でフィニッシュするのがやっとだった。望んでいた結果ではなかったが、ポイントをとれたことはよかった」
17位
鳥羽海渡選手(HONDA)
「決勝に向けてマシンの状態はよく、とても気持ちよく走れるようになっていた。グリッドが悪かったことで、序盤、なかなか前に出られず、それが最後まで影響した。アメリカ、そしてスペイン戦と、予選での失敗が決勝で力を発揮できない原因になった。この課題を克服して、次のフランス戦に挑みたいです」
リタイア
鈴木竜生選手(HONDA)
「7番グリッドからいいスタートが切れたが、オープニング・ラップの6コーナーでアントネッリ選手にぶつけられて転んでしまった。再スタートを切ったが、転倒したときにエンジンにもダメージがあり、ピットに戻ってリタイアした。すごく残念です。これで2戦連続のリタイア。運のないレースが続いているけど、次のフランスではうっぷんを晴らしたいです」
MOTO3Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | A.Canet | Estrella Galicia 0,0 | HONDA | '41.25.706 | |
2位 | R.Fenati | Marinelli Rivacold Snipers | HONDA | '41.25.737 | |
3位 | J.Mir | Leopard Racing | HONDA | '41.25.861 | |
15位 | 佐々木歩夢 | SIC Racing Team | HONDA | '41.39.768 | |
17位 | 鳥羽海渡 | HONDA Team Asia | HONDA | '41.46.405 |
MOTO3Point
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | J.Mir | Leopard Racing | HONDA | 74 | |
2位 | R.Fenati | Marinelli Rivacold Snipers | HONDA | 65 | |
3位 | J.Martin | Del Conca Gresini Moto3 | HONDA | 59 |
※第4戦終了時点