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Moto2

バグナイア選手がMoto2初優勝を果たす

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2018シーズンも中東カタール・ドーハで、オープニング・ラウンドを迎えた。ダンロップは、2010年からMoto2クラスのオフィシャル・サプライヤーとして、全チームにタイヤを供給している

昨年のランキング上位2人がMotoGPクラスにステップアップ。新たな上位争いが期待されるなか、初戦のポール・ポジションを獲得したのは、A・マルケス選手(KALEX)。
「ポール・ポジションでシーズンをスタートすることになり、とてもうれしい。強風と路面のホコリで難しいセッションだった。明日がどのようなコンディションになっても、準備は整っています」とマルケス選手。
続いて、L・バルダッサリ選手(KALEX)は自己最高の2位、F・バグナイア選手(KALEX)が3位につける。
また、長島哲太選手(KALEX)は26位につけた。
「明日のレースは26番グリッドなので、1周目がカギになると思う。体力の続く限り攻め続けてポジション・アップを狙います」と長島選手。

決勝レースがスタートすると、バグナイア選手がホール・ショット。後ろからバルダッサリ選手、マルケス選手が続く。
トップのバグナイア選手はそのまま引き離しにかかり、バルダッサリ選手、マルケス選手が僅差で続く。4位以下は徐々に離されていく。
レース中盤、バグナイア選手はトップをキープ。バルダッサリ選手、マルケス選手が約コンマ5秒後方で2位争いを繰り広げる。
レース後半、バグナイア選手、バルダッサリ選手、マルケス選手は、それぞれコンマ5秒前後の差で続いたが、15周目にマルケス選手はコーナーで大きくはらんでしまい後退。4位のM・パシーニ選手(KALEX)がマルケス選手との差を詰める。
終盤は、バグナイア選手とバルダッサリ選手が一騎打ち。マルケス選手とパシーニ選手の3位争いとなる。
ラスト・ラップに入るとバグナイア選手とバルダッサリ選手はテール・トゥ・ノーズとなる。コース後半でバルダッサリ選手がアタックして前に出るが、すぐにバグナイア選手がトップを奪い返してそのままチェッカー。Moto2初優勝を果たした。
続いて、マルケス選手がパシーニ選手から3位を守り切り、表彰台の最後の一角を死守した。
また、長島選手は21位でレースを終えている。

PhotoGallery


優勝 F・バグナイア選手(KALEX)

「ハード・コンパウンドのタイヤを選んで、うまくいった。昨年と比べるとフル・タンクの序盤のマネジメントがうまくいった。力強くスタートしたが、マルケス選手とバルダッサリ選手が差を詰めてきたので、終盤は隙を作らないようにした。この勝利をここまで僕をサポートしてくれたすべての人にささげたいです」

2位 L・バルダッサリ選手(KALEXX)

「シーズン最初のレースで2位になれて、新しいチームのスタートなので、とてもうれしい。レース・ウイークを通して調子よかった。優勝を狙っていた。最終ラップでリードしたとき、ブレーキングでミスをしてトップをキープできなかった。2位でも、とてもいい結果だと思う」

3位 A・マルケス選手(KALEX)

「今日はブレーキに問題があり優勝できなかったが、ポール・ポジションと3位だからうれしい。中盤、エンジンがまるでロックしたような感じになった。リアのディスクが赤く焼けているのが見えた。明らかにパッドが張り付いた状態だったので、それからは3位でフィニッシュできるよう、リア・ブレーキを使わず、リズミカルに走った。シーズン最初のレースでポイントを獲得することができてよかった」

19位 長島哲太選手(KALEX)

「予選グリッドがよくなかったのが厳しかった。今大会はついていなかったと思うし、残念な結果だった。次のアルゼンチンは、どちらかといえば苦手なサーキットのひとつだが、フリー走行、予選をしっかり走って、いいグリッドから決勝に挑みたい」


Moto2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 F.Bagnaia SKY Racing Team VR46 KALEX '40.19.802 Dunlop ユーザー
2位 L.Baldassarri Pons HP40 KALEX '40.19.914 Dunlop ユーザー
3位 A.Marquez EG 0,0 Marc VDS KALEX '40.25.427 Dunlop ユーザー
21位 長島哲太 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.55.771 Dunlop ユーザー

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Moto3

マルティン選手が接戦を制して開幕優勝を決める

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ダンロップは、Moto3クラスに2012年よりオフィシャル・サプライヤーとして全チームにタイヤを供給している。

Moto3クラスも昨年のランキング上位2人がMoto2クラスにステップ・アップし、新たなシーズンが始まった。
ポール・ポジションを獲得したのは、チームを移籍したN・アントネッリ選手(HONDA)。
「昨年は厳しいシーズンだったので、自分の力を証明できて、とてもうれしい。決勝レースはとても厳しい戦いになると思う。最終ラップの位置取りがとても重要です。目標は表彰台に立つことです」とアントネッリ選手。
続いて、J・マルティン選手(HONDA)が2位、G・ロドリゴ選手(KTM)が3位に続く。
日本勢では、佐々木歩夢選手(HONDA)が4位、鳥羽海渡選手(HONDA)5位。
佐々木選手は、「9コーナーでミスしてしまった。ミスをしなければトップ3に入れたと思う。明日は予選の順位より上、表彰台を狙います」とコメント。
鳥羽選手は、「予選で、思いきり攻めることができた。監督の青山(博一)さんから受けたアドバイスをしっかり念頭に置いてライディングも工夫した。最後に佐々木選手に抜かれたのは悔しいが、明日は一緒にトップ争いしたい」と語った。
初のフル参戦となる真崎一輝選手(KTM)は19位。「トップ15を狙っていたので悔しい。もう少しセッティングを詰めて、トップ10に入れるようにがんばります」と真崎選手は語った。
一方、鈴木竜生選手(HONDA)は初日の転倒で右手首を負傷して欠場となった。

決勝レースはアントネッリ選手のホール・ショットで始まるが、すぐにマルティン選手がトップに浮上。後ろからロドリゴ選手、アントネッリ選手などが続く。
マルティン選手はすぐに引き離しにかかる。トップのマルティン選手を追いかけていったのは、予選7位3列目スタートのA・カネット選手(HONDA)と、予選10位のE・バスティアニーニ選手(HONDA)の2台だった。

マルティン選手、バスティアニーニ選手、カネット選手の3台は僅差のトップ争いを繰り広げるが、6周目にバスティアニーニ選手は転倒してしまう。
これで、マルティン選手とカネット選手の戦いとなり、後続とは5秒以上の差をつける。

終盤に入ってもマルティン選手とカネット選手は接戦を展開。マルティン選手は最後までトップを守り切り、開幕優勝を決めた。
また、3位争いも7台による混戦となり、L・ダラ・ポルタ選手(HONDA)がアントネッリ選手を抑えて初の表彰台3位をつかんだ。
鳥羽選手は自己最高の7位を獲得。佐々木選手は8位でフィニッシュ。真崎選手はポイント圏内13位に入った。

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優勝 J・マルティン選手(HONDA)

「朝のウォーム・アップで転倒したので、ケガはなかったが気分的にも難しかった。でも、決勝ではいいスタートを切って、最初の10周は全力でプッシュした。その後、カネット選手との戦いになった。最終ラップは、僕の方が少し速いパートがあったので全力を出した。開幕戦で優勝するのはとても重要だと思う。この先のレースでも優勝争いしたいです」

2位 A・カネット選手(HONDA)

「スタート直後は9番手か10番手を走っていたが、トップ・グループに追いつくようにがんばった。マルティン選手がリードしていたが、追いつくことができた。最後のストレートで抜く作戦だった。でも、最後は向かい風でうまくいかず、彼のスリップ・ストリームに入っても抜けなかった。でも、2位になれてうれしい」

3位 L・ダラ・ポルタ選手(HONDA)

「トップ・グループに入って最後まで戦いたいと思っていたので、この結果はうれしいです。残り2周の最終コーナーを3番手で抜けて、フィニッシュ・ラインまでポジションをキープできた。オフの間にしっかりトレーニングしてきた成果がでたと思う」

7位 鳥羽海渡選手(HONDA)

「スタートはよかったが、他の選手に比べてギアをロングにしたことが影響して、序盤は苦労した。前で転倒者も出て遅れたが、それからは落ち着いて順位を上げることができた。今日は初めて表彰台争いに加われ、いろいろ勉強になった。マルティン選手やカネット選手に比べて序盤のペースの遅さが課題だと感じた。次のアルゼンチンは、去年ベスト・リザルトの10位になったサーキットなので、さらに上を狙いたい」

8位 佐々木歩夢選手(HONDA)

「序盤、フル・タンクのときにいいフィーリングがなかった。それはウォーム・アップでも感じていたので、それに対処したセッティングでスタートした。燃料が軽くなれば、絶対に3番手争いのグループに追いつくと思っていた。終盤はグループの中で、それほどプッシュしなくてもついていける状態だった。しかし、最終ラップに入るストレートで、6台くらいに抜かれ9番手まで下がってしまった。終盤の位置取りが悪かったのが今日の反省点。でも、今回は予選で4番手、決勝も表彰台争いができたのでよかった」

13位 真崎一輝選手(KTM)

「昨日セッティングを変えてから、状態はよくなった。予選でいいタイムを出せず、グリッドが後ろになったので厳しかった。レースではトップ10に入れなかったのは残念だったが、後方から追い上げることはでき楽しいレースだった。次のアルゼンチンは初のコースなので、攻略できるようにがんばります」


Moto3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 J.Martin Del Conca Gresini Moto3 HONDA '38.18.207 Dunlop ユーザー
2位 A.Canet Estrella Galicia 0,0 HONDA '38.18.230 Dunlop ユーザー
3位 L.Dalla Porta Leopard Racing HONDA '38.24.953 Dunlop ユーザー
7位 鳥羽海渡 HONDA Team Asia HONDA '38.25.153 Dunlop ユーザー
8位 佐々木歩夢 Petronas Sprinta Racing HONDA '38.25.205 Dunlop ユーザー
13位 真崎一輝 RBA BOE Skull Rider KTM '38.27.036 Dunlop ユーザー